E115.いこいの村涸沼と湖畔の紅葉

1.動 機
 いこいの村涸沼でのスポーツ吹矢大会は「夜の懇談会が飲み放題で、大会参加費、宿泊費込でX¥でとてもお得よ」と誘われて初めて参加した。当日昼は吹矢で入賞、夜の懇親会はお誘い通りの飲み放題、ホテル並みの部屋でぐっすりお休み、翌日は網掛公園まで涸沼湖岸のウオーキングをし、車で移動して対岸の親沢公園と涸沼公園の紅葉を楽しみ、嬉しい吹矢大会になった。

2.データ
a)山域:涸沼
b)登山日:2017/11/28(火)、29(水)
c)コースタイム:森山9:15 = 10:00いこいの村涸沼(スポーツ吹矢大会、泊)
いこいの村涸沼9:00 ---- 展示館9:30 ----10:15網掛公園10:25 ---- 10:55いこいの村涸沼11:30 =11:45親沢公園12:10 = 12:25涸沼自然公園13:20 = (レストラン) = 15:10森山
d)同行者:和子
(涸沼湖畔の立寄りポイント)

3.山行記録
@いこいの村涸沼
 いこいの村涸沼に着いて駐車場に車を置き、受付を済ませて競技者控室に入ると知り合いの競技者もいらっしゃる。皆さんと色々と情報交換をして簡単な昼食を済ませ、館内を見て回る。中庭は綺麗な日本庭園になっていて紅葉も綺麗だった。、
(いこいの村涸沼)
(中庭の紅葉)
 一階の端にある多目的ホールで開会式があってから12時から競技が始まった。多目的ホールは余り広くなく競技は12レーンで行われた。我々1級以下は6mから吹き1組、1段と2段は8mからで2,3組、3段以上は10mからで4〜7組、参加者合計は81名だった。5吹きを6回繰り返して点数を競った。スポーツ吹矢については「C112.スポーツ吹矢のこと」で紹介したが、この競技会では5本吹きを1ラウンドとして6ラウンドの合計点で順位を競う。1ラウンド5本とも中心に当たると満点で35点、6ラウンド全部満点だと210点になる。
 我々1組が最初に出て1,2ラウンドを吹き、入替って2〜7組が吹くので、その次の3,4ラウンドまで外で待っている。時々中に入って、姿勢がいい上級クラスの吹き方を、横からから見ながら勉強させて貰った。 
(スポーツ吹矢8mクラス)
(スポーツ吹矢10mクラス)
 16時に競技会が終わってチェックイン、入った部屋は3階の涸沼側の洋室、窓の外に広い涸沼が見渡せた。展望風呂に入って緊張をほぐして浴衣に着変え、競技会場から懇親会場に衣替えした多目的ホールに向かった。
(シジミ漁)
 ホールに入るとテーブルに料理など並べられて懇親会用の準備が整っていて、席は支部ごとに分れて決められていた。席について時間になると開会の合図があって会長、館長、各支部長の挨拶が続いた。4回目の今回から初めて全国大会になったとのことで、福島、東京、大阪からの参加者の挨拶もあった。
 挨拶が終わると成績発表、私は200点で1〜3組6,8mクラスの34名中第2位準優勝!、久方ぶりに舞台に上がって賞状とカップを受けるのは晴れがましいことだった。この後の懇親会は乾杯に続いて隠し芸やカラオケなどで盛り上がり、美味しい料理を頂きながら飲み放題のビール、ウイスキー、銘酒月の井を飲みながら賑やかに続いた。
(懇親会)
(表彰式)
 気持いい酔い心地と寝心地のいいベットでぐっすりと眠って、翌朝気持ちよく起きだして、シジミ汁を飲みながらバイキングの朝食を美味しく頂いてチェックアウトした。
 駐車場に車を置いたままで、本館横の展示館(インフォメーションセンタ)に入って資料を見ていると、係員が出てきて涸沼の歴史など色々と説明をして貰えた。
(展示館)
(涸沼の歴史)
 玄関口には砂の上に石が置かれた水槽があり、係員が石を動かすと下から数匹のサワガニが出てきた。これは涸沼で見付けられた珍しいカニだとのことだったが、名前をメモし忘れた。クロベンケイガニだったかな。
 隣の水槽にはシジミの脇に大きな白いカイがいた。これもシジミだが、こんなに大きくなると不味くなるとのことだった。
(  カニ)
(巨大シジミ)
 汽水湖の涸沼にはいろいろな水鳥が飛来し、これらを狙ってオオワシも現れるとのことでその剥製が飾られていた。
 下にその見分け方を書いた説明が付いた色々な水鳥の写真が数多く展示されていた。
(オオワシ剥製)
(水鳥いろいろ)
A網掛公園
 お礼を言って展示館から出て湖岸に出ると、湖岸には舗装された遊歩道があって、網掛公園まで1.48kmの表示があって、朝のウオーキングに丁度いい距離、すぐに歩き始めた。
 すぐのところに大きな水門があり、その左に溜めがあって何艘ものボートが係留されていた。
(ここから1.48kmウオーキング)
(水門)
 その先がシジミの好漁場の様で、何艘もの舟で網を上げ下げする姿があった。「シジミ禁漁区域」の立札が立っていた。手前の溜めにあったボートは観光客にシジミ掬いを体験させるものだったのかも。
(シジミ漁)
 湖面には名前はよく判らないが、多くの水鳥が泳いでいた。
(水鳥、ハジロカイツムリ?)
(水鳥、バン?)
 歩いていくと沼にいた白い鳥が左の池に飛び移った。飛ぶ姿も水面に立っている姿も美しい鳥でコハクチョウかな。
