45.助川山園遊会

1.動 機
啓ちゃんが啓蟄を出ていよいよ始動し、「春の園遊会」を企画してメールを流してくれた。真っ先に参加申込みをすると、ヤマザクラの見頃とお天気を考えて、4月11日(日)に決まった。参加者は小林啓夫妻、下山夫妻、中島、安藤、川本夫妻の8名だった。啓ちゃんは、沢に棲みついたヤマメと、ヤマザクラと線香花火のようなショウジョウバカマをみんなに見せたかったのだ。ヤマメは見えなかったが、花を愛でながら、ワラビやシイタケを収穫しながらゆっくり歩いて楽しいハイキングを楽しんだ。

2.データ
a)山域:助川山 (328m)
b)登山日:2004/04/11(日)晴
c)コースタイム: 
助川山市民の森入口10:00 ---- 渓谷の森 ---- 10:35 ひねり沢入口 ---- 11:40 おむすび池 ---- ショウジョウバカマ群生地----12:10 おむすび池 12:15 ---- 12:25 助川山 13:15 ---- 15:00 助川山市民の森入口
d)同行者:小林啓夫妻、下山夫妻、中島、安藤、和子
e)地形図:1/25000「町屋」

3.山行記録
青葉台の上の助川山市民の森入口の駐車場に10時に集合して、まず、ヤマメを見ようと車道を青葉台方向に下って、渓谷の森の沢沿いを歩いた。下山先生は車道を歩くのを潔しとせず、急坂を下って近道を行った。沢には残念ながらヤマメは見えなかったが、クレソンが群生しており、ニリンソウの群生もあちこちにあり綺麗に咲いていた。珍しいウラシマソウもあった。
園遊会には天皇が必要である。啓ちゃんは一番偉い下山先生が天皇だと言い、「陛下あのサクラをご覧ください」など言っている。下山先生は園遊会の招待者は天皇なのだから天皇は啓ちゃんだと言う。中島、安藤、川本はどちらでもよく、うやむやになった。
安藤さんは予定があるので、30分歩いてひねり沢入口まで登ったところで分かれていった。忙しい人だ。別れ際に、甘夏を3個置いていったが、全部達子さんがリュックに入れて山頂まで運んだ。雲取山のトレーニングになるということでした。
遠くにヤマザクラを眺め、近くにキブシやアセビ、足下にスミレやカキドオシなどを愛でながら歩いているうちに、12時少し前におむすび池に着いた。池の近くには、見事なヤマザクラやコブシの花が咲いていた。弁当の前にショウジョウバカマの群生地を見てこようと百体観音の方向に歩くと、すぐに群生地に着いた。予想以上にたくさん咲いていて、治子さんは盛んに歓声を上げ、下山先生と私は何度もシャッタを押した。安藤さんによればこの先100mにも群生地があるとのことだったので、少し先まで歩いてみたがこちらは見つからなかった。
おむすび池の畔で別グループで来ていた中島夫人とおしゃべりなどして、助川山へ着いたのは12時半に近かった。328.3mの三角点の前で証拠写真を撮って、やっと楽しいお弁当の時間になった。治子さんの赤飯や達子さんのワラビなども出て、1時間の楽しい昼食時間はあっという間に過ぎた。
助川山から市街の展望をし、海の消える丘まで足を伸ばしてワラビを採ってこようとの提案もあったが、そこからのルートについて折り合いがつかず、おむすび池からの東側に見える稜線を歩いて帰ることになった。駐車場までは、おむすび池、夕陽スポット、森の教室に立ち寄りながら歩ける道が通じている。皆さんはこの広い道を歩いたが、私と下山先生とは、かすかな踏み跡を辿って尾根筋を歩いた。少し遅れをとったが、みなさんはワラビを採りながらペースを合わせてくれた。収穫したワラビは全部我家が頂戴した。
1ケ月前に三澤さんと北の沢から高鈴山に登ったとき、藪道から飛び出した場所もこの道の上であったことがやっと分かった。(No.33参照)
3時ごろ駐車場に着くと和子さんのチーズケーキが出て、これを食べながら賑やかにおしゃべりをして園遊会はお開きになった。話題の中心は5月の雲取山登山の計画だった。みんな2泊の山旅を楽しみにしている。



戻る

inserted by FC2 system