B15.房総の水仙オフ
(谷沢水仙郷・佐久間ダム・富山遊歩道・津森山) 1.動 機
a)山域:谷沢水仙郷(150m)、佐久間ダム(95m)、富山水仙遊歩道(140m)、津森山(336m)千葉在住の山百合さんから「水仙オフ」と称した房総でのオフ会のお誘いがメールで流れ、久し振りにオフ会に参加してきた。丁度水仙の満開時期に合致し、二日間満開の水仙の花を堪能し、ついでに房州低名山の津森山のピークハントもしてきた。 今まで何回ものオフ会(2005/6ネマガリオフ、2007/9キノコオフ、2008/4イワウチワオフ、2008/4アカヤシオオフ、2009/4アカヤシオオフ、2009/9キノコオフ、2010/4アカヤシオオフ)に参加させて貰って多くの仲間と知り合いになれたが、今回の参加者は(山百合さん、シモンさん、とらべえさん、うしこさん、だるまさん、マダム和子さん)の6名で少な目だったが、皆さん常連で最も顔見知り、楽しい語らいの輪にも入って命の洗濯ができた。 2.データ b)登山日:2014/1/24(金)晴、25(土)晴 c)全体行程: 1日目:日立自宅6:50 = 10:00君津PA集合10:15 = 10:40谷沢水仙郷12:50 = 13:00佐久間ダム13:50 = 14:15富山水仙遊歩道15:50 = 16:05グランビュー岩井(泊) 2日目:グランビュー岩井10:10 = 10:40をくずれ水仙郷・津森山13:45 = 14:30うみホタル15:25 = 18:50日立自宅
d)同行者:オフ会メンバ6名、和子
集合場所までe)地形図:1/25000 「保田」 3.1 1日目行動記録 日立自宅6:50 = 7:10日立南IC = 8:00稲敷IC = 8:45成田IC = 8:55酒々井PA(朝食)9:20 =10:00君津PA 日立から集合場所の館山道君津PAに行くルートとして、75kmR51など一般道を走って潮来ICから東関東道に乗るのと、日立南ICからつくばJCT経由稲敷ICまで常磐道を走り25km一般道で繋いで成田ICから東関東道に乗る2ルートが考えられた。経済的にはR51ルートが好ましく成田空港まで何度も走ったことのあるルートだが、通勤時間帯にもなるのでR51の所要時間が読めず、安全を見て常磐道ルートに決めた。通勤割引きを使えば常磐道は¥1350なので大したことはない。成田ICにも通勤割引きになる9時前に入るよう朝食を抜いて我家を早めに発車、稲敷ICから一般道も渋滞なく、8時45分に成田ICに到着して東関東道の酒々井PAで朝食をとった。千葉市内の京葉道路も順調に走って集合場所の君津ICに集合時間の30分前に到着したが、皆さんはとっくに到着済みで首を長くしてお待ちになっていた。挨拶を交わすとすぐに山百合さんから今日の予定の確認が行われ、山百合さんの車を先導に出発。 谷沢水仙郷
館山道を15分南下して鋸南保田ICで県道34号に下り、谷沢水仙郷に向かって4km東走した。水仙など売っている売店の横の駐車場に停めさせてもらって、¥200の入園料を払った。昼食やおやつ用にと山百合さんの魚雷サンドやマダム和子さんのサンダギーの包みが配られて、出発準備。準備が終わっていた他の人の足元を見て、山靴に履き替え始めたが、「スニーカで大丈夫よ」と山百合さんに教えられて我家は軽いスニーカのままで歩き始めた。
売店のすぐ隣に「谷沢水仙郷、車は入れません」の看板が立つ分岐があり、ここが谷沢水仙郷の入口だった。
すぐ先に「水仙郷300m先」の道標があり、水仙が路側のあちこちに咲く生活道路を5分も歩いていくと、古びた「谷沢水仙郷」の標柱が立つ本格的な群生地に到着した。
