B73.浅間嶺と三頭山(関東百名山)

1.動 機
 長い梅雨が明けたので、久しぶりに遠出することにし、武蔵五日市まで割安の東京お出かけフリー切符で往復し、一日目に払沢の滝を眺めて浅間嶺に登り、人里に下って一泊、二日目に都民の森から鞘口峠・三頭山・三頭大滝と周回してきた。
 
2.データ
a)山域:浅間嶺(903m)、三頭山東峰(1528m)、三頭山中峰(1531m)、三頭山西峰(1525m)
b)登山日:2014/7/22(火)晴のち曇、23(水)晴のち曇
c)コースタイム:
(1日目)大甕駅5:51 = JR = 9:38武蔵五日市駅 =バス= 10:30払沢の滝入口 ---- 浅間嶺 ---- 15:50人里 =バス= 数馬(泊)
(2日目)数馬 = 9:30都民の森 ---- 鞘口峠 ---- 三頭山 ---- ムシカリ峠 ---- 三頭大滝 ---- 14:30都民の森 =バス= 武蔵五日市駅16:13 = JR = 20:04大甕駅
d)同行者:和子
e)地形図:1/25000 「猪丸」「奥多摩湖」

3.1 1日目浅間嶺山行記録
    日立自宅5:30 = 5:45大甕駅5:51 = 7:46上野駅7:50 = 7:57神田駅8:07 = 9:06拝島駅9:22 = 9:38武蔵五日市駅10:05 = 10:30払沢の滝入口10:42 ---- 10:47喫茶 ---- 10:55 払沢の滝11:05 ---- 11:14喫茶 ---- 11:18駐車場 ---- 11:22浅間嶺登山口 ---- 12:08時坂峠(昼食)12:35 ---- 12:55峠の茶屋13:00 ---- 13:10高橋家 ---- 13:55十字路14:00 ---- 14:20浅間嶺14:28 ---- 14:32休憩所14:45 ---- 15:05人里峠 ---- 15:50人里15:58 = 16:10かんづくり荘(泊)
(払沢の滝と浅間嶺の歩行軌跡)

 朝食をとらないで我が家を出発、大甕駅から5時51分発のフレッシュひたち号に乗り、車内で朝食を食べて上野駅で乗り換え、神田駅で中央快速青梅行きに乗り換えた。乗り換える駅や時刻はあらかじめNETで調べてはいたが、慣れない路線の電車での移動、時計を見たり通過する駅名を確認したりなかなか疲れる。9時半過ぎに無事に終点の武蔵五日市駅に到着した時はホッとした。
 駅前のバス乗り場で時刻表を見てまた一慌て、予定表では10時05分発のバスに乗ることになっているが、都民の森行きや数馬行きの時刻表には10時台のバスがない。案内所で確認すると、藤倉行きが払沢の滝入口を通ると聞いて一安堵、定刻に入ってきたバスに乗って払沢の滝入口に10時半に到着した。
 ガイドブックでは、ここから浅間嶺を超えて浅間尾根登山口まで歩くと距離11km、歩行時間4時間半とあり、我が家に丁度いいコースだと思っていて、払沢の滝に寄り道するのは余分かなと思っていたのだが、「東京で唯一の「日本の滝百選」まで15分」の看板を見るとどうしても見てみたくなる。
(払沢の滝入口バス停の分岐)
(払沢の滝分岐)

 道標は整備されていて、3カ所分岐があったが、夫々「払沢の滝」の案内板があり、最後の分岐、喫茶店脇から左の砂利道に入って行くと一本道。
 沢沿いの道を歩いて行くと、すぐに昔の郵便局のような建物が見えてきた。〒マークの看板もあって、こんな不便なところに郵便局?と思いながら近づくと、入口には「ひろはらゆうびん館」「木工房 森のささやき」の看板があり、本日休業だった。
(払沢の滝入口)
(郵便局?)

