C44.盛金富士

1.動 機
 今年も盛金富士のイワウチワを見に行きたいと思っていたが、いろいろ忙しくて調整がつかずイワウチワの好期を逃がしてしまった。それでも今年の3月に下見したのが勿体ないとの思いで、いくらか花が咲き残っていっればいいやとの覚悟で行ってみることにした。盛金富士では下見と同じコースを歩いて咲き残りのイワウチワを楽しむことができ、帰途は、西野内と辰ノ口に立ち寄って満開のサクラ並木を楽しんで帰ってきた。

2.データ
a)山域:盛金富士(341)、西野内桜並木、辰ノ口堰公園
b)登山日:2016/04/12(日)
c)日程:自宅10:10 = 11:00下小川駅駐車場11:10 ---- 11:15登山口 ---- 11:45休憩所11:50 ---- 12:30盛金富士(昼食)13:05 ---- 14:05下山口 ---- 14:15下小川駅駐車場14:20 = 14:25西野内桜並木14:35 = 14:55辰ノ口公園15:15 = 16:00自宅
d)同行者:和子

3.山行記録
1)盛金富士
 下小川駅に11時に到着すると日曜日なのに駐車場は満車に近い。もしかしてイワウチワはまだ綺麗なのかと期待させられた。
 登山口からの急登を登り始めると、久し振りの山歩きで足が異常に重い。ゆっくり歩いて伐採地を登り切って休憩所に着くと、若い男性が一人道端に座り込んで休んでいた。彼は鉄道マニアとのことで「水郡線には何度か乗ったが、綺麗な下小川駅に惹かれて初めて下りてみたら、土地のおばさんに「折角ここで下りたのなら盛金富士のイワウチワを見て行きな。20分で登れるよ」と言われて登ってきた」とのこと。足元は革靴。近くに転がっていた木の棒を示して「杖を使ったら楽ですよ」と薦めると、若者は素直に杖を持って登って行った。イワウチワの群生地の場所を知らせなかったが大丈夫かなあ、と少々心配だった。
 休憩所から登ってすぐ右下の群生地に踏み込んだが、イワウチワの花はちっとも見あたらない。株はあっても花が全部散ってしまっていたので目につかなかったのだ。この場所を男性に教えなくてよかった。
 探し回ったら何カ所かに数輪の花が咲き残っていて、何んとか写真に残すことができた。
(下部群生地のイワウチワ)

 下の群生地を出て、なだらかな道を歩いて行って右の山頂下群生地への分岐点近くに少しまとまったイワウチワの花を見ることができ、少し花数の多い写真を撮って満足。
(中部群生地のイワウチワ)

 その上の登山道脇にはミツバツツジの赤紫の花が見られ、その下にはもっとたくさんの白い花が咲き残っていた。これなら男性の目にもとまったことだろう。
(ミツバツツジ)
(上部群生地)

 折角たくさん咲いているのだから、沢山の花を入れて賑やかな写真にしようと苦労してシャッタを押したのだが、出来ばえは今一つ。盛りを過ぎたのだからしょうないか。
(上部群生地のイワウチワ)

 山頂に上がると、10人ほどの賑やかな若者グループと、単独行の土地の男性に件の若い男性とがいて賑わっていた。件の男性が「もう私は下ります。杖を使うと随分楽でした」とお礼を言いながら席を空けてくれた。
 若者グループの集合写真を撮ってあげると「これから北側のもう一つのイワウチワを見て帰りたい」と云っていた。下る入口を教えてあげたが、「その先のコースは道が判りにくいから気を付けて」と心配しながら見送った。土地の男性もこの山には3度しか登ったことがなく、イワウチワの花は今回まで知らなかったとのこと。土地の人で盛金富士のイワウチワを知らない人がいるのかとびっくりだった。
 弁当を食べてから「下小川駅方面下山口」の道を下ったが、前回歩いたばかりなので心配なしで下ることができた。
 山麓まで下って行くと、色々な野の花が目に入ってきて自然にシャッタを切ることになる。
(ミヤマキケマン)
(ムラサキケマン)

(ホトケノザ)
(オオイヌフグリ)

(ウシハコベ)
(タンポポ)

 民家のある車道に出ると、目の前に、ハナモモだろうか、真っ赤な花を枝一杯につけた木がとても綺麗だった。
(ハナモモ)

2)西野内桜並木
 下小川駅に戻って、家に帰る途中、一昨年MAC山行を途中退場した時に立ち寄った西野内のサクラ並木をまた見に行くことにした。サクラは丁度満開、見事な桜並木を眺めながら並木の端まで歩いて往復した。
西野内桜並木@

西野内桜並木A

3)辰ノ口堰公園
 朝来る時に辰ノ口橋あたりで車から眺めたサクラ並木が綺麗だったので、次に辰ノ口堰公園にも寄り道した。丁度「辰ノ口さくら祭り」が行なわれていて、屋台も並び、広い河原の駐車場は満車状態で数人の係員が入口で交通整理をしていた。順番を待って駐車場に入ることができ、土手沿いのサクラ並木を眺めて楽しんだ。
(辰ノ口堰公園@)

 歩いても歩いてもサクラ並木はどこまでも続く。真ん中辺で足が疲れてきて、並木の端まで歩くのは諦めて引返してしまった。
(辰ノ口堰公園A)

  



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