A102.高鈴山(三角点を探しながら)

1.動 機
 先週、本山側から登った高鈴山に、今度は反対側の高鈴ゴルフ場側から登ることにした。このコースは日立アルプス縦走路の一部で、我家にとっては、何度か歩いたことのある御馴染みのコースである。変化の少ないコースなのでHPの山行記を書くには話題が少ないのが難点だったので、コース上にある三角点を国土地理院HPから調べ出して、これらの三角点標石を見つけてタッチしながら歩くことにした。見つかった三角点は2ヶ所で、三等三角点の茅根三角点は地形図に表記されているが、四等三角点の小屋沢三角点は地形図に表記がなく基準点成果閲覧ページを開いて見つけ出すことができた。
(高鈴山歩行ルート)
(高鈴山歩行ルートの高低差)

2.データ
a)山域:高鈴山(623m)、茅根三角点(422m)、小屋沢三角点(423m)
b)登山日:2013/10/9(水)
c)日程:自宅9:00 = 9:35高鈴GC入口9:40 ---- 9:50茅根三角点 ---- 9:55道迷い10:05 ---- 10:30春友トレイル分岐 ---- 11:35急坂11:40 ---- 11:45高鈴山頂12:20 ---- 12:25急坂迂回12:40 ---- 13:20道迷い13:40 ---- 14:00小屋沢三角点 ---- 14:10縦走路復帰 ---- 14:30春友トレイル分岐 ---- 14:50高鈴GC入口15:00 = 15:35自宅
d)同行者:和子
e)地形図:1/25000 「町屋」

3.山行記録
 通勤時間帯が過ぎてから車で出発、県道37号を登って行って高鈴ゴルフ場の入口に着いたのは9時半ごろ、身支度をし、ポケナビの調整をしてから9時40分に歩き始めた。
 地形図では破線の道が尾根上に伸びていて三角点の上を通っているが、県道から縦走路に入って歩いて行くとずうっとトラバース道が続きそうだ。このまま歩いて行ったのでは三角点には到達しそうにないので、途中から急斜面を攀じ登って尾根上に上がった。尾根筋には薄い踏み跡があるようにも見えるがはっきりしない。ポケナビを睨みながら尾根通しをしばらく歩いて行くと、最初のピークに三角点標石が見つかった。標高421.5mの茅根三角点の三等標石である。ポケナビ頼りに歩いて来たので、ポケナビ様を標石の上にの載せて証拠写真を撮った。
 写真を撮ってから次に向かう。破線の道は尾根上にあると思い込んでいたので、しばらく直進方向の尾根通しにいくと、ポケナビの軌跡が破線の道から外れてきていた。尾根を間違えたことに気が付いて三角点まで引き返して見ると、直角方向にはっきりとした踏み跡があった。10分間のロス。踏み跡を辿ってどんどん下っていくと縦走路に飛び出した。縦走路から振り返ってみると、入口ははっきりとは判別できないが、この踏み跡に入り込みさえすれば苦労なく茅根三角点に到着できる。
(高鈴GC入口に駐車)
茅根三等三角点

 縦走路に戻って歩いて行くと、キノコはもう時期が過ぎたのか、今朝すでに誰かが歩いて収穫していった後なのかさっぱり姿が見えない。どんどん歩いて行ってポケナビを覗くと、次の小屋沢三角点に寄り道する地点をすでに通り過ぎていた。引返すのも癪だし、このまま歩いて行けば、高鈴山頂に丁度昼時に到着できると考えて、そのまま縦走路を歩いて行った。
 縦走路は全体的には良く整備されていて歩きやすいが、今時はあちこちで笹が茂っていて煩いところもあった。
(風神高鈴縦走路)

 高鈴の直前の林道を通過するとずるずるの急坂登りが始まる。ロープを張ってあるが、いつも気持ち悪く登り下りしていて、嫌いなところである。途中から植林の中に逃げて無事に登りきったが、帰途にはこの急坂が下りになって余計滑りそうになるので避けたいところである。
(はだか地のロープ場)
(樹林に逃げる)

 山頂のアンテナ群は、この急坂を登りきってもまだ見えてこない。一旦小さく下って登り返すところまで近付いてやっと頭上に見てくる。遠くの山からならどこからでも目立つ高鈴のアンテナ塔だが、この南側のコースからはここまでどこからも見えてこない。後どれだけ歩いたら山頂に着くのか分からないので、コースを単調さに拍車をかけている感じがする。
 山頂に登りつくと、今日は人っ子一人いなかった。ここまでも誰とも出会わなかった。珍しく静かな山頂を占領してゆっくりと弁当をいただいた。
(山頂アンテナ群)
(高鈴山頂)

 帰途では、急坂下りがあるピーク手前の鞍部に右に分かれる広い道があったので、これを歩いて行けば急坂下りの向こうの林道に繋がるだろうと期待して入ってみた。しばらく気分よく歩いて行くと、行く手の路面が全面崩れて崖になっていた。すぐ下に林道が見えているが、道沿いが崖になっていて下りることが出来ない。
 引き返すのも癪なので、この崩壊場所を高巻きしようと右の笹薮に攀じ登った。笹をかき分けて行って元の道に戻ったが、この道も崩壊場所の先はすでに廃道になっているようで笹藪状態に近かった。適当なところで林道に滑り降りた。林道を少し歩いたら急坂登りの地点に到着したが、分岐してから15分が経っていた。気を遣いながらでも急坂を下った方がよっぽど楽だったようだ。
(崩壊部から藪へ)
(藪を漕いで通過)
(急坂を回避して迂回)

 縦走路を歩いて行って、小屋沢三角点のある尾根に下る辺りと見当をつけて藪道に入り込んだが、最初は少し方向を間違えたようで谷間に下って行く。方向修正のため少しトラバースしたりしたが、結局縦走道に戻って仕切り直し、また20分のロスをした。
 方向を尾根筋に修正して下って行く。尾根筋も踏み跡ははっきりせず、煩いツツジの灌木との格闘がいつまでも続くので和子から「こんなにしてまで三角点を探しあてたいの」とクレームが出てきた。15分も灌木と格闘しながら進むと、突然、目の前が開けて草地のようなところに飛び出した。ナビでは三角点はこの近くにあるはずと、四つの目で探し回っていると、和子が「あったわよ」と嬉しそうな声を上げた。ピークでなく傾斜地にある三角点は見つけにくいものだが、真新しい標柱もたっている四個の石に囲まれた四等三角点があった。最近修理されたのか、御影石ではなくてセメントで作られたような標石だった。和子のホッとした表情を入れて証拠写真を撮った。
 国土地理院のHPを見直してみると、今年2013年の7月25日に確認したとの表示があった。
 縦走路に戻るのに、下ってきたと同じところを登り返したが、登りは下りの半分の時間で縦走路に戻ることが出来た。登りながら下から見上げると、薄いながらもちゃんと踏み跡があるように見えるのが不思議だった。
(小屋沢三角点への藪漕ぎ)
(小屋沢四等三角点)

 無事三角点探訪を達成して気分をよくし、縦走路を気持ちよく歩いてゴルフ場入口に戻った。歩行距離9.3km、携帯電話の歩数は2万歩を越えていた。
 今日は天気予報では一日晴れマークだったが、お日様はずうっと雲に隠れていた。お蔭で背中を焼かれることもなく、気温も24℃と一定、24号台風の余波の風も吹いていて気持ちがいいハイキングになった。新潟の糸魚川では35.1℃もある猛暑だったというが、その話が嘘のように聞こえる涼しい別世界だった。
 



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