 沢沿いを緩やかに登って行くと、流れが細くなって滝のようになったところもある綺麗な清流になり「忠助渕」の立札が立っていた。
 淵のせせらぎの音を聞きながら、水神宮の石碑を拝んで登って行くが、滝に着くまでは結構歩き甲斐があった。帰り道で出会った大きなカメラを抱えて汗まみれになった男性が、「滝はまだですかあ?もう疲れちゃって」と嘆いていた。「もう少しですよ」と励ます。
(忠助渕)
(水神宮)

 滝が見えるところまで来ると、手前に小広場があって、男性3人が滝を見上げながらお八つの時間、挨拶を交わして滝壺の近くまでの石段を登っていって滝を見上げる。
 払沢の滝は4つの段を合わせると全長60mらしいが、滝壺の近くから見えるのは最下段の26mの滝だが、その姿が美しく雄大で見応えあり、木の葉越しには上段の滝もちらちら見えていて、滝百選に入るだけのことはある光景だった。見に来てよかった。
(払沢の滝@)
(払沢の滝A)

 払沢の滝の眺めに満足して喫茶店分岐まで引き換えした時は歩き始めて30分かかっていた。喫茶店分岐の所で左に曲がると浅間尾根への広い道に戻り、すぐに駐車場があった。駐車場には、払沢の滝や浅間嶺の案内図の他に、大きな「檜原村滝巡りマップ」の案内板があり、村内を13もの滝を見ながら回るコースがあるらしい。
 駐車場の先から車道を少し歩くと「時坂峠1.3km、浅間嶺4.6km」の道標があり、階段の登山道が始まった。
(駐車場にあった看板)
(浅間嶺登山口)

 蛇行する車道を縫うように作られた登山道を、ときどき車道歩きもしながら道標に従って登って行く。梅雨明けで気温が昨日よりも一気に上がって猛烈な暑さ、背中も焼かれて汗を拭きながら登って行った。
 右上に小さな鳥居が見えてくると、目の前が明るくなって時坂峠に到着、路傍の小さな祠にお参りして急登は一休み。
(車道歩き)
(時沢峠の社と鳥居)

 時坂峠に12時過ぎの到着、林道の向こうには奥多摩の山々が連なっているが、目の前にスギの木立があって展望を邪魔するのが残念だったが、林道わきでゆっくりと昼食をとった。
 時坂峠からは林道を左に歩いて行くと峠の茶屋があった。本日休業だったが、お店の前に流れっぱなしの冷たい水があったので、有り難く頂戴する。
(樹間から)
(峠の茶屋)

 店の前は眺めの良い展望所になっていて一休み、目の前の仏岩の頭に隠れて御前山は見えないが、左に雲取山から鷹ノ巣山、右に大岳山から鋸山が見えていて昔の山行を思い出す。(雲取山から鷹ノ巣山を歩いた記録はアップしてあるが、大岳山から鋸山を歩いた記録はまだアルバムの中だ。早々にアップすることにしよう。)
(峠の茶屋前からの展望:雲取山・鷹ノ巣山・仏岩の頭・鋸山・大岳山)

 峠の茶屋を過ぎると右上に大山砥神社があり、その先の左に浅間尾根への道標が立つ山道が別れていて、車道歩きはここでお終いになった。
 山道を少し下って木橋を渡ると間もなく立派な構えの家が見えてきた。長屋門には休みどころの看板があったが本日休業、長屋門の横にはカタカタコットンの水車があった。
(山道へ)
(旧家)

 暗い杉木立の中を歩いて行くと先ほどの沢沿いに戻り、沢には採水用のタンクやホースがいくつも見られた。
 少し登って小尾根を越えて向かいの山腹に回り込むと、ミズナラなどの広葉樹の明るい道になった。
(取水場のある沢)
(広葉樹の路)

 この辺りは「関東ふれあいの道」の道標もあって気持ちの良い道だったが、前を歩いていた和子が「熊!」と言って突然立ち止った。枯木の造形だった。
(関東ふれあいの道)
(熊が出た!)

