D82.山の日に風神山

1.動 機
 今日8月11日は山の日,どこかの山の頂上まで登ってみたい。高鈴山や筑波山など考えたが、一番近くて手軽な風神山へ登ることにした。我が家からスタートするのが常だが、今回は登山口まで車で送ってもらっての登山?お散歩になった。登山記録を書くほどではないので、久しぶりに出会った、風神山の野草の写真を記録します。

2.データ
a)山域:風神山(242)
b)登山日:2017/08/11(金)曇
c)コースタイム:自宅11:35 = 11:40エネ研裏登山口11:45 ---- 12:10自然公園標柱 ---- 12:15風の広場12:40 ---- 12:55風神山山頂 13:00 ---- 13:05山の広場 ---- 13:20自然公園標柱 ---- 13:45登山口 =13;50スーパ14:10 = 14:15自宅
(風神山登山コース)
d)同行者:和子

3.山行記録
 風神山へ一番歩きやすいエネ研裏の登山口まで車で入り、ここから舗装道を通信鉄塔のところまで乗り入れることもできるが、それでは登山の日にならないので、登山口にある斜面の空地に無理やり車を乗り入れて歩き始めた。
(登山口)
(登山道)
 その先の右手に「くん蒸処理地」と立札が立っていて、松くい虫対策に薬品を燻蒸したのでかぶれる人もあるので注意が書いてあった。
 その先右の林の中数か所にビニルカバーをかぶせた小屋のようなものがあったので、その後も何度か燻蒸するための薬や器具が保管されるのかと思われた。あちこちに立ち枯れた松の木が見られ、松くい虫は困った害虫だ。
(燻蒸処理の注意札)
(燻蒸用具の保管カバー?)
 歩き始めてすぐの茂みに白い花が咲いていて、先を歩く和子に「これなんの花だっけ?」と声をかけると「カラスウリでしょ。さっさと歩きなさいよ。」とイライラした声が返って来る。これからはシャッタだけ押すだけで休まないで歩く。
 その先にはヤブラン、
(カラスウリ)
(ヤブラン)
 ツユクサ、ヘクソハズラなどの可愛い花が咲いていた。
(ツユクサ)
(ヘクソカズラ)
 花の他にも、花が終わって出来た実も見られた。左図の草の緑色の実は穂状の花が終わったばかりのもの、右図の赤や黒紫をした丸い木の実と共に特徴のある形なのですぐわかると思っていたが、NETで随分調べたが何の実なのか定かでなかった。
(???の実)
(???の実)
 登山道を25分も登ってやっと「風神山自然公園」の標柱が見えてきて、風の広場へ別れていく。ここにもキンシバイなど可愛い花が見られた。
(風神山自然公園標柱:風の広場分岐)
(キンシバイ)
 草地の中に鮮やかな紫色のウツボグサが一輪だけ咲き残っているのが見つかった。他のウツボグサは花弁がとっくに落ちて真っ黒な芯だけが突っ立っている。
(ウツボグサ)
(ウツボグサ)
 ツリガネニンジンやカラスノエンドウのの花も見られた。
(ツリガネニンジン)
(カラスノエンドウ)
 風の広場の後にはNHKの高い通信鉄塔が立っているが、この前にツリガネニンジンが3株並んで青色が少し濃い花を付けていた。鉄塔との組み合わせは面白いなとしゃがみこんでシャッタを押したつもりだったが、鉄塔の上まで入れた写真は残っていなかった。
 展望の良い休憩テーブルで一休みと思っていたが、男性の先客がテーブルに弁当を広げてくつろいでいたし、展望が利くのは南方の東海方面だけだったので、我家は下の草原にあったベンチで休むことにした。
(通信鉄塔とツリガネニンジン)
(眺めは東海方面だけ)
 ベンチに座って軽い昼食をとったが、目の前の緑の草地の中に黄色い花がいっぱい咲いており、中には白い花も交じってたりして目を楽しませてくれた。近付いてみると、ブタナとヒメジオンの花だった。
(山頂草原のブタナやヒメジオン)
 食事が終わって登りかえすと、カキやクリの木に青い実がいっぱい付いていた。実る頃が楽しみだ。
(カキの実)
(クリの実)
 脇の茂みには、黒くなってしまったスイバの実や、花が散ったばかりのヨイマチグサの緑の果穂が突っ立っていた。
(スイバ)
(ヨイマチグサ)
 日立テレビ中継局前の駐車場脇の茂みにはヒルガオが何輪も咲いていて綺麗だった。
 地面にはヒメリュウキンカの黄色い花がひっそりと咲いていた。
(ヒルガオ)
(ヒメリュウキンカ)
 我家が鉄塔の裏を回る道を歩いて山頂広場に着いた時に、丁度反対側から青年がバイクで登ってきたので、風神雷神の碑の前でツーショットのシャッタを押して貰った。
 風神山は登山口から高低差115m歩程1.5kmほどの小さな山だが、山は山、山の日に登ったことを祝って、風神山山頂の241.5m四等三角点標石の前でバンザーイをした。
(風神・雷神の碑)
(山頂三角点)
 山頂から少し先の山の広場に立ち寄ってから下山にかかった。
 鉄塔の広場の囲いの中の草地にヤマユリがあちこち咲いていて、カメラを望遠にして拡大写真を何枚か撮ったが、柵の外に首を出して咲いている花が三輪あった。写真を撮りなさいと言っているように見えるが、逆光なので撮る角度が難しい。
(山の広場)
(ヤマユリ)
 鉄塔の柵からはセンニンソウの花も覗いていた。
 鉄塔と建物の囲いの間に通路があり、その奥に紫の花か咲いているのが見えた。写真に撮ってNETであとで調べたらブットレア(ふさふじウツギ)という花だった。
(センニンソウ)
(ブットレア)
 風の広場入口までにはツキミソウやタチフウロ、ミズヒキ、キンミズヒキなどの野の花が見られた。タチフウロはNETで調べた名前、現地ではフウロソウだと思っていたが、フウロソウの花弁は先がとがっていない。
(ツキミソウ)
(タチフウロ)
(ミズヒキ)
(キンミズヒキ)
 車を乗り上げて停めた斜面には白、赤のツメクサの花が咲いていた。
(シロツメクサ)
(アカツメクサ)
 帰りにスーパに寄って買物し、我が家で山の日に乾杯をしました。


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