D26.鏡岩ハイキングコースとヘルスロード025

1.動 機
 新聞にすいぐん1000主宰の「里山ハイキング in 照山展望台・鏡岩をいく(旧山方町)」(2月19日午前10時神奉地駐車場出発)の案内が出ていた。まだ今の体調では大勢の人と一緒に歩くと迷惑をかけそうなので、二人で別行動で歩くことにし、出発点も少し近道になる辰ノ口のしんすい庵駐車場に変えて同じ日に出掛けた。照山展望台ですいぐん1000一行を追い越したが、その先の選んだ道が間違い道で遠回りの上に大変な藪漕ぎもって、鏡岩に到着したのは一行よりも遅くなってしまった。復路は正しい照山遊歩道を歩いて気持良く辰ノ口しんすい庵に戻ることができた。続いて、ここを出発して久慈川の堤上を往復するヘルスロード025も歩く予定だったが、私は体調が悪くなり途中で撤退、あとは和子一人で歩くことになった。

2.データ
a)山域:常陸大宮市辰ノ口、鏡岩
b)登山日:2016/02/19(金)晴
c)コースタイム:森山自宅10:00 = 10:40辰ノ口駐車場11:00 ---- 11:30林道入口 ---- 11:45照山展望台道標 ---- 11:50照山展望台12:15 ---- 12:20枝道分岐 ---- 12:35行止り ----(崖・藪漕ぎ)---- 13:00車道に脱出 ---- 13:10鏡岩道標---- 13:20鏡岩 ---- 13:25鏡岩道標 ---- 13:30刈り払い道入口 ---- 13:50照山展望台14:00 ---- 14:05照山展望台道標 ---- 14:15林道入口 ---- 14:40辰ノ口駐車場 ---- 15:05辰ノ口橋 ---- 15:20辰ノ口駐車場 = スーパ = 16:10森山
(鏡岩ハイキングコースとヘルスロード025)
(鏡岩ハイキングコースとヘルスロード025の標高差)
d)同行者:和子

