33.大平田から高鈴山

1.動 機
高鈴山に北の沢から登った時、北の沢へ車で走るとき右手に聳える絶壁の稜線が気になった。地形図には諏訪梅林の奥の大平田から破線の道があり、機会があればトライしてみたかった。三澤さんから「高鈴に久しく登っていないので誰かと一緒に登りたい」との話があり、これに乗った。コースは私の勝手で高鈴GCと大平田に車を置き、大平田から取付いて、気になる稜線を歩いて青葉台からのコースに乗り、高鈴山に登頂後高鈴GCへ下ることにした。帰途、諏訪梅林に立ち寄り、満開の梅を楽しんだ。

2.データ
a)山域:高鈴山(623m)
b)登山日:2004/03/14(日)晴
c)コースタイム:
自宅 8゚40' = 8゚55'諏訪梅林 = 9゚10' 高鈴GC= 9゚25' 大平田集会場P 9゚35'----10゚00' テレビ集合アンテナ--- 10゚30' セメント索道中継所 ---- 10゚45' 助川山市民の森舗装道 ---- 11゚00' おむすび池 11゚10' ---- 11゚30' 百体観音 ---- 12゚30' 高鈴山頂 13゚15' ---- 14゚20' 高鈴GC 14゚30' = 14゚45' 大平田集会場14゚50' = 15゚00' 諏訪梅林
d)同行者:三澤さん、和子
e)地形図:1/25000「町屋」「常陸太田」

3.山行記録
a)計画
2台の車を活用できる手頃なコースとして、諏訪梅林の奥にある北の沢から入って百体観音を通って高鈴山頂に登り、高鈴GCに下りてくる4時間のコースを考えた。駐車場所を下見するため北の沢に入ったとき、道中ずうっと東に立ちはだかっている急峻な岸壁がまた気になりだし、今回この上の稜線を歩きたくなった。地形図によれば登山口は手前の大平田にあり、斜面は45°と急峻で歩行時間も1時間ぐらい長くなるが、三澤さんは健脚なので大丈夫と計画変更した。
b)高鈴山
9時に諏訪梅林で待ち合わせして、高鈴GCの駐車場に三澤車を置いて、大平田の分岐点にある集会場の駐車場まで川本車で戻った。地形図破線の登山口を見に行くと、赤いテープがぶら下がっているが、斜面は60°ぐらいあり、素人では怖くて登れそうにもない。駐車場向いの奥の庭にいた若い奥さんに聞いたところ「ここから登れるけど、前の家のお爺さんが地主なのでことわってください。」と教えてくれた。隣家の戸を開けて大声で挨拶したが返事が無い。若い奥さんは家に入っていって、寝ているお爺さんに許しを貰ってくれた。
登り口からはっきりした踏み跡は付いているが、45°以上の急坂に直登である。くずれる土とすべる落ち葉と格闘しながら、立木に掴まりながら登っていった。途中で踏み跡は消えたりしたが、共同アンテナが立っているところに着くと、やっと登りは緩やかになり道がはっきりとしてきた。
堂平からの道を合わせて30分で鉱山のバスケットを運ぶ索道の中継地点に着いた。今日は日曜日で、鉱石を乗せたままのバスケットがぶら下がっているのが面白かった。ここで、やぶっぽい尾根を歩き続けるか右の広い車道を歩くか迷ったが、間違いのなさそうな尾根道を歩いた。しばらく歩くと右下に立派な舗装道路が見えてきた。助川市民の森の道と思われ、下りようとしたが法面が急でそのまま尾根を歩いた。道が消えてしまい間違えた尾根に入りそうになったが、やっと舗装道路に出たとき、おむすび池まで800mの指標があり、助川山の休憩舎が正面に見えた。15分歩いておむすび池で休憩した。
百体観音を拝み、三澤さんが40年前下ったという赤沢山荘への分岐を分けて、昼過ぎにやっと高鈴山頂に着いた。ここまで、大勢の団体さんや数組のご夫婦に出会ったが、山頂には1組の御夫婦と一人の男性が休んでいた。春霞で遠くの那須の山並は見えなかったが、奥久慈男体山はうすく見えていた。
ゆっくり昼食をとって、視界が利かない単調な道を高鈴ゴルフ場へ向かって下った。単調な道なので、結構ハイスピードで歩いて、1時間でゴルフ場に着いた。途中、汗ばんできてヤッケを脱いだりし、奥様は速過ぎると文句を言っていたが、三澤さんは涼しい顔で付いてきた。
c)諏訪梅林
三澤さんと別れて、帰途、諏訪梅林に立ち寄った。丁度満開時で、綺麗に咲いた梅を見ることができた。下には、今年はじめて見るスミレも咲いていた。



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