A74.久し振りの風神山

1.動 機
 昨日、忘れ物で登り損ねた風神山にリベンジすることにした。コースは和子が最近朝毎日歩いていた風神山お散歩コース。和子は蔵王から帰ったばかりで今日はお休みするというので一人で出かけた。ヤブ漕ぎで自信が出てきていて、意外に多かった野の花を愛でながら気持ちよく歩き通すことが出来た。
(風神山歩行ルート)
(風神山歩行ルートの高低差)

2.データ
a)山域:風神山(242m)
b)登山日:2013/07/22(月)
c)日程:自宅9:55 ---- 10:15浄水場脇登山口 ---- 10:30一般登山口 ---- 10:50風の広場10:55 ---- 11:05風神山山頂 ---- 11:15風の広場入口 ---- 11:30山側道路 ---- 11:40森山登山口 ---- 11:45日輪寺 ---- 11:55自宅
d)同行者:単独
e)地形図:1/25000 「常陸太田」

3.山行記録
 朝起きた時は今にも降り出しそうだった空模様もだんだんと持ち直して明るくなってきた。昨日登り損ねた風神山に久しぶりに登ることにしたが、和子はまだ雨が心配で、山登り衣装の洗濯物を干したままでは出かけたくないと言い、私一人で10時前に出発した。
 森山浄水場のフェンス沿いを歩いて見覚えのある登山口に着く。和子が付いていないと自信なく、ここでは、まだこの道で間違いないか少し心細かったが、やがて東電の鉄塔点検路のプラスチック階段のあるところに来てやっと安心できた。
(森山浄水場脇登山口)
(鉄塔点検路)

 登山道に大きな木が倒れていて道を塞いでいたが、腰を捻ることにも抵抗を感じなくなっていたので、間を潜って難なく通過した。
 エネ研の正門前を通過し、昨日渡った山側道路の陸橋を過ぎて10時半に一般道の登山口に到着した。
(倒木)
(一般登山口)

 一般道はなだらかな広い道で、余り変化のない登山道だが、四季折々色々な花が咲いていて目を楽しませてくれる。ツユクサ、ウツボグサ、ヒメジオン、オカトラノオなど御馴染みだが、珍しいトンボソウの仲間の野生ランが一本だけ咲いているのを見つけた。この花は日立の山では初めてお目にかかったような気がする。
(オカトラノオ)
(トンボソウ)

 風の広場まで登りつくと、草原一面がヒメジオンの白い花に覆われていた。雑草と言われるヒメジオンの花も、これだけ群生していると結構綺麗である。その根元には紫色のウツボグサの群生があちこちに彩りを添えていた。
(ヒメジオン)
(ウツボグサ)

 誰もいない風の広場からの展望は一面薄靄に覆われていて、太平洋も青くは見えない。東海方面を展望しながら、何度も東海村の文化財探索に出かけたことを思い出しながら一休み。
 風の広場で引き返してもいいが、三角点と風神雷神の碑がある風神山の山頂まで足を伸ばした。山頂に到着したのは11時を過ぎており、我が家から1時間10分かかっていた。和子が最近一人で歩いた時の記録によれば50分で登り着いている。これより2割余計にかかっている。
(風の広場から)
(風神山山頂)

 山頂から風の広場入口まで引き返して、ここからの下りはゴルフ練習場の脇を通る道を下った。この道は狭く急なところもあって滑りやすそう、転ばないように慎重を要す。花もなくて脇見しなくて済むので安全だが、一人歩きでは面白くない。
 ヨシ!ヨシ!ヨシ!と掛け声をかけながら登ってくるお元気な男性と出会い「涼しくて助かりますね」と挨拶を交わす。「昔はセミが煩いほど鳴いていたものだが、今年は全然聞かないですよね」とは、昔からこの近くに住む人らしかった。
 山側道路の下を潜ってから、やっと住宅地の舗装道に降り立った時には、もう滑って転ぶ心配はなくなったと一安心した。
(下山道)
(森山登山口)

 日輪寺にも立ち寄らないで我が家に帰りついたのは12時ちょっと前、歩き始めて2時間、丁度いい程度のリハビリウオーキングだったようで、昼ごはんが美味しかった。




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