 気持ちよく歩いて行くと十字路があり、道標には直進「浅間嶺0.4km」左折「展望台0.6km。浅間嶺0.7km」とあった。私は展望台の名前が魅力で左に行きたかったが、和子は久し振りの暑さに気分的に疲れてきていて、歩く距離が300m短い直進方向にしようと言う。言い争っている時、向かいの直進方向から中年の二人連れがやって来た。「展望台はどんなところですか」と訊くと、「私たちも知らない。これから払沢の滝まで下るだけだから、時間もあるので私たちも行ってみたい。」という事で、しばらくご一緒に歩くことになった。お二人はお元気で歩くのも速く、ゆっくりペースの我が夫婦を時々立ち止まって待っていてくださる。
 急登を登って松生山への分岐まで来るとなだらかな尾根道になり、しばらく歩くと右の展望が開けたところに出た。峠の茶屋前では仏岩の頭の陰になって見えなかった御前山も見えていた。樹木が少し邪魔しているが「距離からしてここが展望台かな?」と言いながらも、展望台の標識がないのでシャッタは押さないで通り過ぎた。
(浅間嶺展望台からの展望:御前山・湯久保山・仏岩の頭・鋸山・大岳山)

 そこからすぐ先のピークに立派な浅間嶺の山頂標が立っていた。浅間嶺到着14時20分。ツーショット写真の押し合いをしたが、ここまでご夫婦だと思っていた二人連れさんは山友達とのことだった。我が夫婦よりも仲が良さそう、ここから引き返して行かれた。
 ここが浅間嶺なので、先ほどの所が展望台だとはっきりしたので、私だけ展望台までちょっと引返して展望写真を撮ってきた。浅間嶺から少し下ると上川乗へ下る分岐があり、直進方向右下に休憩所の広場が見えていた。
 休憩所からも展望が広がっていたが、曇りも強くなって魅力無し、休憩舎の中でコーヒを飲みながらこれから先の行程を相談した。予定の数馬の浅間尾根登山口まで歩くと先はまだ2時間10分かかり、ここまで暑い中を4時間歩いてきた身体には少々辛そう。手前の峠から人里(へんぼり)へ下れば残りは50分、これで行こうとすぐに結論が出た。
(浅間嶺山頂)
(浅間嶺休憩所)

 休憩所を14時45分に出発、少し下ると二人連れに出合った十字路からの道に合流し、ここからまた山腹を巻いていった。
 途中、伐採作業中のため尾根側に押し上げられたが、20分ほどで人里峠(へんぼりとおげ)に着いた。
(巻道)
(人里峠)

 峠にあった小さな道祖神にお参りして人里への下りに入った。スギの植林の中、タマアジサイの蕾などを見ながらジグザグに下って行く。
 分岐から植林を20分も下ったところに民家があってバス停も近いかと思ったが、これは廃屋のような一軒家、集落までは更に15分かかった。
(植林の中の下り道)
(やっと集落に出た)

 集落に下りると楽ちん道になるだろうと思ったら、ここからの車道はコンクリート打ちっぱなしの凄い急坂、膝に応えてなかなか楽をさせてくれなかった。
 人里峠から標高差350mを下り切ってバス道路についたのは15時50分、きつかったなあと感慨深く浅間尾根を振り返った。
(コンクリートとの急坂)
(人里バス停から浅間尾根)

 人里バス停がすぐのところにあり、バス時刻表には15時53分がある。もう通り過ぎたのかなあ、次のバスは1時間も後なのにと心配していると、少し遅れてバスの音が聞こえてきた。手を挙げて載せて貰うと、車中に乗客は一人もおらず貸切。降りるバス停が判らないので、民宿かんづくり荘近くのバス停に停めて貰うようお願いすると、民宿の真ん前で停めてくれた。運転手さんの親切な計らいにお礼を言ってバスを降りた。
 民宿に入ると今夜の宿泊客は我が家だけで、またも貸切だった。昨日までの連休で奥さんが疲れてしまって、今日は飛び込みのお客も断っているとのことで、道路沿いには本日休業の張り紙がしてあった。
 我家のためだけに沸かされた沢沿いのある浴室に入ってゆっくりと汗を流し、山の幸がいっぱい並んだ夕食膳に舌鼓をうって、一日の疲れを吹き飛ばした。
(かんづくり荘)
(夕食膳)

