E41.日立BRTのJR跨線橋工事

1.動 機
 日立BRT道路のJR大甕駅から多賀駅までの間を繋ぐ二期工事部分が進行中で、その中でJRの線路を跨ぐ跨線橋工事が、今我家のすぐ目の前で進行中です。去年の九月ごろから始まったが、まだ進行中で今年初めの状況を「E13.我家の冬の花」に書いている。その後の進行状況と、これらから推定した完成図を紹介します。

2.データ
a)山域:JR線大甕駅北部
b)撮影日:2017/1/18〜4/7

3.山行記録
 先ずは今年初めの状況として、E13の記述をそのまま転記します。

 旧日立電鉄線跡に作られているBRT(バス高速輸送システムBus Rapid Transit)の二期工事部分が29年度中に運行開始されると聞いている。常磐線を渡る鉄橋工事が今たけなわで、我家の目の前に鉄橋に繋がる巨大な高架道が段々と出来上がってきた。日々その進行状況を見ていて、高架本体はほぼ出来上がったなと思っていたら、その上に屋根つきの設備が作られてきた。完成図が公開されていないので、何ができるのか判らない。
(BRT鉄橋前の高架橋:1月18日)
 工事が一段落したのか、翌日には橋の防護壁に「人をつなぐ、街を結ぶ、未来へ延びる」という日立BRTの標語を書いた垂れ幕が取り付けられていた。
 業者から直接聞いたとの情報が入ってきた。線路の上で橋を作っていくことができないので、手前の橋の上で鉄橋部分を作り上げて、これを移動する。他のやりやすい場所で作って運び込むのが通常だが、ここには近くに道がないのでやむを得ない手段をとっており、上の写真のBRT鉄橋前の高架橋の右端にあるコンクリートの橋脚に鉄橋を引っ掛けるとのこと。
 鉄橋がどんどん巨大になってきて運ぶのは無理な気がして訳が分からなくなってきた。ゴロゴロ運ぶのか、巨大なクレーンで吊りあげて移動するのか、実際の工事時を是非見てみたいものです。
(標語の垂れ幕:1月19日)
 2月7日見た時には、線路近くの大きなコンクリートのブロックの線路側に、鋼鉄部材を使った構築物を組み上げる作業が行われていた。
(ブロック前に構築作業中:2月7日)
 その後、鉄橋の前後に、また何か橋のようなものが付き足されてきた。前の方は後ろのものよりも何倍も長く、その先端は19日にコクリートブロックの先に作られていた鋼鉄部材に乗っかっていた。
(前後に延長:3月18日)
 「3月24日夜からJR線路上の作業にかかるため、電車の入らない深夜の作業を始めます。」との報せが入った。夜中照明が煌々と照らされているのを見たが、私はベットの中で寝入ってしまい、残念ながら作業進行中を見ることができなかった。
 翌朝目覚めてみると、鉄橋部分がコンリートブロックの先の鋼鉄の支えの上に乗っかっていた。丁度手前の立っていた大きな建物が集合住宅新築のために解体されつつあって、先端部分まで見通すことができるようになっていた。
 先端部分は線路の向かい側のコンクリートブロック前の支えに引っ掛かっていた。先端が支えに乗れば、先端部分の重量をこの支えに負わせながら全体をずるずると押していけそうだ。
(深夜作業翌日:3月25日
(深夜作業翌日の先端部分:3月25日
 その後、数日ごとに少しづつ前に追い出されていった。
(深夜作業5日後:3月29日)
 重い鉄橋部分の下の2ヶ所をブロックで支え、これを押しているようだ。ブロックの下にはローラが付いていて、これを強力な力で押していき、ブロックが支え部分まで来たら、他の支柱で押し上げて、ブロックをもとのところに戻す。あるいは移動ブロックが橋体を押し上げるジャッキの様な機能も備えているのだろうか。
(深夜作業7日後:3月31日)
(深夜作業9日後:4月2日)
 12日後には鉄橋部分のほぼ中央が手前の支えのところまで来た。
(深夜作業12日後:4月5日)
 鉄橋部分を下から見たくなって線路沿いまで下り、線路の向かい側から鉄橋の下を見上げてみた。向かいの橋脚前の支柱も見えていた。
(線路際に出てみよう:4月5日)
(線路の反対側から:4月5日)

 もう少しで先端部分が橋脚の少し先に建てられた支柱に届きそうだ。鉄橋全体が押し出されて、先端がこの支柱に乗っかったら、鉄橋の先に取り付けられた物は、不要になった部分から段々と取り外され短くなっていくのだろう。そして鉄橋部分がコンクリートの橋脚に届いたら、支柱は低く下がり鉄橋を橋脚に乗っけるという段取りと思われる。
(コンクリートブロックの橋脚部分:4月5日)
 その後4月7日には、鉄橋の後部から次々と角材や板材がレッカーで下に下されているのに気が付き、良く見ると始め高架道だと思っていた部分が短くなっているのに気が付いた。1月19日の写真では日立BRTの標語の垂れ幕の先に、支柱が3本立っているのに、今日は1本しかない。
 垂れ幕が取り付けられている防護壁が取り外されると、先にも使われる高架道だと思っていた部分に陽が当たって緑色に見えてきた。緑色の部分は全て鉄橋を現地組み立てするための仮設設備で、鉄橋本体がコンクリートの橋脚に乗っかると解体撤去される運命だった。撤去整地されたあと、先で工事しているBRT道路と鉄橋とがなだらかな坂道で繋がれる。
 そう言えば、高架道の下の支えは長持ちしそうにないなあと心配したし、先のBRT道路工事部分から高架道を見上げた時には随分急勾配な坂になるなあと心配もした。私の想像をはるかに超える大掛かりな工事、JR全日定時運行の為には随分と時間と金を使うものだ。
(仮設土台は解体:4月7日)


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