B57.バラの花を尋ねて
(静公園・フラワーヒル花園・七ツ洞公園)

1.動 機
 笠間に引っ越した和子の妹の家を訪問することになり、笠間まで出かけるついでに笠間の山に登って帰ろうかと相談していたが、30度近い暑い日になりそうな天気予報になり汗をかきそうで嫌になっていた。丁度目にした週刊茨城朝日に「バラの香りに誘われて」の特集が出ているのをみて(出ていた地点は「県フラワーパーク」「辰ノ口親水公園」「県植物園」「坂本雅史宅」「フラワーヒル花園」「七ツ洞公園」)、山の代わりにフラワーヒル花園と七ツ洞公園に立ち寄ってバラを鑑賞することにした。
 
2.データ
a)山域:静公園(60m)、フラワーヒル花園(50m)、七ツ洞公園(30m)
b)登山日:2014/05/29(木)
c)日程:自宅9:30 = 10:00静公園10:15 = 11:00笠間(昼食)14:15 = 14:25フラワーヒル花園15:10 = 15:20笠間16:15 = 17:00七ツ洞公園17:40 = 18:20自宅
d)同行者:和子
e)地形図:1/25000

3.山行記録
 11時着の約束に20分余裕を見て我が家を出発したが、県道61が空いていて、中間地点の静公園前で時計を見ると妹宅に早く着き過ぎそうだった。名物のボタンザクラもツツジもとっくに終わっている時期だが、何か他の花が咲いているだろうことを期待して、時間調整に公園を散歩することにした。
 ガラガラの駐車場に車を入れて下の池を見下ろすと、池全体が蓮の葉で覆われていた。公園に下りると今日のお目当てのバラも咲いており、池の中には蓮の葉の群生の外側にそって新鮮な蓮の花が咲いていた。静公園に蓮の花があることはあまり知られていない。
(バラ)
(蓮池)

 ピンクや白の綺麗な花を見ながら池の周りを一回りした。
(ピンクの蓮の花)
(白い蓮の花)

 静公園を出て先の道が少し混んでいるところがあって心配したが、ジャスト11時に妹宅に到着して、冷たいハーブ茶を頂いてから新居を見せて頂いた。主菜のグラタンに、柔らかい自家製パン、自家菜園のサラダの昼食を頂き、これまた自慢の自家製シフォンケーキを頂きながら積もる話に時間を忘れた。
 フラワーヒル花園は自宅から10km足らずだが妹さんもまだ行ったことがないとのこと、ナビ付の我家の車で一緒に出掛けることになった。女性オーナが個人で作られ手入れされている1500坪のイングリッシュガーデン、広い園内には木道や芝生の回遊路が張り巡らされていて気持ちよく歩ける。途中で出会った西山さんのお話も伺い、ハナミズキ、ラベンダー、ヒマワリ、バラからハーブなど、今では数え切れないくらいの数になっているとのこと。6月中旬から9月初旬まではブルーベリー摘みができらしい。
(女主人の話も伺う)
(ハーブガーデン)

(そぞろ歩き)

(センタ)
(ツルバラの棚)

 西山さんが「私は手造りの「花の楽園」を作りたいと夢を持っていました。ある時、 ヨーロッパ「花紀行」に参加しイギリスの庭園に魅せられ、この花園へ、自然環境をいかした「癒しの空間」を提供しようと考えました。」と言われるように、咲き乱れる草花とハーブがまわりの山々とマッチしていて素晴らしい空間でした。
(愛宕山と花園)

 1時間近く花園を散策して妹宅に引返し、冷たいハーブテイーのおもてなしを受けながらまた話し込み、16過ぎになってお礼を言ってやっと退去、車のナビに七ツ洞公園を行き先指定して出発した。七ツ洞公園なる名前は今回の週刊茨城朝日で初めて知ったのだ。
 広い七ツ洞公園の駐車場に着いたが、目の前に広い芝生広場があり、公園はその先らしいが園内の案内図が見当たらない。どっちへ行けばいいのか判らないが、ままよと正面の森の中に見えた道に入ってやみくもに歩いて行くと「秘密の花苑」の前に着いた。ここには公園の案内板があった。
(七ツ洞公園入口)
(秘密の花苑)

 入口の看板には入園時間が17時までとなっていてその時間は過ぎていたが、ゲートが開いていて、近くに誰もいないので入らせていただく。
(秘密の花苑入口門)
(内周沿いの構築)

 七ツ洞公園HPのリーフレットによれば「秘密の花苑」は
     レンガと生垣に囲まれた静かな空間に、イギリスの伝統的な造園技法を用いた植栽により、季節感とその色彩を色濃く映し出す。直径50mのイギリス式の円形庭園内は、四季を表した4つのエリアのそれぞれに、多彩な品種の草植物を植栽しています。さらに、ビクトリア調のパーゴラやクラシックなベンチ等を配しています。
(秘密の花苑のセンタ)

 咲き乱れるバラなどを眺めながら秘密の花苑の中をゆっくりと散策してからゲートの外に出る。案内図に従ってダム湖の方に向かうと、ダム湖の緑の水面とダムDのイギリス調の白い橋との調和が美しい。
 ダム湖畔の遊歩道を歩いてダムEに向かうと、これこそイギリス調と思われる円形のパビリオンがあった。脇では一人の男性が静かに釣りをしていた。
(ダムD)
(パビリオン)

 ダムEの右側には車道が通っていたが、その向こうも公園内のようだった。周りの景色を眺めながらダム湖の周りを歩いてダムDの上を渡って元の場所に戻り、さらにダムCに向かう。
 ダムCの上から上流側を見ると、ダム湖の向こうにダムBが見え、ここには日本調の四阿が立っていた。その脇にも釣りをしている男性が一人いた。
(ダムEの上)
(ダムCからダムBを望む)

 ダムBまでも道が繋がっているようだったが、そろそろ遅い時間になってきたので、ダムCのところから駐車場に戻った。帰宅後調べてみたら、この公園は水戸市が1999年に開園したイギリス式の自然風形式庭園であって、とても広くて色々な遊歩道も整備されているらしい。権現山横穴群などの歴史遺跡もあるようなので、一日たっぷり楽しめそうだ。またのお楽しみ。
(リーフレットの一部)

 



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