74.日 隆

1.動 機
四姑娘山観光地区の中心は日隆で、四姑娘山への本格的登山ルートと、双橋溝、長坪溝、海子溝のハイキングコースがある。山が険しくて、谷間の渓流、滝、氷河、大小の高山湖、広大な森林、草原、各種の珍しい禽獣があり、独自の特色を持った高原山地の風光となっている。下山先生夫妻は5000mを越す四姑娘山へ登ったが、私達は今回のツアー「四川省3大絶景九賽溝・黄龍・四姑娘山の旅」で、双橋溝、海子溝の2つのコースを歩いた。

2.データ
a)山域:紅杉林(3840m)、上鍋庄坪(3600m)
b)登山日:2004/07/02(金)曇
c)コースタイム: 
日隆ホテル発8:00 = 8:15 双橋溝駐車場 8:30 ---- 8:50 人参果坪9:00 ---- 9:10盆景灘 9:20 ---- 9:25魚堤9:30 ---- 9:45布達拉宮10:00 ---- 10:10 紅杉林10:35 ---- 10:50牛棚子11:05 ---- 11:55 双橋溝駐車場 12:00 ---- 12:15 日隆(昼食)13:40 ---- 13:45 海子溝登山口13:50 ---- 14:35 下鍋庄坪14:40 ---- 15:15上鍋庄坪15:25 ---- 15:40中鍋庄坪 ---- 16:00下鍋庄坪16:30 ---- 17:00 海子溝登山口 = 17:10日隆ホテル
d)同行者:和子、他24名

3.山行記録
a)双橋溝、
7日目は四姑娘山の麓、双橋溝と海子溝のハイキングを楽しみました。双橋溝は専用バスで移動し、海子溝は初めから歩きました。
8時にホテルを出発して双橋溝入口近くの駐車場に到着し、専用のマイクロバス2台に分乗して渓谷に入っていった。最初は人参果坪、サクラソウが咲き乱れていて、湿原一面が


(双橋溝の専用バス)

(人参果坪)

紫色に染まっていた。可愛い女の子が3人親に連れられていた。2元払って写真にしようとしたが、3人だから6元よと親に言われて写す気力が失せてしまった。次は盆景灘、上高地のように川の中に枯木が立ち並んでいて盆栽のような風景だった。次いで欅魚壇、ここもサクラソウが多くヤクが放牧されていた。
布達拉宮にはヤクやジャガイモの串焼きを1元で売る屋台が並んでいた。お花畑の中にいわれのありそうな石塔が並んでいた。お天気が良ければ周りに雪を頂いた高い山が見えるはずだが、今日は今にも泣き出しそうな空模様で残念でした。近くの斜面にはたくさんの滝が落ちていました。
終点の紅杉林は入口から38.4km、標高3840m。ここに着いたとき空が少し明るんできて、三方向の雪山や氷河が姿をあらわした。みんな大喜びでシャッタを押した。


(盆景灘)

(紅杉林)

帰りは牛棚子に立ち寄ってチベット民族の農家とヤクの牧場を覗く。帰りの車窓には雄鷹展翔の峰が、鷹が翼を広げたような姿を見せていた。入口でバスを乗り換えて日隆の街にある村長さん経営のレストランでチベット風の昼食をとり、海子溝の登山口に向かった。
b) 海子溝
標高3100mの四姑娘山旅遊人接待中心が登山口で、登山道は広かったが初めから花の中で楽しかった。途中には馬を飼っているところがあり、四姑娘山に登る人たちはこの馬に荷物を運んでもらうという話だった。ヤマシャクヤク、ニリンソウ、シオガマ、オダマキなどの群落を愛でながら登ると45分で3400mの下鍋坪の石塔に着いた。


(四姑娘山に荷物を運ぶ馬達)

(下鍋坪の石塔)

ここからは尾根歩きになるが、集合時間を決められて自由行動となった。和子も昨日静養して高度順応したのか、今日は元気に歩けそうなので、トラバース道を選んで一面のトラノオの花が咲く中を3600mの上鍋坪まで歩いた。残念ながら四姑娘山は雲の中で姿が見えないので、少し先の羊の放牧場まで歩いて尾根道を下鍋坪へ下った。


(お花畑の稜線を登る)

(上鍋庄坪の賑やかな石塔)


(山羊の放牧場まで登りました)

(キンロバイ)


(ウスユキソウ)

(トラノオ)



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