目の前の谷底から両側の斜面まで一面水仙でまっ白! しばらく圧倒されてから、せっせとシャッタを押す。
右下にも左上にも水仙を見ながら、足取りも軽く坂道を登って行く。谷底にも別の道があり、私一人下を歩いて皆さんを見上げる。
道は休憩場所のところでUターンするが、群生地はその上どこまでも広がっていた。個人で管理している水仙郷らしいが、こんなに広く水仙を増やしていった管理者のご苦労はいかばかりかと感じ入るばかり。
Uターンした先の道が崩落していてブルーシートで覆われていたが、斜面全体の大規模な崩落で修復工事も大変そうだった。
山道を登って行ったところに掲示板が立つ小広場があり、小さな石の祠が祀ってあった。展望のために作られた広場のようだった。
「富士山」と書いた標柱が立っていて、その方向に目を凝らすと、富士山の白い頂部分が山の間にうっすらと見えていた。なんとか写るだろうとみんなでシャッタを押した。
反対方向には伊予ヶ岳の鋭鋒が頭を出していた。我家は啓ちゃん夫妻と一度、水戸アルパインクラブで一度登ったことがあるが、とらべえさんは明日ここを狙っているとのこと。
祠の脇に板切れが転がっており、裏返してみると「この先進入禁止」の字があった。裏返してあったので今は大丈夫なのだろうと判断して更に登ってみる。ここから先には水仙の花は見られず、200mも登って道が平らになったところで道を横断する細い赤い針金(?)で作られた柵がしてあった。これ以上は行けません。
少し引返したところが、風がこなくて日当たりも良くて弁当を広げるのにもってこいの場所だった。それぞれ陣取って朝貰った魚雷サンドを頬張る。山百合さんから大粒のイチゴが配られて、豪快に頬張る。美味しかったあ!
1時間近くもたっていたが、おしゃべりに花が咲いてあっという間の昼食休憩、重い腰を上げて下山にかかる。下りながら見る水仙の風情は、登るときとは少し違って見えて新鮮だ。
Uターンのところにある休憩所のテーブルが、古木の根の部分を切断しただけのもので、上面がでこぼこのユニークな形をしていて写真の被写体になった。
県道に出る手前の右奥に庭が見えていて、白い梅の花が咲いているのが見えていた。綺麗だと思ってシャッタを押したのだが、あまり出来ばえは良くなかった。
売店に戻ったのは歩き始めてから2時間が経っていた。店の人が「なかなか戻ってこないので道を間違えたかなと思って、反対側の出口まで行ってみたよ」とのこと。のんびり弁当を食べたりしていて、ご心配おかけしました。道を通行止めにしているのは、あの先で道が崩落していて危ないからとのことだった。
次は県道34号を更に2km奥に走あところで、右の枝道に入って行った。峠のトンネルを出たところが、をくずれ水仙郷の駐車場だったが、先導車はどんどん下って、佐久間ダムの辺の駐車場に入ってった。満車に近かったが、なんとか5台の車全部が駐車することが出来た。
(永年水車製作にたずさわっていた私にとっては、佐久間ダムといえば天竜川を堰き止めた発電用の巨大ダムのことしか思いつかないが、ここ房総にも小規模ながら灌漑用に同名の佐久間ダムがあったのだった) 駐車場から新長尾橋の上を歩いて佐久間ダムを渡っていく。途中から堰堤方向のダム湖の風景が素晴らしい。
バス停方向に歩いて行くと、右に「をくずれ水仙郷」の道標があり、このスイセン畑の中の遊歩道に入って行く。ここの水仙は塊を整然と並べて植えてあり、いかにも水仙畑を作りました言う感じがして、谷沢水仙郷のような自然さはない。でも、それなりに綺麗で、せっせとシャッタは押しながら歩いて行った。
その奥には梅の木の植え込みがあり、休憩舎もある。河津桜の木もあって、年によっては水仙の上に梅や桜が一緒に咲いて、ダム湖を背景に素晴らしい光景になることもあるとのことだった。
