C62.海浜公園(沢田湧水・バラ園)

1.動 機
 県内のバラがあちこちで見頃になっているとの情報があり、去年11月にひたち海浜公園に行って秋のバラを見た時に「春のバラも見てみたいな」と思ったことを思い出し、行き先をひたち海浜公園にきめた。NETを見ると、歩いたことがない沢田湧水のガイドツアーが毎土日に行われているとの情報があり、お天気のいい今日土曜日に出かけてきた。

 2.データ
a)山域:海浜公園
b)登山日:2015/6/13(土)晴
c)コースタイム:
自宅11:00 = 11:45駐車場 ---- 12:00海浜公園西ゲート ---- 12:25 沢田湧水ネイチャーセンタ(昼食)13:15 ---- ガイドツアー ---- 14:05ネイチャーセンタ14:10 ---- 14:30行止まり---- 14:45ネイチャーセンタ前 ---- 15:05ローズガーデン15:25 ---- 15:35西ゲート ---- 15:50 駐車場 = 16:20自宅
d)同行者:和子
e)地形図:1/25000 「ひたちなか」

3.山行記録
 公園のHPには沢田湧水のガイドツアーは10:30と13:30の2回、定員10名で行われるとあった。午後の部に参加することにし、満員にならないうちに申込みしようと昼前に出発して西口ゲートには12時に着いた。ゲートの女性に教えられたすぐ近くの受付場所に行くと、「ここは園内だけのガイドツアーの受付です、湧水のガイドツアーはビジターセンタの方で受け付けています」とのこと。行き方を教えて貰って歩いて行ったが、途中で心配になり、休憩所でお休み中の男性グループに尋ねて「見晴らしの丘の向こう側だが、そこの「沢田湧水」の立札のところを左に曲がって、丘周りの舗装道を歩いて行けば大丈夫」と教えられ、何とかビジターセンタ(ネイチャーハウス)に辿りつくことができた。事前調査不足!
(西口翼のゲート)
(公園内マップ)
 1.5kmほど歩くと真新しいがラス張りの建物が見えてきて、ここに沢田湧水ネイチャーハウスの表示があった。今春開館したばかりらしい。
 中に入ったが、事務所には誰もいなくて「ただ今ガイド中で不在です」の表示。受付表がおいてあり、10:30の後に既に10人以上の名前が記帳されていた。今日は駄目かなと思いながらも、外のベンチで用意してきたパンを食べながら、ガイドさんが帰って来るまで待ってみることにした。
 数人の人を連れて2人のガイドさんが帰ってきて、「大丈夫、ご案内しますよ。次は13時半に出発するので、ゆっくり食事してください」と嬉しいお言葉。ボランテアのガイドさんは1日2回に限らず、希望者が揃えば適宜ガイドを始めているとのことで、記帳されていた人の多くが今帰ってきた人たちだった。
 館内には、周辺で見られる動植物の標本やビデオ、草花の貼り絵などが展示されており、これらを眺めながら待つうちに、定時前に人数が揃って出発になった。
 ネイチャーハウスの出口に「沢田湧水地の自然」という説明板があり、ここで湧水地の特徴、コースと見所が説明された。湧水地の殆どがガイドなしでは歩けない領域だった。
(沢田湧水ネイチャーハウス)
(沢田湧水マップ)
 遊歩道を歩いた先の階段を下ったところに湧水源の観察台があった。
 観察台から下を見下ろすと、下は狭い草ッ原で、茎だけになったなんだか判らない草が一面に立ち並んでいた。ガイドさんによれば、茎だけになっているのは、数日前まで繁茂していたクレソン が虫に食われてこんな姿になったとのこと。
 草ッ原の左端に水溜まりがあるが、水が湧きだしている様子はない。湧水は周りの山林から滲み込んだ雨水がこの砂地で湧き出しているので、草がなければ数か所から土砂をぽこぽこと持ち上げながら水が湧きだすのが見えるのだが、今の時期は草に隠れて見えなくなっているという事らしい。館内の説明板には1秒間に500mlペットボトル10本分の水が湧き出ているとの表示があった。
(湧水源へ)
(源頭部)
 階段を上り返すと、その先の遊歩道には鎖が張られていて「この先には入れません。これより先は大切な昆虫や植物、魚等を保護しているサンクチュアリゾーンです。ご利用の方は、沢田湧水ガイドツアーをご利用ください」の看板が立っていた。鎖を外して先に進む。
 湿地帯の中の遊歩道を歩きながら、ガイドさんは両脇に色々な動植物を見つけ出しては、一つ一つ懇切に説明してくれました。
(立入規制域へ)
(あそこに!)
 何んとか撮影できた写真を並べてみます。名前が正しいかどうかは保証の限りでありませんが。
(オゼイトトンボ)
(アジアイトトンボ)
(ニホンカワイトトンボ)
(イチモンジチョウ)
(ホトケドジョウ:クリック!)
(毛虫@)
(毛虫A)
 板張りの遊歩道を歩いて行くと扉があり「これより先は、国営ひたち海浜公園区域ではございません。沢田湧水地ガイドツアーは、この柵までとなっています。」「これより先は、公園区域外で、自然環境・水系調査、保全活動、運営・維持管理時等に入ることができるエリアとなっています。」の表示板があった。ガイドさんによれば、この先に自然農法の田圃などがあって、沢田湧水の保全のために役立っている地域とのこと。
 ここで引返し、別ルートを歩いて桑の実などを味わいながら歩いてネイチャーハウスの近くまで来たところで、また鎖で通行止めがしてあった。沢田湧水地の領域の殆どがガイドなしでは立入が出来ない保全地域になっているのだった。ガイドさんの丁寧なガイドにお礼を言って解散。
(これより先は公園区域外)
(くわの実)
 ネイチャーハウスの近くに「オオウメガサソウ500m」の道標が立っていて、去年見たオオウメガサソウが見られるかもと思って進んで行ったが、400mほど歩いたところに通行止めの柵があって立入禁止になっていた。絶滅危惧種のオオウメガサソウがそう簡単に見られる筈はないと思い知らされて引き返す。道標も不親切ではあった。
 暑いので見晴らしの丘に登るのは止めにして丘を巻いて歩き、大観覧車のすぐ下にあるローズガーデンに向かった。
(見晴らしの丘)
(大観覧車)
 ローズガーデンの手前の黄色いカルフォルニアポピーが綺麗に咲いていた。
(カルフォルニアポピー)

 ロースガーデンの入口には、幾つかの丸い花壇にドイツ生まれのラバグルートの濃い赤色の花が満開になっていた。
(ラバグルート)

 その先には、大きめの花壇に色々なバラの花が綺麗に咲いていた。色々な形、色合いのバラの花が咲いて、夫々に名札が立ててあった。撮影したバラの花の写真を並べてみます。これまた、名前が正しいかどうかは保証の限りでありません。
(アイスバーグ)
(テキーラ)
(プリンセスミチコ)
(サンフレーア)
(ゴールドマリー)
(??)
(スイートメリナ)
(マリアカラス)
(ダブルデイライト)
(コンチェルチーノ)
(ケアフリーワンダ)
(レオナルドダビンチ)
(春風@)
(春風A)
 ローズガーデンのはずれのハマナス園は少し時期が過ぎて花は殆ど散っていたが、丁度通りかかったシーサイドトレインと組み合わせてシャッタを押した。
(ハマナス園とシーサイドトレイン)
 咲き残りのハマナスの花の写真を撮ってから、ベゴニアの花壇などを見ながら西口から出て駐車場に戻り、気分よく我が家に帰ってきました。
(ハマナスの花)
(ベゴニア花壇)


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