A101.久し振りに高鈴山

1.動 機
 10月3日はゴロから登山(トザン)の日、我家が登山の日に山に登らない手はない。遠くの山に行くのは億劫なので、久しぶりに高鈴山に登ることにした。コースは2006年2月に同期会で歩いた神峰山から高鈴山を繋ぐ周回コースを歩く積りであかさわ山荘前まで出かけたが、和子の「今の季節は神峰山直登コースは藪が酷くて大変よ」との反対意見に押されて神峰山は割愛することになった。

2.データ
a)山域:賀ヒ礼の峰(535m)、高鈴山(623m)
b)登山日:2013/10/3(木)晴れ
c)日程:森山自宅9:00 = 9:40あかさわ山荘前駐車場9:45 ---- 9:55もとやまトンネル前階段 ---- 10:05神峰山登山口 ---- 10:15縦走路合流 ---- 10:20向陽台合流 ---- 10:45御岩神社分岐 ---- 10:50賀ヒ礼の峰10:55 ---- 11:10玉簾滝分岐 ---- 11:30高鈴山頂(昼食)12:05 ---- 12:20五辻 ---- 12:45もとやま自然の森入口ゲート ---- 13:00山中友子隊体験村 ---- 13:05展望台 ---- 13:30あかさわ山荘前駐車場13:35 = 14:10森山自宅
(あかさわ山荘高鈴山周回ルート)

(あかさわ山荘高鈴山周回ルートの高低差)

d)同行者:和子
e)地形図:1/25000 「町屋」

3.山行記録
 洗濯が済んでから我家を9時に出発、あかさわ山荘の県道向かいの駐車場に9時40分に到着、3台の先客がいて、少し先の空地に駐車した。あかさわ山荘は今は営業していなくて入口は閉鎖されていた。身支度を整えて和子の記憶に従って県道36号を歩いて行き、旧道への分岐ゲートを過ぎて本山トンネル入口まで来ると、右に上がる急な階段があった。
(あかさわ山荘前に駐車)
(トンネル手前の階段から登る)

 この階段を登ると、手前にあったゲートからくる旧道に出て、舗装され整備された旧道を歩いて行く。道路沿いには森山浄水場管理の水道設備、入口扉が施錠された山神社があり、その先で行止りになった。そこに車が停まっていて不思議思ってフロントガラスを見ると「社用許可車」のマークがついていた。 
(旧道を歩く)
(山神社)

 行止りのところに「神峰山登山口」の標柱があり、右手に入っていくと、また導標立つ高鈴山への分岐があった。ここからいよいよ山歩きらしくなる。
 山道を登って行くと神峰山から高鈴山への縦走コースに合流し、ここまで来るとお馴染みの登山道になって私の記憶も大分しっかりしてきた。ここまでの道もなんとなく記憶にあるように思って、過去の山行記を調べてみると、2009年10月に二人で歩き去年2月にもMACの仲間と一緒に歩いていた。
 整備された縦走コースに入ってしばらく気持ちよく歩くと、ロープのある急坂にくる。濡れて滑りやすい急坂をゆっくり下って向陽台分岐。ここから御岩神社分岐まで緩やかに登っていくとアケビの木が多くなったが、みんなに食べられたのか実はほとんど残っていなかった。アスレチック衣装の若い男性が早足で追い越して行った。
(神峰登山道から高鈴分岐へ)
(向陽台合流)

 御岩山神社分岐の先の急坂までくると、仲良さそうにゆっくりと登って行くご夫婦が見えてきて、ペースを乱さないように後に離れてゆっくりと登って行った。
 賀ヒ礼の峰の巻道分岐でどっちに行こうか相談中のご夫婦を追い越し、小さな岩場を登って山頂に出ると、目の前に広く展望が広がっていた。
(御岩神社分岐)
(賀ヒ礼の峰へ)

 眼下近くにキララの里があり、その向こうにいわきの岬から竪破山、里見牧場、八溝山、男体山と続く北茨城の山並みが広がっている。残念ながら日光や那須の山は霞んでいる。
(賀ヒ礼の峰からの展望)

 早弁当でお休み中のご夫婦に挨拶して先に進んで縦走路に戻った。玉簾滝分岐の先でまた急登を頑張っていると、上からアスレチック衣装の男性が下ってきて「頑張ってください」と声を掛けられる。驚いた快速ではある。
 高鈴山頂に着くと、山頂のベンチや広場は賑やかな団体さんに占領されていた。展望台に上がって、那珂町から来たという男性と一緒に展望を楽しんでから、展望台の上で弁当を広げた。
 団体さんの数人が展望台に上がってきて「結構見晴がいいんだ。どこの山だろう。」と話し合っている。山頂に登ってきて、展望台に上がらないですぐに昼食が始まったらしい。神奈川県から来たとのことで、向陽台から登ってきてこれからもとやま自然の村に下っていくとのこと。神奈川県から来たのでは、リーダが茨城の山に興味がないのは不思議ではないか。
(賑やかな高鈴山頂)
(高鈴山頂標)

 昼食をとってから下山にかかる。コンクリートの道を歩いて諏訪、助川、もとやまの五辻の分岐までゆるやかに下り、左の車止めのある草の多いもとやまへの道に入った。ツリフネソウやヨメナ、ヤマアジサイなど野の花が賑やかだった。
(助川城址方向へ)
(五辻からもとやま方向へ)

 もとやま自然の村に近付いて鉄のゲートの横を通って自然の村に入ると、園内で小休止中お休み中だった神奈川の団体さんが丁度出発するところだった。
ゲートを出たところで一休みしてから、園内の広い道を下って管理舎の前まで来ると、昼寝していた一匹のワンちゃんがまとわりついてきて犬嫌いの和子は動けなくなった。管理人さんが飛び出してきて、ワンちゃんをたたいてきつく叱っていた。ワンちゃんは珍しく人が来て嬉しかったのだろうに、ごめんなさいね。
(もとやま自然村入口)
(犬の歓迎)

 自然の村から一本杉近くの県道に出る車道を右に分け、「山中友子隊体験村」の看板のある広場を過ぎると、峠の右に展望台がある。展望台に上がってみたが前の立木が育ってきていて視界が邪魔されてしまい、左の日鉱記念館への道からの方が展望が良かった。
「ひなん路」の導標がある正面の道を下るとあかさわ山荘に下る。整備されたハイキング道を歩いていくと、実がたわわに実ったアケビの茂みがあった。一つとって中身を口に入れると甘いこと、甘いこと! 次々と何個か頂戴した。
(神峰山)
(甘ーいアケビの実)

 天気予報では夕方から雨とのことだったので、県道まで下って13時半にあかさわ山荘前の駐車場に着き、干したままで来た洗濯物を気にしながら我が家に急いだ。


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