23.富士山−前山−吾国山

1.動 機
2月14日、シモンさんとボトクさんの「八溝山から筑波山へ」の長行脚の一部に乗っかって、富士山−前山−吾国山の部分にくっついて歩いた。このルートは、昨年、自分達で挑戦したが、前山入口で登山口を見つけられず敢え無く退散したのでした。

2.データ
a)山域:富士山(183m)、前山(271m)、吾国山(518m)
b)登山日:2004/02/14(土)曇時々晴
c)コースタイム: 
富士山椿登山口 8゚35' ---- 8゚55' 富士山9゚00' ---- 9゚15' 鍛冶屋---- 9゚30' 前山登山口 ---- 11゚00' 前山 (昼食)11゚40' ---- 12゚20' 林道 12゚30' ---- 13゚15' 吾国山頂 13゚30' ---- 14゚15' 祠----15゚00'大増部落
d)同行者:シモンさん、ボトクさん、和子
e)地形図:1/25000「羽黒」「加波山」

3.山行記録
a)富士山
8時に福原駅前に集合し、シモンさんとボトクさんは下山口の大増部落にボトク車をデポしに行き、我家は登山口の駐車場の調査に出かけた。我家に知る登山口は富士山南面の椿部落、ここに案内し道路端に駐車して、8時35分に登山開始した。昨年歩いたコースなので富士山山頂まで先導して歩いた。最初のピークに見覚えのポールがあったが、9時前に到着した次の本峰では、富士山認定協会公認の山名表示板と三角点があった。去年は何故見つけられなかったのか不思議なぐらい目立つ所にそれはありました。 周りは立木で展望はなく、証拠写真を撮り合ってすぐに下り始めました。
下りは、いつものようにシモンさん先導、ボトクさんが手持ちのGPSで確認しながら続き、我家はその後を懸命に追いかけるいつものパターンになりました。 去年歩いたしっかりした道から外れてやや藪っぽいコースを歩き、一つ東側の谷に出ました。ここから次の前山登山道までは、畦道や田んぼの真ん中を気持ちよく突っ切ったりしながら歩きました。
b)前山
前山への登山口は、去年うろついて引き返したオフロード練習場の西側の谷を進むと、9時30分に整備された道に出合った。喜んで付いて歩いているうちに、やはり藪道になってしまった。我家だけだとここで立ち止まってしまうところだが、さすが八溝山からここまで藪を漕いできたお二人だ、気にすることなく僅かな獣道らしき跡をどんどん進む。何とか前山と吾国山とを結ぶ尾根にたどり着いて一休みした。ここから我家の悲願を考慮して前山方向へ寄り道した。前山の最高点には祠があったが、三角点は少し先にあった。三角点だけで山名表示板はなく、悲願の山としては少々寂しかった。11時に証拠写真を撮って日当たりの良いここで弁当を食べた。
b)吾国山
30分後、休憩地点まで引き返して吾国山へ向かったが、途中、吾国山中腹を巻く林道にでて、ここからいくつも踏み跡があり、どこから取り付くかが問題だった。経験豊富な二人の感で、大きく東に回りこんだところに地形図にはない登山道を見つけ、ここから快適に登り始めた。この山の形から当然のことだが、だんだんと急登になり喘ぎながら登って、山頂近くでやっと道祖神峠からの広い登山道と合流し、13時15分に山頂の田上神社に到着した。ここの三角点は一等三角点だった。
山頂からは次の目的地の加波山連山が目の前に迫り、気持ちよさそうに飛んでいるハングライダーの姿が印象的だった。その向こうには、最終目的地の筑波山の双耳峰も見えていた。反対側には、加賀田山、難台山、愛宕山の馬蹄形に並んだ山群が格好よく、去年は叶わなかったが、今年は歩こうとの気持ちを強くした。山頂の先には有名なカタクリの群生地があるが、これを囲む境界はきらきら光る半月に曲げた線材で仕切ってあるのが綺麗だった。
15分休憩して反対方向に向かって下山にかかった。林道に出会うまではハイキングコースを歩いたが、ここから大増部落への下りは、本日最大の苦難の道でした。 林道の先で尾根に上がるとその先は45度位の岩交じりの急坂になり、立木にしがみつきながら恐る恐る下りました。部落に出る寸前では物凄い篠竹の藪になり、背より高い藪の中をもがいて道に出た時は心底ほっとしました。心強い二人の後なので、道を迷う心配がないので気分的には楽だったが、背中の中までゴミがいっぱい入ってくるのには参った。
c)効果
「八溝山から筑波山へ出来るだけ平地を歩かないで繋ごう」というお二人の面白い計画に時々参加させていただいている。地形図の見方や、思わぬところに出てしまった時の対処の仕方など勉強になることが多い。茨城の山は、地形図にはある道がなかったり、逆に、地形図にはない道があったりして混乱することがよくある。ペースが遅くなったり色々申し訳ないのだが、あつかましく連れて歩いてもらっている。お陰で、最近は藪漕ぎも抵抗がなくなってきた。



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