この広さでは水仙郷と言うには少し狭い、入口にあった「をくずれ水仙郷へ」の道標は、ここからもう少し上まで歩けば「をくずれ水仙郷」まで行けますよと言う意味だろう。
休憩舎の脇に「眺望台 大日塚」の道標があり、その道を登って行く。登り切ると自然石を重ねた塚があり、表面には「湯殿山 月山 羽黒山」の文字が読み取れた。かってはここは出羽三山信仰の拠点であったところだそうな。傍に小さな願掛大日如来石仏尊の社があり、おみくじが引けるようになっていた。
ここから湖畔までの急坂を石段で下る。
湖畔まで下ると、また水仙の植え込みがあり、ダム湖を背景にした白い水仙の風情は絵になった。脇には白くて大きな阿弥陀如来像も立っていた。
湖畔を巡る木道まで下りると、湖面にたくさんのカモが寄ってくる。餌付けになれているようだ。
1本だけだったが、きれいな赤い花をつけた紅梅の木があり、赤い椿も咲いていたりして、ここは彩りが華やかなところだった。
ダム湖向かいの散策路を一回りして駐車場に戻ったのは、まだ14時前、ホテルに入るには早すぎるので、ホテル近くの富山水仙遊歩道を案内してもらうことになった。 富山水仙遊歩道 佐久間ダム13:55 = 14:10道の駅富羅里P14:15 ---- 14:25入口この先標識 = 14:50展望所15:10 ---- 15:15神社 ---- 15:25案内板 ---- 15:30県道からの入口標識 ---- 15:50道の駅富羅里P16:00 = 16:05グランビュー岩井
車で道の駅富羅里に到着して、和子手製のチーズケーキを出したら、「富山遊歩道に休憩舎があるのでそこで頂きましょう」ということになり、ケーキの箱を大事に抱えて歩く大変な仕事をうしこさんにしていただくことになってしまった。
県道に出て東に向かい、富山を右に見ながらのんびりと歩いて行く。
500mほど歩いたところに「入口この先」の道標があり、ここは普通は遊歩道の出口になるらしいが、山百合さんはこの道に入って行った。この富山遊歩道はとらべえさんとうしこさんが去年の水仙の時期に山百合さんに案内してもらい、その時は先の入口から入って反時計回りに歩いたとのことだが、今回はチーズケーキを早く食べるために休憩舎が近くなるよう時計回りに案内されたのだった。
県道から入って行くとすぐにブドウ棚の様に仕立てた変ったイチジクの畑があった。イチジクの木はふつうは自然体に育てられ高木になるが、収穫しやすいように低く這うように誘引されているとのことだった。初めて見る光景。
しばらくは竹藪など里のゆるやかな坂道が続く。結構な坂道に、だるまさんと休み休み登って行った。
県道から10分ばかり歩くと、目の前に水仙の群生地が見えてきた。綺麗な花が見えてくると元気が出てくる。せっせとシャッタを押しまくった。
水仙に挟まれた階段道を登って行くと左向きに「展望所」の立札が立っていた。直進方向の上には小屋が見えて、先に登りついていたシモンさん等は上がってみたようだが、私はそのまま展望所に向かった。
展望所に上がると椿が咲いていたりする公園のような広場になり立派な休憩舎も立っていた。駐車している車も見えていて、頑張って登ってきた元気が萎えてくる。
眼下に内房の海岸線が広がっていて、残念ながら富士山は雲の中だったが、眺めていると気持ちが良くなる。和子のケーキが8等分に切り分けられて、皆さんに美味しいわと言ってもらって和子も満足顔。うしこさん、とらべえさん、シモンさん、交代しながらここまで大事に運んでいただいて有難う。
休憩舎から鋸南町と南房総市の境を走る林道に出て、少し歩くとすぐに遊歩道への分岐があった。