出会った花たち
 暑い暑い山旅だったが、足元にはいろいろな可愛い花が咲いていて慰めてくれた。
(ヤマアジサイ)
(イワタバコ)

(ホタルブクロ)
(リュウノヒゲ)

(オカトラノオ)
(タマアジサイ)



3.2 2日目三頭山山行記録
    かんづくり荘9:00 ---- 浅間坂入口9:08 = 9:30都民の森入口9:37 ---- 10:05鞘口峠 ---- 10:25分岐 ---- 10:30引返し点10:35 ---- 10:40分岐 ---- 10:55合流点 ---- 11:05見晴し小屋 ---- 11:25×分岐11:30 ---- 11:42分岐 ---- 11:45展望デッキ ---- 11:53三頭山東峰(昼食) ---- 11:58三頭山中央峰 ---- 12:09三頭山西峰12:40 ---- 12:55ムシカリ峠13:00 ---- 13:38ブナのテラス ---- 13:52石山の路分岐 ---- 13:56滝見橋14:00 ---- 14:20森林館 ---- 14:30都民の森入口14:42 = 14:53数馬14:57 = 15:58武蔵五日市駅16:13 = 16:30拝島駅16:40 = 16:51立川駅17:00 = 17:47神田駅17:51 = 17:55上野駅18:30 = 20:04大甕駅 ---- 20:20日立自宅
(都民の森から三頭山周回の歩行軌跡)

 朝食は8時から、食事前に外に出てバスの乗り場を確認し、南秋川沿いを歩いて綺麗な流れを眺めながら足慣らしをした。自家製味噌の優しい味の味噌汁や味噌和えの茄子などが並んだ朝食を美味しく頂き、食後のコーヒのサービスも受けてから宿を出た。
 浅間尾根登山口のバス停から定刻にやって来たバスに乗り込むと、数馬の集落を過ぎるとくねくねとした奥多摩周遊道路をどんどん登って高度を上げていく。三つピークが並ぶ山が窓から見え、これが三頭山だとしてシャッタを押した。
 終点の都民の森入口は広い駐車場になっていて、標高は1010mあり浅間嶺山頂よりも高い。標高が高い分、暑さは昨日朝より少し楽に感じられ、標高差も標高1531mの三頭山まで登り500mほどで意外と少ない。
(バスの車窓から)
(都民の森入口)

 都民の森には遊歩道が網の目のようにあって、三頭山へのコースもいろいろある。当初はここから鞘口峠を経て三頭山に登り、南の尾根を辿って大沢山、槇寄山を通ってから温泉センタ近くの数馬に下る予定もあったが、昨日の暑さに気力も萎えて、三頭山から南にムシカリ峠まで下ってからすぐに大滝経由、都民の森に帰ってくることにした。
 沢沿いの遊歩道を登って行こうとしたが、入口に通行止めがしてあり、大勢の人が登って行く車道を登って行った。
(歩道側は通行止め)
(車道を進む)

 打ち合わせ中の団体さんの脇を通って歩いて行き、森林館への階段道を左に見送るとすぐにトンネルになった。トンネルの上には森林館の建物が聳えるように建っていた。
 トンネルを過ぎると鞘口峠への直登から別れる迂回路があった。日が当たって暑いので、直登を避けて登りが緩やかな迂回路を選んだ。
(森林館下のトンネル通って)
(迂回路)

