D52.昼食会とヘルスロード19
1.動 機
(ヘルスロード19の歩経路)

 旧職場の水車関連の仕事をやっていた気の合う仲間4人とのだべりんぐ会が諸事情でしばらく途絶えていたが、このたび3年ぶりに東海村の居酒屋であり、昼食の和食膳を肴に一杯やりながら2時間程楽しく語り合った後東海駅で散会、そのあと一人で東海駅近くの周回路ヘルスロード19を歩いてきた。マップを持たないで歩いて一部コースを間違えて短縮してしまったが、東海駅から食事場所までの歩程を合わせれば、合計歩程では十分な距離になっていたのでよしとしよう。

2.データ
a)山域:東海駅周辺
b)登山日:2016/05/12(木)晴
c)コースタイム:森山自宅11:05 ---- 11:20大甕駅11:28 = 11:34東海駅 ---- 11:50彩季(昼食会)14:00 ---- 14:10東海駅14:20 ---- ヘルスロード19 ---- 15:00東海駅15:25 = 15:31大甕駅15:35 ---- 15:50森山
d)同行者:単独

3.山行記録
 昼前に東海駅に到着し、日立駅から乗ってきたSaさんKiさんと合流して改札口を出ると、今回の幹事役東海村在住のYoさんが笑顔で出迎えてくれた。今回の会合場所は県道358近くの居酒屋彩季で駅西口から歩いて10分ほどのところ、三人は初めての所なので、Yoさんの案内に従って付いて行くが、久し振りの顔合わせなので道中も積もる話に花が咲く。彩季に着くと看板には「わいわい楽宴処彩季」となっていて、店内は沢山の小さな個室に分れていたが、今日は平日なのに結構埋まっていて、楽しそうな話し声が聞こえてきていた。
 案内された部屋に入ると、間もなく二つの膳に盛られた和食料理が運ばれてきて、お好みのお酒をとって乾杯。Kiさんは奥さんを亡くされ自身も去年心臓の大手術を受けられ、Yoさんは奥さんが大手術を受けられてそのお世話で大変、Saさんも坐骨神経痛の持病持ち、お三方とも以前から夫々に大変な状況だと聞いていたのだが、お会いすると姿勢はしゃんとして顔つきも明るかった。返って私の猫背で歩く姿勢を見て「川本さんはずいぶんと年取ったね。」と心配されてしまった。お話からも毎日前向きに生活しておられる様子が伺え、私が山歩きを止めて毎日の生活が消極的になっている事を大いに反省させられた。
(彩季)
(料理)
 食事とお酒を頂きながら2時間ほど賑やかな会話を楽しんでからお開き、帰りは行きとは違うコースを案内されて東海駅の東口に着き、橋上駅の改札口で日立に帰るSaさんとKiさんを見送って、Yoさんに東口のトイレの場所を教えて貰ってさよならした。
 さあこれからヘルスロードを歩こうと思って、ポケットの中にコースマップを探すが出てこない。折角コピーした紙を家に忘れてきたようだ。ボケ! 記憶では、駅前通りをまっすぐ歩いてイオンの角で右折、どんどん歩いた先の交差点でまた右折し、常磐線沿いの道に出て駅に戻ってくる周回路だったはずだ。歩いてみましょう。
(東海駅東口)
(駅前通りから出発)
 先ずは東口出口にあるいもジイの像に挨拶。いもジイについてはMACの「B14.天神山と東海村散策」の時に東海村在住の案内役から下記説明を聞いた。
    平成20年に東海村を会場に、これからの介護サービスのあり方についての全国サミットがあり、この「いもジイ」が公式キャラクターとして大会を盛り上げた。今後も東海村の高齢者支援と介護予防推進のキャラクターとして引き続き活用しようと,このマスコットを模した石像を作ってここに置いたもの。その後2度もいたずらで壊されて、杖などが補修された。たちの悪いいたずらには困ったものだ。
 駅前広場には直立姿勢の裸婦像が立っていた。少々場違いな感じがしたが、臀部を大きく髪を長く垂らして女性らしさを強調した裸婦像は立派な芸術品と見えた。駅前にはこの先にも小さな裸婦像が立っていて、東海村は芸術家の町(村ではない!)と思えた。
(いもジイ)
(駅前の裸婦像)
 駅前からイオン横の歩道を歩いていくと、路面に村の木クロマツと村の花スカシユリの絵が描かれたプレートが嵌め込まれていた。