遊歩道に入ってすぐのところの右に見覚えのある小屋が見え、「神社があるからお参りしてきたら」と声を掛けられて和子と入って見ることにした。小屋は「展望所」の立札のところから見た小屋で、こんな建物が神社かいなと訝りながら裏に回ると、狭いところに押しこめられたように立つ赤い鳥居と小さな社があった。一礼しただけで皆さんの後を追った。
遊歩道を歩いて行くとすぐに水仙が咲き乱れる群生地に出た。登り側で見た群生地に負けない素晴らしさだった。
こちら東側の群生地は西側よりも民家に近く開けた感じがし、ミツバチの養蜂箱がおいてあったり、ところによっては黄色い匂い水仙の姿も見られた。
広い遊歩道を下って行くと「富山水仙遊歩道」の道標があり、ここからは歩行者だけの細い遊歩道になった。同じように素晴らしい水仙の群生地が続いた。
民家のある里の道になり、赤い椿の花、うす桃色のビワの花、黄色い蜜柑の実などの木が見られる様になると、県道はすぐだった。
県道に出たところが通常の富山水仙遊歩道への入口で、大きな案内図が立っていた。
県道に出て道の駅富羅里に向かってゆっくりと歩いて行った。道沿いには匂い水仙や菜の花など色とりどりの花が見えていた。
富羅里の駐車場からまた車列を作って案内してもらうと今夜の宿のグランビュー岩井はすぐだった。
7階の部屋からの内房の海の眺めは素晴らしかったが、すぐに持ち寄った飲み物やおつまみが出てきて賑やかなお話の会が始まった。ここでも山百合さんのお話は素晴らしい。昔のお身で話でも固有名詞が次々と出てきて圧倒された。私など、今日案内してもらった「谷沢水仙郷」「佐久間ダム」「富山水仙遊歩道」の三つだけでもちゃんと言えるかどうか心配しているのに---。 50分も飲んだりだべったりしているうちに日没時間になり、空が赤く燃え始めた。しばしお話会は中断、刻々変わって行く夕焼けを眺め、すっきりと見え始めた富士山や、裏に回って富山のシルエットの写真を撮ったりのシャッタータイムになった。
シャッタータイムの後、12階の展望風呂で海を眺めながら汗を流し、18時に部屋に運ばれてきた豪華な夕食に舌鼓を打った。二人分かと疑うほど大きな刺身の舟盛(サザエ、スズキ、ブダイ、カンパチ、キンメダイ、スルメイカ、アコウダイの7種類)に、きのこ尽くしの鮭鍋などが並び、お話会の残りのお酒に追加のワインも出てきて、ゆっくりと食べたり飲んだりしながら賑やかなお話が続いた。
楽しい夕食会の後、もう一度お風呂に入って身体を温めてから布団の中にもぐりこんだ。 3.2 2日目行動記録 をくずれ水仙郷から津森山: グランビュー岩井10:10 =10:15道の駅富羅里(解散)10:20= 10:40大崩公民館P10:45 ---- 10:45八雲神社10:50 ---- 11:05峠 ---- 11:20登山口 ---- 11:40民家 ---- 11:45津森山山頂12:25 ---- 12:30民家 ---- 12:50登山口 ---- 13:05峠 ---- 13:40大崩公民館13:45
翌朝もいい天気だったが、残念ながら富士山は雲の中。朝風呂に入ってから、一階のレストランでバイキングの朝食を頂いた。バイキングになるとついつい食べ過ぎになるのだが、ここでは鯵の干物を自分で焼くのが名物だというので、更に一品多くなった
朝食が終わると富士山も何とか見えるようになって、またシャッタータイム。