 緩やかな道は15分ほど、鞘口峠への直登道と合流すると急坂になり、これを登り切ってやっと鞘口峠に登りついた。御前山への分岐になっている峠には休憩所もあったが、休まないでそのまま左の三頭山に向かう尾根道に入った。
(峠への登り)
(鞘口峠)

 尾根道を20分も登って1200m標高の道標を過ぎたところに「登山道」と「ぶなの道」の分岐があり、どちらも三頭山に向かっている。
 近道の登山道を選んで5分も登ったところで、ポケットに入れたはずの眼鏡がないことに気が付いた。歩きながら度々汗を拭くので、その度に眼鏡を外すのが面倒で、1200m道標辺りで眼鏡をポケットに入れて歩いていたのだ。眼鏡がないとポケナビを見るのに不便だが、まあしようがないかと思っていると、和子が一寸探してみると云ってザックを置いて下って行ってしまった。
 じっと待っていてもしようがないので、私も分岐点まで引き返そうと思って二つのザックを背負って下っていると、和子から「あったよ」と携帯がかかってきた。数日前に和子も携帯を持つようになっていた。
(分岐標)
(登山道へ)

 分岐点で合流して厳しい叱責の御小言を頂戴し、今度はぶなの道に入って緩やかに登って行くと、15分ほどで初めに歩き始めた登山道と合流した。合流してからちょっと尾根道を歩くとまたぶなの道と登山道との分岐点に出合った。案内図からは判然としなかったが、ぶなの道の方が見晴し小屋に繋がっているように見えて、左の道を選んだ。
 ぶなの道に入って少し歩くと見晴し小屋が見えてきて、都民の森へ下る探鳥の路の分岐もあった。見晴し小屋に上がってみると東方が開けていて、霞んだ中に大岳山がかすかに見えていた。
(分岐標識)
(見晴し小屋)

 見晴し小屋を下りてぶなの森を先に進むと、先ほど別れた登山道と合流し、コマドリの路分岐を左に見送って歩いて行くと、尾根に引き返す方向に「この先行止り」の道標があった。
 行止りの先に何かあるという記事を見たような気がして踏み込んでみた。しかし、数分歩いて登りついたピークには小さな石柱の外には何もなく行止り、そこにはこの山行で初めてで最後に見るホツツジの花が咲いていた。この写真を撮ったことであきらめ、引き返して三頭山に向かった。
(行止り分岐)
(ホツツジ)

 東峰への道標を見ながら尾根道を歩いて行くと、左下の古木に洞があり、その中に白い観音像が祀ってあり、珍しくてパチリ。
 その先、山腹を巻く道を歩いて行くと、右に引き返す方向に「東峰」の道標があり、急坂を一登りすると展望デッキがあった。
(洞の中の観音像)
(分岐標)

 相変わらずの曇り空で霞んでいたが、説明図があったので何とか御前山や大岳山を確認することが出来た。
(展望デッキからの眺め説明図)
(展望デッキからの眺め実写)

 展望台を降りてちょっと歩いた先に1527.5mのピークに三角点標石と三頭山東峰の山頂標が立っていた。
 東峰でツーショット写真を撮ってから先に進むと、すぐに次の1931mピークに三頭山中央峰の山頂標が立っていた。
(三頭山東峰)
(三頭山中央峰)

 中央峰から緩やかに下って行くと右へ奥多摩湖、左へ西原峠への分岐があり、正面の階段道を登って行くと広い山頂部を持った1925mの西峰に着いた。ここにはあちこちにベンチがあり、大勢の登山者で賑わっていた。ツーショット写真のシャッタもセルフタイマーではなく、近くの人にお願いした。
 天気が良ければ展望がいい山頂のようで、富士山などが写った色んな方向の展望写真が立っていたが、ますます雲が多くなってきていて残念ながら山名を同定することは叶わなかった。それでも、関東百名山三頭山に登り切ったことに満足し、ベンチに陣取って昼食をとりながらゆっくりと休憩した。
(三頭山西峰)
(西峰から)