3.山行記録
 辰ノ口親水公園のしんすい庵脇の駐車場に車を入れて11時に歩き始めた。
 歩き始めてすぐのところに巨大な辰ノ口堰が見えてくる。その上流側の河川敷にはブルドーザやダンプなどが貯まった砂礫の積み出しに精出していた。
(辰ノ口ふるさと館出発)
(辰ノ口堰)
 県道165号は狭いところもあり、道いっぱいに避けて往来するダンプを交わしながら歩いて行った。県道を30分歩くと照山展望台入口に向かう広い林道に入った。
(県道165)
(林道分岐)
 くねくねと曲りくねった林道を登っていくと、先の方で賑やかな話し声が聞こえてきた。もしかしてすいぐん1000の団体さんがまだ照山展望台にいるのだろうかと訝りながら15分も歩くと、左の分岐に「照山展望台」の道標があり「照山遊歩道・至鏡岩1.3km」とあった。
(ヘヤピンカーブ)
(照山展望台入口)
 分岐から5分も歩くと照山展望台に着いたが、展望台周りには大勢の人があちこちに陣取って弁当を広げていた。休憩舎まで上がると、山の会の大先輩のFuさんの顔があり、お互いに奇遇を喜び合う。Fuさんも新聞の記事を見て一人で参加したとのこと、「これから元気を取り戻して山の会の山行にも参加できるよう頑張って」と励まして頂いた。
 これから先、団体さんの後を歩けば安全だとは思ったが、12時半の出発予定の事。我家は弁当を持って来なかったのでおやつを食べても時間を持て余し、久慈川の展望を楽しんでから一足先に出発した。
(賑やかな照山展望台)
(展望台から久慈川展望)
 5年前に私一人でここから鏡岩まで歩いたことがあるが、その時参考にした茨城百名山の地図と異なる道を歩いて苦労した記憶が強く残っていて(Y112.山方の鏡岩ハイキングコース)、今度はその地図に忠実に従って歩けば大丈夫だろうと思って団体さんより先行する気になったのだが−−−。
 ナビで茨城百名山の地図上の道であることを確認して分岐道に入ると、少しツツジの枝が煩いところがあったが、まずは歩きやすい尾根歩きがしばらく続いた。
(想定道に入る)
(尾根道)
 15分も歩くと突然先が藪に覆われた急斜面になり、とても直進できそうにもない。
 引返すのも癪なので、左斜面に薄い踏み跡を見付けて私が先になってトラバースしていくと、沢の上に出て5mぐらいの崖上にでた。足場の悪い崖だったが、昔取った杵柄で立木や岩角を掴みながら何とかクリアした。
(行止まり)
(崖下り)
 沢は殆ど涸れていて難なく渡ったが、20mぐらい上に見える車道までの斜面が萱などの藪で一面覆われている。しばらく沢沿いをウロウロしながら藪の薄いところを狙って攀じ登る。蔓も絡まって邪魔するし、ときどき荊の棘も腕に刺さってきていらいらさせる。
 10分も藪漕ぎに苦闘してガードレールを跨いで車道に出た時は心底ほっとした。久し振りに藪漕ぎをして、汗はかかされたが、なんとなく充実感を感じたのか、お互いに笑顔を交わした?。
(沢沿い)
(藪漕ぎ)
 車道に出てから鏡岩への入口を目指して東に向かう。今下りてきた尾根を見ながら歩いてもどこにも下りて来られそうなところは見当たらず、次の尾根も急斜面になっていてやはりだめそう。三番目の尾根までくると、急斜面に刈り払われたはっきりとした登山道が斜めに下りてきていて、帰りはここを登ってみようと話し合って通過。
 すぐ先の峠の右に「鏡岩入口500m」の立札があり、左手に舗装道が分かれていた。
(林道)
(鏡岩入口)
 分かれ道を歩いて行くと、向こうから団体さんが歩いてきた。我家よりも15分遅く照山展望台を出発したはずなのに、もう終点の鏡岩から引返しているのだから、我家は道を間違えたために30分以上ロスしたらしい。
 団体さんと出会ってからすぐのところに牧場入口があり入場禁止、その脇に「鏡岩」の道標があり、牧場脇の斜面に作られた狭いトラバース道を辿ると牧場裏に出た。牧場の牛さんたちがみんなこちらを向いて挨拶してくれていた。
(団体さん)
(牧場)
 すぐ先に休憩舎と説明板が立っていて、その下の斜面に鏡岩があった。鏡岩は5年前と変わらず変哲もない小さな岩のままの姿、和子も私の話を聞いていたので「なーんだ」と言って面白くもなさそう。
(休憩舎)
(鏡岩)
 「鏡岩入口」の道標まで引き返して車道を少し下り、上りで見当をつけていた刈り払いされた山道に入っていった。
 山道は2度V字に折り返したが、尾根に着くまできれいに刈り払いされていた。
(刈り払いされた道)
(刈り払い道続く)
 尾根に上がってからは気持ちの良いハイキング道になり、これが正しい照山遊歩道だったが、5年前の軌跡も今回のナビの軌跡と全く同じものになった。
 なだらかな尾根道を調子よくどんどん歩いていって照山展望台で一休み、鏡岩入口からここまでの歩行時間は25分、往路は55分かかっていた。
 今は展望台に人の姿はなく、久慈川の流れを眺めながらの静かなコーヒタイム、苦戦した藪漕ぎもいい話の種になった。
(尾根道)
(静かな照山展望台)
 展望台で一休みして再出発、くねくね道の林道から県道に出て、往路をそのまま歩いてしんすい庵の駐車場に戻った。
 しんすい庵の食堂で昼食をとる積りだったのだが、到着したのは2時40分、食堂は2時に閉店となっていて後片付けの最中だった。行動食を口にしながら歩いてきたので、昼食抜きで続いてヘルスロード025を歩くことにした
(林道を下って)
(しんすい庵に戻る)
 駐車場の前から下流の辰ノ口橋まで久慈川の堤防上を往復する2.6kmがヘルスロード025になっている。これを目の前にして歩かないで帰るのも癪、まだ歩けそうに思えたので挑戦する気になったのだが、これは少々調子に乗り過ぎだったようで、すぐに足腰に痺れが出てきて私は途中撤退、ポケナビを引き継いだ和子が一人で辰ノ口橋まで往復してくることになった。
(ヘルスロード025スタート)
(櫻並木のNo025)
(辰ノ口橋が見えてくる)
(辰ノ口橋到着)
 辰ノ口を発車して途中のスーパで弁当を買いこんで、我家に帰ってからやっと夕食兼の昼食をいただきました。久し振りの藪漕ぎ、面白かったです。


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