13.雄国山スノーシュー

1.動 機
スノーシューは昨年2月水戸アルパインで栂池高原に連れて行ってもらったのが初めてだったが、綺麗な雪景色を堪能できて面白かった。今年も何回か計画があるので、今回自前の用具も調達してスノーシューによる雄国山(1271m)登山に参加申込みをした。
奥様は雪のあるところは寒いと言って敬遠するので、スノーシューだけは一人参加である。

2.データ
a)山域:雄国山(1271m)
b)登山日:2004/01/18(日)曇後晴 (前夜発)
c)コースタイム: 
17日:勝田西口20゚00'=常磐道=磐越道=猪苗代IC=24゚00' 早稲沢民宿(泊)
18日:民宿8゚20'=8゚55' 雄子沢登山口9゚05'----10゚55' 雄国沼避難小屋11゚25'----12゚05'雄国山山頂12゚20'----14゚15' 分岐14゚20'----14゚55' ラビスパ裏磐梯15゚15'=15゚40' 裏磐梯ロイヤルホテル(入浴)16゚35'=17゚40' 阿武隈高原SA18゚15'=20゚00'水戸着
d)同行者:水戸アルパイン総勢14名が(男性8名、女性6名)
e)地形図:1/25000「磐梯山」

3.山行記録
a)ドライブ
17日19時10分に日立の計算センター前バス停でいつもの様にトップでバスに乗り込み、勝田、水戸で総勢18名が揃った。男性10名、女性8名であるが、4名は猫魔スキー場でスキーをする人だった。
常磐道、磐越道を走り猪苗代ICで下りて裏磐梯に向かい、桧原湖湖畔のわかさぎ釣りの綺麗な彩の明かりをつけたテントを眺めながらドライブし、24時に早稲沢民宿村の温泉宿森川荘に到着した。深夜だが早速温泉に入り、宿でサービスしてくれたどぶろくをちびりちびりやりながら1時まで話し込んでいた。

b)登り
翌朝起きると空は曇っていたが、7時30分の朝食前に、湖畔近くまで散歩してみた。一面雪景色の部落の風景が嬉しかった。8時20分に宿を出たバスは裏磐梯のコンビニに立ち寄って、それぞれに好みの昼食を買い込み、登山口の雄子沢に9時に到着した。スキーを楽しむ人達はそのバスで猫魔スキー場に向かった。
沢沿いに緩い傾斜で登って行ったが、夏の登山道は少し上を通っているとのことだった。一昨年春、下山御夫妻に案内されて猫魔ケ岳から雄国沼に入り、一面のニッコウキスゲを楽しんだが、このときこの辺を歩いたはずだが記憶が定かでない。道の半分は単調なアルバイトだったが、高度が上がってくると、周りの木々が全部雪を纏って美しい樹氷になっていて、シャッタを押すのが忙しくなった。
2時間ほど歩いて避難小屋に着いた頃はまだ曇ったままで、雄国沼も猫魔ケ岳も雲の中だったが、小屋で昼食をとっているうちにだんだん晴れ渡ってきて、猫魔岳も雄国山も綺麗に見えてきた。雄国沼も真っ白で、その上を歩いている人が見えた。昼飯もそこそこに早速シャッタを押し捲る。晴れている間に歩くべしと、予定の昼食時間を短縮して、11時25分には出発となった。青空をバックの樹氷は一段と華やかで綺麗だった。


樹林を抜けると、雄国山の斜面は一面真っ白な銀世界。ここにシュプールを描けたら最高だろうなあ、と実力を伴わないことを想像しながら登った。広い斜面はどこを歩いてもよさそうなものだが、みんな前の人の足跡を忠実に辿って歩くので、真っ白な雪面に綺麗な一本の線が出来てくる。振り返ると、猫魔の上に磐梯山も頭を出してきて、雄国沼を前においた雪山連山のパノラマが一層立派になってきた。山頂近くなると、樹氷のモンスター列も現れ、中には見事な海老の尻尾をつけたものもあった。

c)山頂
山頂には12時5分過ぎに到着した。立派な展望台の手すりや柱の全部に大きな海老の尻尾がくっついていて、面白い造形になっていた。スノーシューを脱いで展望台に登って記念写真を撮ってもらう。安達太良連峰から南側は展望が広がっていたが、登山道の反対側の吾妻連峰から飯豊連峰あたりは深い雲の中だった。山頂標識の前で集合写真を撮って、12時20分に下山にかかった。

d)下り
下りはラビスパ裏磐梯に向かって下りた。 下りは反対側の上りに比べて随分とらくちんだ。軟らかい雪の上では、下りは夏山よりももっと気分がいい。新雪を踏む快感を味わったら人の足跡を踏む気分になれず、ずっと踏み跡を少し外れて歩いた。雪の森の中では登山道が見えないので、トップはルート選択に苦労しながら歩いているはずだが、後を付いて歩く我々は気楽なものだ。2時間下ったところに西ルートと東ルートの分れがあり、東ルートを下った。 一部急斜面のトラバースがあったが、オオシラビソの樹氷の間を気分よく歩くことができた。少し舗装道を歩いて、15時少し前にラビスパ裏磐梯に到着した。
この時になって、吾妻連峰や飯豊連峰も姿を現してきて嬉しくなり、バスに乗る前にシャッタをきった。

e)帰途
入浴予定のラビスパ裏磐梯のボイラが故障していて、裏磐梯ロイヤルホテルで1時間ほど入浴した。16時35分出発して、阿武隈高原SAのラーメンでお腹を満足させ、20時ころ水戸に帰った。



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