 昼食後、直進方向に進んだら「鶴峠へ(都民の森ではありません)」の道標があって方向が違っていたことに気が付いて大慌て、山頂に引き返して「三頭山避難小屋」方向に向きを変えた。
 少し下ると、直角に何度も折れ曲がった変形ブナがあり、珍しくてまたパチリ。
(避難小屋方向へ下る)
(奇形ブナ)

 ここからは 角材で作られた階段道がどこまでも続いて少々うんざり。
 下り切った鞍部がムシカリ峠で、左に下ると30分で三頭大滝に着くとなっている。昨夜の打ち合わせ通りに左の大滝方向に下った。
(どこまでも続く階段道)
(ムシカリ峠)

 始めはブナの斜面をトラバースするような土の道を下り、やがて沢に近づくと岩っぽい道になって、足を滑らさないよう気を遣いながら下って行った。
(ブナの路)
(岩っぽい路)

 何度も枝沢を渡って行き、コマドリの路と合流した先1200m地点にブナの森テラスという休憩舎があって小休止。
 テラスから沢を渡って沢沿いを下って行くと「炭焼き」の説明板があった。どこかに炭焼き小屋の跡があったのに気が付かなかったのだろうか。
(何度も沢を渡り)
(炭焼き)

 ムシカリ峠から直進してから遠回りで下ってくる「石の路」と合流すると、大滝のすぐ上の沢を渡る橋があった。橋近くからは下流からゴーゴーと滝の音が聞こえていた。
 橋からは道が広くなり、回り込むようにその道を下って行くと、大滝休憩舎が建っており、脇から滝が見えるかと期待しながら道傍から下を覗いてみたが、そこからも滝は見えなかった。
 も少し下ったところの右に滝見橋への分岐があった。長さ55mの立派な吊橋の上からは三頭大滝が正面間近に見えていた。
 崖を滑める様に高さ33mを流れ落ちる大滝の姿はなかなか美しい。間近から眺めるので迫力充分だが、全体像を一目で見るには近すぎる。滝口を見るには上を見上げ、滝壺を見るには橋桁から乗り出して真下を覗き込まなければならない。下の全体写真は2枚の写真を縦に繋いで合成した。

(大滝上流の橋)

(大滝休憩舎)
(滝見橋)
(三頭大滝)

 大滝から森林館までの道は「大滝の路」と呼ばれ、ウッドチップが敷かれたフカフカの道になって気持ちよく歩けた。特に大滝近くのウッドチップは昨日か今日新たに敷かれたばかりのようで、いい香りに包まれて快適この上なかった。
 なだらかな道を気持ちよく歩いて行くと、道がUターンする曲がり角のところの視界が広かった。展望図では、土俵山や生藤山、市道山の向こうに東京湾も見えるらしいが、確認できたのは近くの奥多摩周遊道路だけだった。
(ウッドチップの路)
(奥多摩周遊道路・東京湾方面)

 森林館から木の階段道を下って、朝登ってきた車道に出て駐車場に戻った。到着したのは予定のバスが発車する10分ほど前、都民の森から数馬までは無料連絡バスに乗り、数馬で武蔵五日市までのバスに乗り換えた。
 数馬のバス停には「自由乗降バスの運行に付いて」の説明板があり、ここから本宿までは停留所以外でも自由に乗降できるとあった。昨日、民宿前で下してくれた親切な運転手さんは規律違反をしたのではなかった。
(森林館から下る)
(駐車場からバス)

 武蔵五日市駅でJR電車に乗り、拝島、立川、神田で乗り換えるまで随分と神経を使って、三頭山を歩いている時よりも疲れた気分になった。

出会った花たち
 今日も色々な夏の花に出合った。特にムシカリ峠から三頭大滝までのぶなの路で何回もシャッタを押した。
(コアジサイ)
(ヤマアジサイ)

(ヤグルマソウ?)
(ギンバイソウ)

(トリアシショウマ)
(これもヤマアジサイ?)




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