朝食後もコーヒを飲みながらのおしゃべり会が10時頃まで続いた。だるまさんマダム和子さん夫妻は鋸山、とらべえさんうしこさん夫妻は伊予ヶ岳、山百合さんとシモンさんは伊予ヶ岳に同行、我家はをくずれ水仙郷の奥の津森山に登ることになった。揃って宿を出て道の駅富羅里に立ち寄ってお土産の物色をしてから名残りを惜しみながら解散。 津森山の名前は今まで知らなかったのだが、水戸アルパインクラブの2月例会で房州アルプスを歩くことになっていて、その下調べに図書館で「新分県登山ガイド千葉県の山」を借りてきたら、そこにこの「大崩・津森山」が出ていたのだ。
富羅里から昨日下った道を逆にたどって佐久間ダムを通過、をくずれ水仙郷の駐車場のところまで登ってから右に入って大崩公民館の前まで一気に走った。公民館には駐車場があって、¥300の駐車料金を料金受けに入れるようになっていた。
車を置いて昨日と同じスニーカ姿で歩き始める。公民館近くは道の上下に水仙がいっぱい。真っ盛りの白い花がいい香りを流していた。
公民館のすぐ近くに石段があって、これを登ると八雲神社と満蔵寺が並んでいて、その境内には注連縄を廻した大きな公孫樹の木が聳えていた。
八雲神社からも水仙の花が咲き乱れる道が続き、右手には富山の双耳峰も見えていた。
菜の花や水仙の花を並べている何軒かの売店を過ぎて峠まで来ると、無料駐車場の看板があってその中にも小さな売店が店を開いていた。その先にも駐車できそうな広場があったが、ここまで車で入ってから、引返してをくずれ水仙郷を散策するのは気が重いかも知れない。
峠を越えると水仙の花は、日当たりの加減か、商売のために刈り取られるのか、まばらになってきた。目の前に色々な山が現れてくるが、どれかが津森山かも知れないがはっきりしない。どこまで歩いていくのだろうかと話しながら緩やかに下っていると、ガイドブックを片手に持ったご夫婦が快速で追い越して行った。この人たちに付いて行けば大丈夫だろうと、しばらく頑張って歩いたが、段々離れて行ってそのうち見えなくなってしまった。 何度か蛇行する舗装された緩やかな下り坂を歩いて行くと三叉路になり、右にガイドブックに目印として書いてある組集会所の建物があった。
左の道の入口に津森山登山口の立派な標柱があって、件のご夫婦が衣装替えをしていた。挨拶をしてすぐに再出発して行かれたので、標柱の前で記念写真を撮った。
ここから先は里の田舎道になって何度も分かれ道が現れたが、その度に手書きの小さな道標が立っていて助かった。
小さい頃育った田舎を思い出させるような田舎道をのんびりと歩いて行く。時々、先行のご夫婦の姿も見え隠れしていた。
白い水仙や黄色い蜜柑を愛でながら歩いて行くと牛小屋のある一軒家に到着し、この家の前庭を通させていただく。納屋でお仕事中の御主人に「お邪魔します」と挨拶すると、納屋から出てきて「その先に立札があるから、そこから左に曲がって登って行くと5分もあれば山頂だよ」と親切の教えていただいた。
その分岐の道標には「津守山336m」と書かれていた。「森」よりも「守」の方が感じがいいよなと話し合う。
ここからは細い一本道だが、富山や伊予ヶ岳が展望が出来る広場になったり、樹林になったり変化があって気持ちが良かった。向かいから6人のグループが「富士山が見えたよ」と言いながら機嫌よく下ってくるのに出会った。山頂でも子供連れの男性に逢い、下り道でも3組のグループに出会った。新分県登山ガイドに載ったので、水仙の時期には特に人気の山になっているのだろう。
最後に階段道を登った山頂には、金比羅神社、木花開耶姫、御獄大神の三神が祀ってあり、その横に小さな「房州低名山津森山336.0m」の山頂標識が立っていた。
伊予ヶ岳と富山がすっきりと見えていてパチリ、山頂標識の前で証拠写真を撮った。
山頂標識の横に「富士山、東京湾、伊豆方面一望 この先20m」の立札があったので、その方向に歩いて行くと、件の御夫婦が「富士山は山頂のところに雲がかかっていた」とがっかり顔で引き返してきた。
