F14.冬の県植物園

1.動 機
 正月初めに海浜公園に行って咲き始めのアイスチューリップとロウバイの花を見たが、また花を見たくなって県植物園に出かけてきた。花はまだ咲き始めで期待外れだったが、代わりに、いつもは見過ごす色々な樹木の実を観察することができた。

2.データ
a)山域:茨城県植物園
b)登山日:2018/1/18(木)
c)コースタイム:森山11:30= 買物 = 12:40駐車場 ---- 12:45ゲート ---- 13:05岩石園 ---- 13:30熱帯植物館(昼食)14:30 ---- 15:05ゲート ---- 15:10駐車場 = 15:15芳野JA15:25 = 15:40東海JA15:55 = 16:10森山
d)同行者:和子
(県植物園で見た冬の花と実)

3.山行記録
 植物園のゲートを通って園内に入ると、今日は沈床園に噴水が上がっている、手前の花壇の花との組み合わせが綺麗だった。
(沈床園)
 沈床園の脇の数本の梅の木を良く見ると、チラホラと紅色の花を咲かせている木が2本あった。天気がいいので紅色が輝いて綺麗。
(紅梅)
 花だよりでは福寿草が見頃となっていたが、見つかったのは一輪だけ、探した場所が悪かったか。
(フクジュソウ)
 野草園の上にも梅の木があってこちらは白梅、白いので目立つのか、紅梅よりも賑やかに見えた。 
(白梅)
 展示室でなにか見られるかなと思ったが、残念ながら今日は閉鎖されていた。展示室前から芝生広場に入ると、コブシの木が暖かそうなフサフサの衣をかぶった冬芽をいっぱいだしていて、これが逆光を受けてなかなか綺麗。
(コブシの冬芽)
 岩石園に入るとロウバイとソシンロウバイの2種類のロウバイが咲いている。単に「ロウバイ」という名札が付いた花は中心部が暗紫色でその周囲が黄色、「ソシンロウバイ」の名札が付いたのは花全体が黄色をしている。海浜公園で見たロウバイを単にロウバイと書いたが、ソシンロウバイと書きなおしましょう。
(ロウバイ)
(ソシンロウバイ)
 森のかけはしに近いところにナンテンの木が並んでいたが、鳥に食べられたのか赤い実は少なくて淋しかった。
(ナンテン)
 ツバキ園の端にある高い木が房状にをなった円い実をたくさん付けたいて、根本に「センダン」の名札が取り付けてあり、下には豆の様な丸い実が一杯ころがっていた。
(センダン)
(センダンの実)
(アメリカマンサクのアップ)
 熱帯植物館近くの高木に「アメリカマンサク」の名札が付いていて、上を見上げると、黄色いヒラヒラの花がまだついているように見えるし、もう実を落としたように見える褐色の殻も付いている。
(アメリカマンサク)
 熱帯植物館に入って展示ホールに入ると、ずらりと並んだ展示棚に数人で洋ランの鉢を並べる作業中だった。訊くと「明日からの早春の洋ラン展の準備中なのよ。」とのこと、明日来ればよかった。部屋の中央にこれから並べられる色々なランの鉢を入れた箱が置いてあり、ゆっくり見させてもらって熱帯ゾーンに入った。
(洋ランの鉢並べ中)
(展示を待つ洋ラン)
 エレベータで展望室に上がって買ってきた弁当を食べてから、いい香りを放っているハゴロモジャスミンや珍しいメクエアウエルバッキーなど眺めながら下に下りていった。
(ハゴロモジャスミン)
(エクメアウェルバッキー)
 広間に戻ると鉢並べはほとんど終わっていて、それぞれの鉢の名板に花の名前などを記入しているところだった。挨拶して並べ直された洋ランをゆっくり見させてもらって外に出た。
(鉢並べ完了)
(名札記入)
 温室を出ると右手に大きなモミジバフウの木が聳えていて、去年秋は綺麗に紅葉したところを見たが、今は枝先に多くの実を付けているように見える。
(モミジバフウ)
 近付いて下を見るととげとげの木の実が転がっていて、これがモミジバフウの実だと知った。
(モミジバフウの実)
(モクゲンジの実アップ)
 その先のバラ園休憩舎の手前にモクゲンジの名札のついた木があり、これも実を付けていたが、この辺りは掃除されたばかりなのか落ちた木の実は見られなかった。
(モクゲンジ)
 休憩舎の道向かいに大きな実を数個付けた木があったので名板を見るとザクロとあった。良く見ると確かにザクロの実の形はしているが、ザクロの実が冬まで採らないで残されているのは見たことがない。
(ザクロ)
 ザクロの木の下にミツマタの木があった。枝が三叉に別れており、花の形が残ったものもあったのですぐにそれと分かった。
(ミツマタ)
 沈床園に帰る手前にカンツバキの樹叢があり、赤い花をたくさん残していて綺麗だった。カンツバキの樹は椿園など他のところにもあったが、殆ど花が散って淋しくなっていた。
(カンツバキ)
 ゲート手前の両側の石垣の上にトベラの植え込みがあり、近付いてよく見ると丸いままのものや、開きかけたもの、まだねばねばとした赤い実を付けているもの、赤い実がもう干からびかけているものなど色々な段階の実か見られて面白かった。
(トベラ@)
(トベラA)
(トベラB)
(トベラC)
 県植物園から帰る途中でJA直販店ふれあいファーム芳野に立寄り、その前にある大きな文洞溜の岸辺に近寄っていくと、あちこちに散らばっていた白鳥などの水鳥が近寄ってきた。
 でもしばらくすると、何ももらえないことが分かったようで尻尾を向けて遠ざかっていった。店の中に白鳥の餌を売っていたので、餌を投げてやる人も多いのだろうに、ごめんなさい。
(近寄ってくる水鳥)
(離れていく水鳥)
 22日の昼から日立にも久し振りに雪が降り始めたので、夕方になってから我家の庭の雪景色の記念写真を撮っておいた。
(我家の庭の冬景色)
  

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