D74.ヒカリモの東滑川海浜緑地

1.動 機
 和子は山仲間と一緒に笠間の山歩きに出かけた。私は山歩きには付き合わないで、一人でヘルスロード歩きに出かけることにし、行先は十日前のヘルスロード129鵜の岬コースの帰りに、近くを通ったのに通過した東滑川海浜緑地のヘルスロード238を歩くことにした。東滑川海浜緑地は去年10月の日立の魅力再発見ウオーク(滑川)の時に案内されて歩いたことがあったが、ヘルスロードの実績として登録していなかったので、ここを歩けば一寸だけ実績数値もあげられる。コース案内では歩程0.6kmとなっていて軽い気持ちで出かけたのだが、途中横穴群に寄道したり、気になる砂浜や健康福祉施設ゾーンまで足を伸ばしている間に、ポケナビの軌跡は1.9kmになっていた。それでも一人で気ままにゆっくり歩いたからか、足の具合には異常が出なかった。

2.データ
a)山域:東滑川海浜緑地
b)登山日:2016/07/25(月)晴
c)コースタイム:自宅9:30 = 10:05駐車場 温泉スタンド10:15 ---- 10:20横穴群 ---- 10:25ヒカリモ ---- 10:30海辺の広場---- 10:40海の健康広場10:45 ---- 10:50砂浜10:55 ---- 11:00健康福祉施設ゾーン(スパクリニック・ひたちの森)11:10 ---- 11:15健康広場入口 ---- 11:25駐車場 = 11:55スーパ12:05 = 12:15自宅
d)同行者:単独行
(東滑川海浜緑地コースの歩経路)

3.山行記録
 和子が電車で出かけた後、車のナビにコース案内図にある駐車場をインプットして9時半に出発した。日立駅近くからR6の海浜バイバスに入って走っていくと、円弧の橋脚で目立つ滑川新橋を過ぎてすぐの交差点で右に別れる。ナビの目的地は交差点からすぐのところの右に曲るようになっていて、その角には「温泉スタンド入口」と意外な表示があって戸惑っていると後ろの車に警笛を鳴らされてしまった。その脇道に入るとすぐに8台分の区画がある駐車場があり、停まっている車は一台だけだった。道には駐車場の脇に車止めがあって案内板も立っているので、ここがヘルスロードの入口に間違いなさそうだ。
(滑川新橋)
(駐車場)
 案内板を見ると駐車場のすぐ上に温泉スタンドがあるとなっている。温泉スタンドとは一体何だろうか確かめたくて上がってみると、4個の給水口が並んでいて、脇の説明板には深度1500mから310l/分でポンプアップしている28.5℃のナトリウム硫酸塩泉とのこと。24時間いつでも自由に持ち帰っていいらしいが、10倍以上に薄めて使いなさいとなっている。脇にある巨大なタンクが一時貯湯するためのものなのだろう。 
(案内板)
(温泉スタンド)
 車止めのある道は少し登り坂だったが、間もなく海沿いを通っている道に出た。指導標には左に行けば「海の健康広場、海辺の広場」となっているが、去年の日立の魅力再発見ウオークの時にはこの道を右からきたはずで、たくさんの横穴群を見ながら歩いてきた記憶がある。
 右手に少し行くとすぐに5つの横穴が見えてきた。思ったよりも小さく見える。傍に行って覗いてみると、溜まり水の表面にヒカリモのように黄色く光るものが浮いているのが見えたのは気の所為か。
(海沿いの道)
(横穴群)
 分岐に戻って少し行くと、施錠した扉のある囲いがあり、大事に囲われた穴の中には一面にヒカリモが浮いていた。説明板には、ヒカリモの発光が見られるのは春先から6月頃までとなっているのを覚えていて、もうヒカリモは見られないものと思っていたのでこの発見は嬉しい。説明板を見直すと「ヒカリモの発光が見られるのは」とあるので、今見ているのは残骸で、本当はもっと光っているものなのだろうか。
(囲い)
(ヒカリモ)
 海辺の広場への長い階段道まで来て、足の具合が少し心配ではあったが、手摺に捉まりながらゆっくりゆっくり下りて見た。無事下りきって、グミ島を間近に眺めることができた。
 ここにある横穴の中にも水溜まりがあったが、そこには数匹の蟹が動き回っていた。
(海辺の広場分岐)
(蟹の住む横穴)
 石段を登りかえして遊歩道に戻って先に進むと、三叉路に「左 砂浜・健康福祉施設ゾーン」「右 海の健康広場」の案内板が立っていて、右に進むとすぐに健康広場に着いた。広場には鉄棒のような健康器具が並んでおり、去年案内されたのはここまでだった。
 広場の端から、手前の松の木とグミ島と左の断崖との組み合わせの絶景写真を撮ってから、健康器具の上に腰かけて水を補給しながら一休みした。
(海の健康広場)
(グミ島展望)
 去年はずっと手前にあった「危険なので砂浜には出ないでください」の立札を気にして砂浜に下りるのを止めにしたが、危険なのはここの事ではなさそうと判断、健康広場から階段道を下って、その先の砂浜に出てみた。
 砂浜から振り返ると断崖絶壁が聳えていて、今まで休んでいた健康広場はこんな断崖の上にあったのだと驚いた。
(砂浜へ)
(健康広場の下の崖)
 大田尻海岸の長い砂浜に打ち寄せる白波の向こうに小さな裸島とクロマツが立ち並ぶ絶壁が、これまたいい景色を作っていた。
 その左に陽を受けて椅子に座って気持ちよさそうにくつろぐ家族連れや二人連れの姿が見られた。あとで調べたらうのしまヴィラのカフェだったらしい。。
(大田尻海岸)
(うのしまヴィラ)
 その左には特別老人養護施設ひたちの森の大きな建物が続いた。ひたちの森の左には小川を渡る木の柵が目立つ橋が見え、こっちから歩いていけるらしい。
 砂浜から戻って健康の広場への階段を登り、途中から斜面沿いの道に分かれていくと健康福祉施設ゾーンへの道に合流した。少し下ると「ひたちの森橋」の名板が付けられた木枠の橋があり、渡ったところに特別老人養護施設ひたちの森の大きな建物が見えていた。この橋が砂浜から見えていた木橋で、ここから健康福祉施設ゾーンに入ることになる。
(特別老人養護施設ひたちの森)
(健康福祉施設ゾーン入口)
 橋を渡ると左手に「リフレッシュガーデン」の看板が立っていて、その上に広場があってその向こうに円形の全周ガラス張りの建物が見えていた。何の建物だろうかと上に上がったがわからず、道に戻って表側に回ってみると、玄関に「日立メデイカルスパスポーツジム・日立メデイカルスパクリニック」の表示があり、温泉を活用したスポーツジムに医療機関が合体したものらしい。ガラス越しに見える室内では、そろって健康体操に励む大勢の人の姿が見えていた。
(リフレッシュガーデン)
(スパクリニック)
 スパクリニックの左には「特別養護老人ホーム・ひたちの森すこやかビレッジ」の看板がある建物があり、その向こうに砂浜から見えていた砂浜沿いの黒い建物があるだろうと覗いてみたが、これは見ることは出来なかった。
 これで健康福祉施設ゾーンは見終わったことにしてひたちの森橋を渡って引返すと、駐車場には車の数が増えていた。ポケナビの歩程は予定以上の数値になったいたが、足に何の異常もなくてよかった。
(特別養護老人ホーム・ひたちの森)
(駐車場に戻る)
 帰宅途中、スーパの買い物ついでにうどん付き弁当を買って、我家に帰ってゆっくり食べました。


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