14.三ツ峠山

1.動 機
三ツ峠山(1786m)は、去年の年初めに「今年登りたい山」を考えているとき、八ケ岳に登る前日の手頃な山としての候補だった。中央高速から近い北登山口から周回路を歩いて5時間、富士山の展望が売り物の山だった。去年は果たせなかったので、今年こそはと思っていたが、水戸アルパインの計画に上がったので参加を申し込んだ。
当初計画は表側の達磨石駐車場から登り始めて、府戸尾根を下ってロープウエーで河口湖畔に下りるという、マイカーでは歩きにくいコースであり魅力的だった。バスが達磨石まで入れないとの情報が入って、登山口は北登山口に変更になった。

2.データ
a)山域:三ツ峠山(1785m)
b)登山日:2004/01/25(日)晴(前夜発)
c)コースタイム: 
水戸南口発24日22゚30'=2゚30' 河口湖PA5゚45'=5゚55' トンネル前=タクシー=6゚05' 北登山口6゚20'----7゚45' 三ツ峠山荘8゚00'----8゚20' 三ツ峠山頂8゚30'----8゚40' 四季楽館9゚20'----10゚35' 鉄塔10゚40'----11゚55' 天上山12゚00'----12゚05' 山頂駅12゚15'=ロープウエー=12゚20' 山麓駅----(ほうとう)=日帰り入浴=河口湖IC=大月JCT=守谷SA(夕食)=19゚20' 水戸
d)同行者:水戸アルパイン14名(女性10、男性4)、和子
e)地形図:1/25000「河口湖東部」

3.記 録
a)ドライブ
日立の計算センタ前で24日21時15分にバスにのり、勝田、水戸で同行者も乗ってきて、総勢18名(女性13、男性5)が揃って河口湖畔の駐車場に2時30分に到着して仮眠する。5時起床で持参の朝ご飯を食べて、5時45分発、バスでR137を御坂トンネル入口まで入り、ここからはタクシーに分乗して旧道を登山口まで入った。タクシー2台がピストンして、全員が登山口に集合したのは6時20分だった。途中きれいな富士山が見えたが、運転手によると赤富士になるのは7時前で、もう少し後とのことだった。

b)登り
北登山口からは車も走れる林道で雪も除雪されていて歩きやすい。いつのまにか先頭を歩いていて、ゆっくりペースで歩いた積りだったが、早く富士山を見たくて気が急いたか、後で皆さんから速すぎたと言われ評判が悪かった。
1時間25分(ガイドブックで1時間30分)で三ツ峠山荘に着き、富士山を始めて拝み、美しい姿にみんな歓声を上げた。シャッタも盛んに押し捲っている。雲ひとつなく、距離が丁度良いのだろうか、なんとも美しい姿である。朝焼け富士は見ることが出来なかったが、みんな満足顔だ。
ここから20分で三ツ峠山頂に登ったが、ここではまさに360゚の展望に感激する。富士山−南アルプス−北アルプス−八ケ岳−金峰山や国師ケ岳などの奥秩父−奥多摩−丹沢−箱根、はては伊豆の山並みまで全部見えた。風はなくとも気温は−14度、皆さんは記念写真を撮ったら草々に下っていった。


c)休憩
追いかけるとみんな四季楽館に入って暖をとって休憩している。休憩料500円とのこと、今日は随分贅沢である。休憩中は皆さんのリュックから色々な美味しいものが出てきて、これを分け合って談笑に花が咲く。楽しいひと時だ。

d)下り
40分ほど休憩して下山にかかる。今度はしんがりを歩く。
基本的に正面に富士山を眺めながらのルートで、登りが殆どない。途中、いくつかピークがあるはずなのだが、トップは全部巻き道を歩いていく。霜山も新倉山もパスして進んだ。富士の好展は大体樹間からの眺めで、好展望は下り始めて1時間以上たった鉄塔下の広場だった。ここで、富士山を眺めながら弁当を食べようと思ったが、早く下りて「ほうとう」を食べたいとの声が強くて早々に出発した。
天上山の先の展望台とロープウエーの山頂駅で雲がかかり始めた富士山の見納めをして河口湖畔にロープウエーで下りた。山頂駅には水道水を噴出させながら作った氷のオブジェがあって、富士山との調和がなかなか良かった。
山頂から山頂駅までの歩行時間は2時間45分、結構速いペースで歩いていたと思ったが、ガイドブックではピークを歩いて2時間40分だ。

e)帰途
山麓駅すぐ近くのレストランで全員揃って「ほうとう」を注文した。構えのいい店だったが、店員が慌てて、「ぎょうさんの人が入ってきて大変だ。応援頼むよ。」と電話していた。寒い時期で河口湖は季節外れ、日曜日でもあまりお客は入らないようだった。暖かいのが嬉しかったが、味の方は、以前食べたものには遠く及ばなかった。
入浴は河口湖温泉寺に入った。1200円の豪華版、せっかくだからと露天風呂にも入り1時間以上ゆっくりくつろいだ。全員を乗せたバスは15時に出発し、途中守谷SAで夕食、水戸に19時ごろ着き、日立に20時過ぎに帰着した。



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