Ｂ８２．海浜公園ライトアップ

ｃ）日程：西ゲート 16:40 ＝ 16:55 みはらしの里 17:00 ＝ 17:05 みはらしの丘 17:10 ＝ 17:15 大草原 ＝ 17:30 中央口 ＝ フラワーガーデン ＝ 17:50 みはらしの丘 18:05 ＝ 18:10 古民家 18:25 ＝ 18:30 みはらしの丘 19:10 ＝ 19:25 西ゲート

　西口で入場券を買ってゲートを通ると「18時以後は南側は通行止めになるので注意してください」と係員のご注意あり、18時ではまだ明るくてライトアップも迫力ないと思って、ゆっくりと南側エリアを歩く積りでいたが、予定変更やむなし。
　西ゲートを通ってまずはひまわりを眺めにみはらしの里に向かう。途中、大がかりな改造工事に遮られて遠回りになったが、みはらしの里には満開のひまわりが待ってくれていた。お日様が当たっていればもっと綺麗なのだろうが、そのおかげで気温は低いのだから贅沢を言っては罰が当たる、二人でせっせとシャッタを押しながら歩いて行った。

　同じみはらしの里にはジニアが満開になっていた。色とりどりの花が一面に広がっている様は、これまた見事だった。

　みはらしの里でひまわりとジニアをゆっくりと眺めてから、すぐ先のみはらしの丘に向かう。遊歩道を歩いて丘のてっぺんまで上がって振り返ると、マリモのような緑のコキアが一面に広がった眺めが綺麗だった。その向こうに見えるはずの山々は何も見えず、海側はコキアが少ないし、曇り空で海面が青くないので絵にならない。早々に下って、公園の南側エリアに向かった。

　はまかぜ橋を渡って大草原エリアに入ると、ここも何かの行事の後片付けで通行制限、どっちに行こうかと迷っていると、親切な係員が「フラワーガーデンにはまだ色々な花が咲いていますよ」と中央口へ誘導してくれた。
　中央口近くのプレジャーガーデンに入ると、薄暗くなってきても大勢の家族連れで賑ぎやかだった。

　フラワーガーデンには咲き残りのキバナコスモスなど見られたが少々寂しい感じ、通路に珍しいタイタンビカスの大鉢がずらりと並べられていて綺麗だった。

　18時のライトアップ開始時間に合わせてみはらしの丘に向かうと、最前歩いた時に見当をつけていた頂上手前の小高いところに何人ものカメラマニアが三脚を構えで陣取っていた。その脇で点灯を待つこと5分、ミュージックが流れ始めて沢山のライトが点灯した。予想通りライトの効果は感じられず、プログラムでは30分おきに5分のショウが繰り返されるというので、次の6時30分まですぐ下の古民家まで行ってみた。

　古民家には、コキアのライトアップに合わせてひょうたんランプ展が行われていた。ひょうたんランプは今年の3月に県植物園の展示室でお目にかかったことがあるが、真っ暗い古民家の部屋の中に丁寧に細工された穴から灯り出すひょうたん人形が100点以上も並んでいる様は見事だった。ここに並んだひょうたんランプは86才のおばあさんが一人で作ったものだとのこと。細かい作業の成果を眺めながら、後期高齢者になったばかりで年取ったと弱音を吐いてはおれないなと反省させられた。
　隣のもう一軒の古民家前ではがまの油売り口上の準備が始められていたが、口上は19時からと20時からという。コキアのライトアップと重なるので諦める。

　展望所に戻って18時半の次のライトアップを待ったが、まだ日没直後、まだまだ見応えは無く、19時のライトアップを待つ。ライトアップショウは30分おきの5分間と思っていたが、丘に配置されたたくさんのライトはずうっと点いたままで、5分間のショウとはサーチライトが点灯されてミュージックに合わせて丘のコキアや下の古民家、そして上の大空とぐるぐる方向を変えていくショウだった。
　段々と暗くなってくるにつれてライトの明かりが目立つようになり、三脚を構えていたカメラマンたちのシャッタ音も聞こえるようになってきた。海浜公園HPの宣伝文句「音と光のシンクロにより、みはらしの丘の四季を表現した「Light of the Four Seasons」。音楽に合わせて、ふわふわ♪もこもこ?の緑のコキアがカラフルな光に照らされ、皆さんを幻想的な世界へといざないます。」の言の通りに、4色に変わるライトに照らしだされるコキアの眺めは素晴らしかった。

（みはらしの丘ライトアップ：白色）

（みはらしの丘ライトアップ：緑色）

（みはらしの丘ライトアップ：赤色）

（橙みはらしの丘ライトアップ：黄色）

　19時になるとサーチライトも点灯され、一段と華麗になってきた。

　暗くなってからの5分間のショウを見て十分満足し、家に帰ることにして西ゲートに向かうと、まだまだこちらに向かって歩いてくる観光客の列が続いていた。考えてみればライトアップショウはこれからが本番だった。

　

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