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(雨引山の歩行軌跡) |
d)同行者:Koさん、Omさん、和子
e)地形図:1/25000 「真壁」「加波山」
3.山行記録
当日9時にKoさん、Omさん宅に立ち寄って4人で出発、日立南ICから桜川筑西ICまで高速を走って、桜川ロードパークで休憩して 10時に雨引観音下の駐車場に到着した。既に駐車場は多くの車で埋まっていたが、なんとか隙間を見付けて駐車でき、身支度をしてすぐに歩き始めた。
駐車場のすぐ前に 雨引観音の山門があり、その左の斜面がアジサイ園になっているようで、色とりどりのアジサイの花が咲いていた。アジサイ園の中にも登り口があったが、先ずは山門をくぐって、その先の石段を登って行った。石段の両側にアジサイが咲き乱れていて、多くの観光客がこれを眺めながらゆっくりと上り下りしていた。
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(雨引観音の山門) | (雨引観音の石段) |
石段の途中から左の遊歩道に入ってアジサイ園の眺めを楽しんでから、仁王門の手前で石段に戻った。何人もの人がアジサイと仁王門とを組み合わせてカメラを構えていた。
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(一寸脇道へ) | ( 雨引観音の仁王門) |
仁王門の左右は格子戸で囲ってあって、隙間から覗くと、怖い形相の仁王様を見ることができた。左右、前後の格子の中の4体の仁王様の姿を盗み撮りしてみた。
短い石段を登ったところが雨引観音の境内で、大勢の観光客が往き来していた。正面の観音堂にお参りして、 境内散策は後にして先ずは雨引山に向かう。
売店の人に教えられて、境内の右側の道を行くと樹間に筑波山がスッキリと見えていた。日本百名山の筑波山は、富士山のようにどこから見ても格好がいい。
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( 雨引観音堂) | (雨引観音からの筑波山) |
立派なお墓のような碑が立ち並ぶ間の道を辿ると、道傍に一羽の孔雀がいた。羽根を開かせようと、口笛を吹いたり手真似をしたりといろいろ試みたが、孔雀はとうとう山の中に逃げて行ってしまった。
その先の右手に、登り坂が別れ「五十六丁、右曽根、左羽黒・笠間」の古い道標があり、次の分岐には 雨引山頂の新しい道標があって段々と山道らしくなってきた。
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(孔雀) | (山道へ) |
いくつかの道標に導かれながら登って行くと尾根道になり、「 雨引山0.5k・御嶽山2.8km、左加波山8.0km、手前 雨引観音1.7km」の関東ふれあい道の道標が立っていた。お二人は「加波山まで遠いのねえ」との感想だが、
我が家がここを縦走したのは随分前の話、我家もそんな意欲が湧いてこないのが寂しい限り。
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(道標) | (加波山分岐) |
猪が掘り起こした跡が随所に見られる階段道を登りきると 雨引山山頂だった。ベンチでは栃木から来たとおっしゃるご夫婦がお休み中、「御嶽山から縦走してきて、 雨引観音のアジサイを見て登り返してきたところ、気持ちの良いコースなので毎週のように登ってくる」とのこと。お元気で羨ましい。
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(山頂の階段道) | ( 雨引山山頂) |
雨引山山頂からは南西方向の展望が開けていて、加波山から筑波山の長い稜線が見え、その右には桜川から筑西にかけての平野が広がっており、気持ちの良い眺めだった。
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(雨引山山頂からの展望:燕山-加波山-きのこ山-筑波山) |
北東方向の雨巻山・高峰・仏頂山の山並みも見たいと思い、ここから引き返すだけでは物足りない感じもして「展望所まですぐですよ」とのご夫婦のお話を鵜呑みにして、歩いて行く気になった。
山頂から急な階段道を下って15分でやっと通信鉄塔に到着したが、ここまで来ても周りは森で囲まれて展望は皆無。
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(笠間の山を求めて下る) | (通信鉄塔) |
案内係の勉強不足が申し訳なくて、一人で林道や山道を少し先まで歩いてみたが見通しが立たず引き返すことにした。お元気なご夫婦の「もうすぐですよ」は、今の私には結構遠かったということだ。
雨引山頂への階段登りが長くてきつかった。やっとの思いで山頂に登り返したのは昼をとっくに過ぎていた。展望所のテーブルで弁当を美味しく頂いてから下山にかかる。
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(登り返し) | ( 雨引山三角点) |
雨引観音に近づいたところで、登山道の右上に建物が見えて気になって一人で登ってみると、そこは公園のような広場になっていた。建物と見えたのは鳥小屋で、中には数羽の孔雀と多くの鳩が飼われていた。反対側からやってきたご夫婦が「 雨引観音から登ってきた」とおっしゃるので三人にも上がってきてもらってしばらく孔雀観察。私が鳩だと思ったのは、お三方によれば孔雀の子供とのことだった。
広場の反対側には大きな観世音菩薩像が立ち、近くの道沿いには、卯年(一俊)の文殊菩薩や午年(和子)の勢至菩薩など12支の生まれ年の守り本尊が並んでいた。KoさんもOmさんもそれぞれの仏様にお参りしていた。
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(鳥小屋) | (南無大慈大悲観世音菩薩) |
広場から菩薩像の前の道を下って行くと沢山の可愛いお地蔵さんが並んでいて、その先に「佛の山 十三仏参り」の石碑が立っていた。うえの広場が「佛の山」なのだろうか。
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(仏の山・十三佛満入里の道) |
坂を下って多宝塔の横の石段を下って 雨引観音の境内に出た。案内所やおみやげ処で休憩した後、千手観音が立つ奥ノ院前までガチョウが遊び大きな緋鯉が泳いでいる池を眺めながら歩いて行くと、大勢の僧侶さんが渡り廊下を歩いて行くカタカタという下駄の音が響いてきて驚かされた。
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(多宝塔) | (千手観音と奥ノ院) |
奥ノ院前からの石段を下って、仁王門側への歩道を歩いて行くと休屋の前にも池があり、上の池から流れ落ちてくる小さな滝が作られていた。
一旦仁王門前で石段の参道に出て、途中から左手に分かれ道を見付けて入って見る。
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(小滝) | (アジサイの参道を下って) |
すぐに鐘楼があり、その周りから参道に戻るまでの道沿いには色とりどりのアジサイがいっぱい咲いていて、回り道したのは正解でした。
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(鐘楼に寄り道) | (アジサイ満開) |
駐車場に戻って、お三方は近くのお土産屋を物色にいくとおっしゃるので、私は石段の左手のアジサイ園の中の遊歩道を歩いてお三方の帰りを待った。
時間はまだ2時過ぎ、まっすぐ帰るのにはまだ早いので、茨城のアジサイ見所で紹介されていた静公園に寄道することにした。R50to県道62を繋いで静公園に着いたが、駐車場はガラガラ。一番上の駐車場に車を入れて2ヶ所のアジサイ園を回ってみたが、花はまだ3分咲ぐらい、駐車場が空いているわけだ。特に賑やかな 雨引観音のアジサイを見た後だけに余計寂しい。花をアップにして撮ってみる。
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(静公園のアジサイ) |
それではと、下の蓮池を見に行ってみたが、蓮の花は見えない。お三方によれば、蓮の花は朝に咲いてこの時間には閉じてしまうのだそうだ。蕾はたくさんありました。
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(蓮池) |