 池の先の広場はグランドゴルフ場になっていて、行くとき見たのは1グループだけだったが、帰りにはグランドいっぱいに増えていた。
(コハクチョウ)
(グランドゴルフ)
 どんどん歩くと左に赤い鳥居が立っていて、どんなお宮があるのか立ち寄ってみたかったが、寄道は帰り道にしてそのまま進むと路面に「いこいの村涸沼まで2.0km」の表示があり、この下が「網掛公園」だと分かって、赤い鳥居のところから下りて公園に入った。
(赤い鳥居)
(いこいの村涸沼まで2.0km)
 鳥居の右が公園になっていて案内板も立っていた。案内板にはカモなどの水鳥やハゼの魚の写真があり、探鳥家や釣り好きの好適地になっているとのこと。地図ではここは弁天鼻となっており、向かいには親沢鼻があり、昔涸沼の入口あたりが開発されるまでは沼地で通ることができず、弁天鼻から親沢鼻までの渡し舟が唯一の交通手段だったと、展示館の係員から説明を受けた様な気がする。
 公園の奥に展望台が見えたので早速上がってみた。展望台からは涸沼が綺麗に見渡せ、パノラマ写真など撮って満足して振り向くと、立木に囲まれた小広場の中に小さなお社が見えた。展望台が気になってお参りが後になりました。
(網掛公園案内板)
(お社がありました)
 漁師のおじさんとお話したりしながら遊歩道を引返すと、展示館の前に「No18ホール:オランダ風車」など世界の色々な名所の模型が立っている広場があって、面白い模型を作ったもんだと思いながら歩き回った。後でいこいの村涸沼の案内板を見てみたら、ここはパターゴルフ場だった。
(No18ホール:オランダの風車)
(No10ホール:アメリカスペースシャトル)
(No15ホール:シンガポールマーライオン)
(全部で18ホール)
 駐車場に戻って車に乗って涸沼大橋を渡って対岸まで走ると、右手に親沢公園の駐車場があった。駐車場に車を置いて涸沼方向に歩いていくと公園入口に綺麗に紅葉した大木が並んでいた。
 公園の案内板には、涸沼の向こうの筑波山の山裾に夕日が沈む美しい情景を写した大きな写真が貼ってあり、「涸沼湖畔の景勝地のひとつで、徳川光圀が詠んだ「親沢の一本松」の句碑があります。特に夕日が照らし出す涸沼と筑波山は幻想的です。」説明がついていた。
(親沢公園入口)
(親沢公園案内板)
 湖畔にはキャンプ地があって、バーベキューを楽しんでいるグループが見え、そこから振り返ると紅葉が綺麗に見えた。
(紅葉)
C涸沼自然公園
 親沢公園を出て次の涸沼自然公園を目指して走ると右の林に「涸沼自然公園」の看板は次々と見えるのだが入口が判らない。とうとう湖畔に出てしまい、出会ったご婦人に尋ねると、「少し行ったところの別れを入っていくと駐車場がありますよ。紅葉はもう過ぎてるかも。」と教えて貰って引き返すと、分かれ道の向こうに管理事務所が見えていた。
 ガラガラの駐車場に車を置いて、人影が見えない管理事務所の公園入口を通過した。
(次へ)
(涸沼自然公園管理事務所)
 入口を通ると左に「「子どもいきいき自然体験フィールド100選」適地No69」の看板があって、その左に広い遊歩道が延びている。
 この遊歩道を歩いていくと右手に紅葉が見えてきた。
(遊歩道)
(せせらぎ広場入口)
 紅葉の木があるところは「せせらぎ広場」の入口だった。今年の7月にアジサイ広場を歩いた時、イトトンボ橋から出てきたところだ。
(せせらぎ広場入口の紅葉)
 せせらぎの流れを一寸遡ると池があり、上の樹の紅葉と散り敷いた紅葉の落葉と水面に映る紅葉と三つの紅葉が重なってなかなかの演出になっていた。
(せせらぎ広場の池と紅葉)
 池の上にベンチがあって、紅葉の下でコーヒタイム。
(一休み)
 一休み後歩き始めると、紅葉の樹の向こうに赤いイトトンボ橋が見えていて、これもいい取り合わせ。
 斜面を登ってイトトンボ橋を渡る。
(せせらぎ広場の上のイトトンボ橋)
(イトトンボ橋を渡って)
 橋の上から池の方を見ると、思った以上に多くの紅葉の樹が立ち並んでいて綺麗だった。
(いととんぼ橋から下流側を見渡す)
 逆光で良く見えないが、上流側の谷間にも紅葉が続いているように見えたが、ここから引き返すのは辛い、後の祭りだ。
 橋を渡って左に行けばアジサイの谷に下るので、変わった紅葉を見ることができるかもしれないが、今日は紅葉はもう十分、近道の右に進んだ。案内図では途中で道が消えているが、こんないい道が途中で行止りになることはないだろう。アジサイの間の道を下っていくと管理事務所への遊歩道に出た。
(せせらぎの広場の上流側)
(あじさいの間を歩いて)
 このまま往路の舗装道を戻るのでは面白くないので、湿地帯の中の板敷の遊歩道を歩いて管理事務所に戻った。
(湿地の中の遊歩道)
(管理事務所に帰る)
 昨日の吹矢で望外の準優勝をして元気が出たのか、今日は1万1千歩以上と結構な歩数を歩いたが、それほど疲れた感じがしない。気は持ちようで元気が出るのかと前向きの気持ちになれた。
  

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