21.爺杉を探して

1.動 機
先日水戸アルパインのFさんから、爺杉の写真を送っていただいた。近くに住みながら、爺杉は恥ずかしながら初耳でした。早速、インタネットで調べ、茨城県指定文化財であり、真弓神社の門近くとアクセスに見当をつけて出かけた。門が二つあることを忘れて、30分近くロスしたが、念願の爺杉に対面してきた。

2.データ
a)山域:風神山(242m)、真弓山(275m)
b)登山日:2004/02/05(水)晴
c)コースタイム: 
登山口10゚00' ---- 10゚15'風の広場 ---- 10゚20' 風神雷神 ---- 10゚50' 鉄塔 ---- 11゚00' 296m三角点 ---- 11゚30' 第一門 ---- 11゚50' 裏参道 ---- 12゚00' 真弓神社 ---- 12゚10' 爺杉12゚20' ---- 12゚30' 真弓神社(昼食) 12゚55' ---- 13゚30' 鉄塔 ---- 14゚05' 風の広場 14゚20' ---- 14゚30' 登山口
d)同行者:和子
e)地形図:1/25000「常陸太田」、日立市発行「高鈴県立公園ハイキングコース」

3.山行記録
a)登り
日研上の登山口に車を止めて、日研駐車場から筑波山を望むが、今日も富士山は見えない。風神雷神の広場で風神山の三角点の写真を撮り、登山道から少し外れて296m峰の三角点に立ち寄り、11時30分に真弓神社の入口門に到着した。今日は平日なのに大勢の人と出合った。10人ぐらいの男性の団体、何組かのご夫婦連れ、みんな定年後の健康維持のために歩いている雰囲気だった。ここまでの登山道は、下草も刈り払って綺麗に整備されていて歩きやすかったが、毎日これだけ大勢の人が歩く道だから、綺麗になってくるのだろう。
インターネットによれば、爺杉は神社入口門の少し手前を谷に下るとあったので、表参道を常陸太田方向に進んで赤いペンキを頼りに谷に下りた。物凄い急坂でおかしいとは思ったが、かまわず下りると裏参道に出会った。爺杉がないかと少し下ったが見つかるわけもなく、神社まできょろきょろしながら登ったが無駄だった。
神社の向きからして方向がおかしい。ここでコンパスを出すと、方向感覚がまるで狂っている。爺杉は神社の北の谷にあるというのに、南側をうろついていたのだ。入口の門まで歩いて見ると、門の形が前のものとは違い格段に立派だ。門が二つあることに始めて気がついた。門をくぐって少し進んで左の谷に下る山道を見つけ、何も標識はなかったが、北側であることを確認して100mほど下ったら見事な爺杉にご対面できた。
説明板によれば、県の天然記念物に昭和46年12月6日に指定されており、推定樹齢:900年、樹囲:目通し9.6m根本12.8m、樹高:45m、枝張り:15mとあるが、目の前にすると確かに大きい。我家の近くにこんな立派な巨木があったのを知らなかったのは恥ずかしい限りだった。

b)下り
爺杉の下で昼御飯にしたかったが、昨日の雨で地面も落ち葉も濡れていて座るのが憚られ、神社まで戻って昼食にした。終わった時に一人歩きの男性が登ってきた。東海村の在とのことで、いつも表参道を登っているとのことだったが、裏参道をご存知なかった。
1時前に下り始めて往路を戻り、最初の門をあらためて見ると、これは門ではなくて鳥居だった。自分ながら呆れてしまう。登山道の途中で筑波山と常磐道の好展望、風の広場で、太平洋の大展望を楽しみ、我家の屋根を確認して、登山口には2時半に着いた。



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