F17.県熱帯植物館の花

1.動 機
 22日に降って道路に積った雪が連日の寒気でなかなか溶けず、車での遠出はままならなかった。一週間たってやっと和子の気持ちがほぐれてきて、県植物園まで出かけて、暖かい熱帯植物館に入ってゆっくりと一回り、たくさんの花の写真を撮ってきた。

2.データ
a)山域:県植物園
b)登山日:2018/1/31(水)
c)コースタイム:森山12:40 = 13:20県植物園駐車場 ---- 13:25ゲート ---- 13:35展示室13:45 ---- 14:05熱帯植物館15:15 ---- 15:25ゲート ---- 15:30駐車場 = 15:50スーパ16:10 = 16:20森山
d)同行者:和子

3.山行記録
 22日の大雪がほぼ溶けた快晴の月末、昼過ぎに我家を出てR6を南下、東海村で西に曲がって走っていくと、日当たりのいいところは問題なかったが、左側に大きな家や林があるところでは道路が日陰になっていて、路面にはまだ雪が残っていて凍っている。幸い車は少なく、ゆっくりゆっくり走っても後ろの車に急かされることなく、無事県植物園の駐車場に到着。和子さんご苦労様でした。
 前回咲き始めだった紅梅や白梅が花盛りだろうと期待したが、盛りを過ぎた花は雪で綺麗に落とされ、開花しようとした蕾は雪に驚いたか固まったまま、開いているのはまばらだった
(紅梅)
(白梅)
 前回一輪だけだった野草園の福寿草も、隣に小さな花、少し離れたところにもう一輪見つかっただけだった。
 展示室では「植物園の花々」の写真展が開かれていて、上手く撮られた可愛い花の写真が40点ぐらい展示されていた。今日の受付担当の写真家の女性が色々と説明したうえ、植物園以外で自分で撮った花の写真もケースから出して見せて貰えた。
(福寿草)
(展示室・写真展「植物園の花々」)
 岩石園のロウバイはすっかり色が薄れていて、まさに「ロウバ」のようになっていた。
 これに対してソシンロウバイは若々しい黄色い花が陽の光を受けて輝いていた。
(ロウバイ)
(ソシンロウバイ)
 展望台向かいの芝生広場に「ボケ」の名板が付いた小ぶりな木があり、咲きそうになっている数輪の薄紅色の花を付けていた。他の蕾はまだ固く閉じていて、梅と同じように雪に苛められたように見えた。
 展望台近くにアメリカマンサクの高い木があり、ひらひらの花をいっぱい付けていた。雪がなければまだ黄色い花だったかもしれないが、今見えるのは皆茶色っぽい色になっていた。
(ボケ)
(アメリカマンサク)
 温室の熱帯植物館に入ると、寒さから解放されてホッとする。玄関を入ってすぐのエントランスゾーンには、何時ものようにカトレア、シンビジウム、パフィオ、シンビジウムなどの観賞用洋ランが揃って咲いていて綺麗だった。
(カトレア)
(シンビジウム)
(パフィオペデイルム)
(シンビジウム)
 映像室裏の展示室にはヤレノブシス(コチョウラン)、スパテイフィルム、ヒメアリアケカズラ等が綺麗。
(ファレノプシス)
(スパテイフィルム)
 畑地ゾーンにはレモンやライム、バナナの実が色々実っていたが、その中に「モンキーバナナの花」の名札があって、どんな花かとバナナの実の下に伸びている房を良く見ると、その途中に白い花がそっと顔を出しているのが見えた。
(ヒメアリアケカズラ)
(モンキーバナナの花)
 沼地ゾーンに入ると、通路から離れた窓際に背の高いストレッチアの株があり、逆光を受けて輝くような橙色の花を真上に向けて咲かせていた。
 ジャングルゾーンにはエクメアが紅色の花が咲いていて綺麗だった。
(ストレッチア)
(エクメア・ファスキアタ’エンジェル’)
 丘陵地ゾーンに入るとコエビソウ、マレーシアシャクナゲ、ツンベルギア・フォーゲリアナ、イレシネ、ランタナ、ハナキリン、ニオイバンマツリ、ベニヒモノキなど多くの花を見ることができた。
(コエビソウ)
(マレーシアシャクナゲ)
(ツンベルギア・フォーゲリアナ)
(イレシネ)
(ランタナ・カマラ)
(ハナキリン)
(ニオイバンマツリ)
(ベニヒモノキ)
 緩やかな坂道に沿って出来ている各ゾーンを楽しみながら、ぐるっと一周して2階のエレベータ乗り口前まで登ると、アンスリウムの真っ赤な花(?)がお日様を受けてとても綺麗に見えた。
 エレベータで展望室まで上がると、テーブルの脇にハゴロモシャクナゲの白い花がひっそりと咲いていた。
(アンスリウム)
(ハゴロモシャクナゲ)
 展望室でお茶をしてエレベータで一階のエントランスゾーンに降りると、入った時には気が付かなかったデンドロキルム、オンシジウム、エクメアウエルバッキーなどの花を見ることができた。
(デンドロキルム)
(オンシジウム)
 エントランスゾーンの入口に鳥かごがあり、全体としては緑色で、頭から背中にかけて一部黄色いキエリボウシインコがこちらを睨んでいて、「噛みつく恐れがあります。絶対に手を出さないでください!!」の注意書きがあった。
(エクメアウェルバッキー)
(キエリボウシインコ)
 熱帯植物園を出てゲートに向かうと、モミジバフウの木の近くに変わった実(?)をいっぱい付けた高い木があった。何んと言う木でしょう。
 ゲートに近付くと道に雪が残っていて、和子が「雪のないところを歩いてよ」と頻りに声をかけ気を遣ってくれた。
(???の木)
(残雪の道)
 

inserted by FC2 system