入れ替わりに展望場所まで歩いて行くと、富士山は何とか見えていますというぐらい、これを眺めながら昨日いただいたサンダギーの昼食をとった。
山頂に戻って伊予ヶ岳に登っているはずのシモンさんに携帯を入れると、そっちも丁度山頂にいるところだとのこと。伊予ヶ岳に向かって手を振ってみた。
山頂の反対側に刈り払いされた広場があり、下ってみたが、地図も持たなかったのでどの辺りが見えているのかさっぱりだった。 件のご夫婦は別ルートで下る積りとおっしゃりながら下って行かれたが、先々でも姿が見えていたので、結局は我家と同じくピストン登山になったようだ。 公民館まで引き返してから少し反対側に歩いてみたが、少し人が多くなってきたような感じだが、水仙の咲く雰囲気は同じような道が続いた。黄色い菜の花が珍しかったのでシャッタを押したのだが、写っていた山は伊予ヶ岳だろうか。
海ほたる経由帰宅
大崩公民館13:45 = 13:55鋸南保田IC = 14:30海ほたる15:25 = 16:40成田IC = 17:30稲敷IC = 17:45矢田部東PA17:55 = 18:30日立南IC = 18:50日立自宅 菜の花のお土産を買ってから、公民館に戻って車のナビに(鋸南保田IC−海ほたる−成田IC−稲敷IC−我家)と行き先指定して出発した。 木更津JCTでアクアライン方向に曲がると川崎向きにはどんどん車が走って行く。料金所を通過すると¥1550の精算表示、この先も洋上の橋の上を気持ちよく走って行く。
半数以上は川崎に直進するが、我が家のように海ほたるに立ち寄るお上りさんも結構いて、駐車場は満杯状態、ぐるぐる走っている間にやっと2階に駐車場所が見つかって車を入れることが出来た。
海ほたるの構造が判っていないが、人の流れに従って上階のデッキに上がって展望を楽しんだ。
木更津方向には、走ってきたアクアラインの橋の道が遠くまで見えていたが、反対側には何も見えなかった。昨日、とらべえさんが初めて海ほたるに来た時にこの先の道がなくなったと驚き騒いだという笑い話を聞かされていたので、この先川崎側はトンネルになっていることを知らされていたので騒がないで済んだ。かすかに白い構造物が見え隠れしていたが、あれは空気抜きの風の塔だったらしい。
レストランに入ってあさり塩ラーメンを食べてみたら、なかなかいい味がして美味しかった。ラーメンをすすりながら目の前に見えた君津方面の工場群が印象的で、食後もう一度デッキに上がって姉ヶ崎方面の火力発電所の煙突群の写真を撮った。工場育ちの男の性である。
海ほたるから木更津に引き返すとき、料金所の精算額が¥0だった。海ほたるに立ち寄った高速料金が無料だったと嬉しくなり、これから先、千葉や成田での大渋滞にもあまり嫌気を刺さないで気持ちよく我が家まで運転することが出来た。 この記録を書く前に、高速料金のおさらいをした。 日立南−稲敷:¥1350:通勤割引きそのまま
成田−鋸南保田:¥2400:平日昼間割引き、成田に9時前に入ったが通勤割引きにならず 鋸南保田−海ほたる:¥1550、休日割引き¥750+海ほたる往復¥800 海ほたる−成田:¥1500、休日割引き 稲敷−日立南:¥1350、休日割引き 神奈川県に行くのに首都高を走らなくて済むのでアクアラインが有り難いことが分かった。¥800の特別料金が適用される今年3月末までに(平常に戻ると¥3000)神奈川あたりの山のピークハントは終わらせてしまいたいものだ。
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