東海村の花スカシユリに付いては、この先の図書館前に下記説明板が立っていた。
    スカシユリは本州の北部に分布し、東海村内の砂丘に群落が多く見られます。花は、真夏に咲き、明るく情熱的です。また、太陽に向かって咲き発展向上を意味し、村を象徴する花として東海村発足30周年を記念して「村の花」として制定されました。自然保護のため、これらの植物の採取を厳重に禁止していますのでご注意ください。
(村の木)
(村の花)
 イオンの先の交差点まできて、歩道上にヘルスロードの案内表示があるだろうと期待したのだが見当たらない。左の歩道を歩けばあったのかもしれないが、確認することもあるまいと記憶を頼りにここで右折した。
 どんどん歩いていくと、道向かいに洒落た塀と入口門のある民家があり、その右に鹿の親子の可愛い造形が見えた。これは「D19.いばらきヘルスロード191(東海村総合福祉センタ周回)」の時に見て好印象を持ったのが記憶に残っている。
(イーオンの角を曲がって)
(道向かいに鹿の親子)
 この先の動燃通りは文化センタへの分岐交差点だったが、まだ曲がるには早すぎると感じて通過した。
 交差点の先には中央公民館の表示のある大きな建物があった。東海村の公共建物はどれも立派な造りである。
(文化センタの交差点は通過)
(中央公民館)
 その先には立派な村立図書館がたっていて、その前の歩道脇には華やかなバラの花の脇に、可憐な感じのモモバナツキミソウの花が群落をつくっていた。
 図書館も道向かいには東海高校があり、その長い柵には「男子ホッケー部インターハイ2年連続出場」とか「ジャズバンド部全国高校総合文化祭出場」「現役合格茨城大茨城キリスト教大常磐大----計30名」などの祝幕が賑やかに並んでいた。
(モモバナツキミソウ)
(東海高校)
 図書館の先の交差点まできて、もういいだろうと右折して常磐線方向に曲がった。図書館の先に公園があり、入口にはふれあい公園の看板が立っていた。あとで家に置いてあったヘルスロードの案内マップを見たら、この公園がヘルスロード19のスタート&ゴール地点になっていて、もう一つ先の交差点で曲るようになっていた。
 ふれあい公園の先には広い屋外プールがあり大きな総合体育館が建っていた。こんな大きな体育館の中ではどんな競技が出来るのだろう。
(ふれあい公園)
(総合体育館)
 常磐線沿いの通りに出ると、右側に長い波板の塀が続き、村のマスコットの芋の面白い漫画がいろいろと描かれていた。
(常磐線沿線通り)
(イモの漫画)
 芋の塀の先には「ほしいも自然乾燥工場・乾平くん」の看板を掲げた建物があった。この辺りはJAひたちなか東海中央の敷地だった。
 干し芋工場の先には山仲間の家があるが、今日は素通りして動燃通りの下の洞門を潜って東海駅に向かって直進した。
(ほしいも自然乾燥工場・乾平くん)
(動燃通り下)
 その先に、昼食会彩季からの帰りに渡った小さな踏切りがあり、ここから先は案内して貰って歩いたことのある道だ。
 駅に近付くと丁度下りの特急ひたち号が通過していった。次には鈍行が来るはずだが時刻表を持っていない。電車を逃がしては大変だと駅に急いで歩いた積りだったが、駅に向かう何人もの女子高校生たちに追い越されてしまい、歩くのもこんなに遅くなったのかと思い知らされた。何とかしなくっちゃ。
(踏切り)
(東海駅に戻る)
 駅に着いて橋上駅に上がると丁度登り電車が着いたところ、女子高生が急いだのは水戸方面だったのだ。表示板を見ると下り電車は25分後になっており、時間があるので東口にでも下りてみようかと歩いていくと、橋上駅の端にステーションギャラリーがあって絵画展が開かれていた。無料とあるので中に入ってみると、小学生のクレヨン絵や、村内の絵画愛好家が描いた玄人はだしの油絵が展示してあって、一回り鑑賞させてもらった。
(ステーションギャラリー@)
(ステーションギャラリーA)
 定刻に来た電車に乗って大甕駅で降り、15分ほど歩いて家に帰ると、和子はまた一日精出したようでお庭が綺麗になっていた。こちらは相変わらずお元気です。


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