d)同行者:和子
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(ひたち海浜公園の立寄りポイント●) |
3.山行記録
我家を昼に出てR245を海浜公園に急ぐと、東海手前で急に車が混んできた。歩道を往き来する人も多く、村松虚空蔵尊への初詣と気が付いた。今年我家は初詣をしていなかった。
東海村を過ぎると道は空いてきて、那珂湊に入ったところで海寄りの県道に入って海浜公園西口手前の何時もの駐車場に入った。満車に近くびっくりしたが、何んとか空きスペースを見つけて無事駐車。
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(村松虚空蔵尊参拝からの行列) | (駐車場満杯) |
駐車場を出て公園西口まで歩くと、入口の看板に「アイスチューリップ、ロウバイ咲き始め」と出ていた。公園に入って1月3日の記念写真。最近和子はこんな写真に入ってくれない。すぐに右に向かい、冷たい風が吹く中松林の公園の道を歩いていった。
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(翼のゲートから入場) | (松林) |
そよかぜ橋を渡ると大観覧車が見えてきて、この季節、脇目する程のものもなく観覧車入口まで歩くと、舗装された地面の上に木片とコキアの枯葉を並べて作った大きな干支の地上絵があった。戌年なので犬なのだろうが、足は見当がつくが大きすぎて頭がどっちを向いているのか定かには判らない。
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(大観覧車へ) | (大観覧車前から見たいぬの地上絵) |
ゴンドラに乗って高く上がっていくと、だんだんと全体像がはっきりと見えてきた。二匹の子犬を連れた母犬の絵に、安と2018の字が添えてある。年末のものすごかった強風に吹き飛ばされたのだろうか、ところどころ剥げたようなところがある。
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(大観覧車から(いぬ)」の地上絵) |
目を移すと、真下に大草原、林の向こうにシートをかぶった見晴らしの丘、東電火力、日立南部の街並み、その上に風神山、高鈴の連山が見えていた。風神山にも随分ご無沙汰しているなあ。
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(大草原・見晴らしの丘の向こうに東電火力、日立南部の街、風神山・高鈴山) |
南側を見ると物凄い砂塵が舞いあがっているのが見えた。阿字ヶ浦辺りのさつま芋収穫跡の畑地でしょう。
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(那珂湊方向に物凄い砂塵) |
観覧車から下りて、ぴょんぴょん橋を渡って大草原脇の歩道を歩いていくと「皇太子殿下御手植えの松」の石碑が立つ黒松があった。初めて気が付いた松なのだが、平成9年に植樹とのことなので、もう20年近くになっており立派な樹形になっていた。
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(大草原脇の道を歩いて) | (皇太子さま御手植えの松) |
砂丘ガーデンに入って道標に従って何度も角を曲がって、エレベータに乗ったり木道を歩いたりしてやっと見覚えのあるカラス張りの建物に辿りついた。
建物の前の池には今年の干支「戌」の字を祀った花壇もあった。
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(グラスガーデン) | (干支のお飾り) |
2段になった池にはたくさんの木箱が並んでいて、それぞれに異なる色のチューリップが植えてある。その数は16,000本とも言われ、咲き始めとは言えなかなか豪華。だだ、この季節は午後2時にもなると陽は傾いてきて、上の段の池は建物の日陰になっていて、手前のチューリップの花も残念ながら綺麗には見えない。
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(16000本のアイスチューリップ@) |
ここで昼食を取りおえると、手前のチューリップにガラス戸越しの日が当たりだしたのでシャッタを押してみたが、今度は向うの方まで陰が伸びていて、どっちがいいとも言い切れないので両方載せておきます。
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(16000本のアイスチューリップA) |
食事を終えて、「ロウバイも見に行くの?」と和子は私の足腰が心配そう。万一の場合早く車に戻れるように、いつものはまかぜ橋は通らないで、西口に近いまつかぜ橋を渡ることにした。
歩き始めるとすぐに、右の草地に真っ赤な実をいっぱい付けたピラカンサスの大きな樹が見えた。少し傾斜のあるところなので「危ないから行かないで」と和子の声、そう言われると余計近くまで行って写真を撮りたくなって、つまらない諍いの種を作ります。
その先にグリーン工房があり、近くに登り窯があった。以前、どこかの工房で粘土で湯呑を作って焼いてもらったことがあったのを思い出す。
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(ピラカンサスの大きな木) | (グリーン工房の登り窯) |
林の中の道を歩いて大草原に近付いていくと、道の両側にまだ散らないでいたススキの穂が夕日を受けてとても綺麗に見えていた。子供連れの女性が大きなカメラを近づけて写真を撮っていたので、真似してみたがオートのままでは上手い写真にはならなかった。
大草原に出ると、親子で凧揚げを楽しんでいる親子や、ゆっくり語り合いながら歩いている二人連れなどを眺めながら気持良く歩いていった。
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(ススキの道) | (大草原つっきって) |
大草原の端には夕日を受けて輝くパンパスグラスの穂の群落があった。ススキはうまく写らなかったが、大きなパンパスグラスは素人写真でも綺麗に見えるでしょ。
9月3日に歩いた
”C91.海浜公園(ジニア)”には「生きの良いパンパスグラスの白い花穂が競うように天に向かって伸びていて綺麗だった。」とあるので、パンパスグラスの花穂の寿命は4ヶ月以上もあるようだ。今日は期待もしていなかったので、もうけものの眺めだった。
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(パンパスグラス) |
まつかぜ橋を渡って西の池の畔を歩いて、ロウバイはどのへんに咲いていたかなあと話しながら歩いているうちに古民家の前まで来てしまった。古民家の中に管理人さんの姿が見えたので尋ねると「ロウバイはトレインの道からの別れのところですよ」と教えて貰えた。
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(西の池) | (古民家) |
管理人さんに教えて貰った通りにトレイン道路近くまで引き返すと、右の土手にソシンロウバイの株が並んでいて、花はまだ咲き始めたばかりで、薄黄色の花はチラホラと見られるだけで殆どはまだ堅い蕾のままで目立たない。来る時はスイセン側の道を選んで近道してしまって気が付かなかったのも無理ないか。
去年の干支鶏の地上絵を見に来た12月末には、ロウバイはもう見頃に近くなっていたのに、今年はどうしたこと? そう言えば今年は冬到来が早いと言うニュースが飛び交い例年より寒かった。アイスチューリップの開花も去年よりも遅かったですね。
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(ソシンロウバイ) |
こんな時は花数をたくさん撮るよりも、綺麗に咲いている花を探してアップで散る方が良さそうだと気が付いて撮った写真を2枚。
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(ソシンロウバイ拡大@) | (ソシンロウバイ拡大A) |
ロウバイの花から後ろを振り返ると、みはらしの丘全体が目に飛び込んでくる。撒いたネモフィラの種を霜から守るために全面シートで覆われていた。
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(一面防寒シートの見晴らしの丘) |
翼のゲートを出て県道に出ると、すっかり葉を落とした銀杏の樹が夕日を受けてとても綺麗だった。
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(翼のゲート) | (駐車場へのイチョウ並木) |
今日歩いた歩数は久しぶりに1万歩を超えて私の足にはきつかった。これを慮ったか、和子の運転する車は、駐車場を出て途中買い物をすることなく、珍しくまっすぐ我が家に帰ってきた。