F31.諏訪梅林

1.動 機
 水戸の偕楽園の梅見物に何時出かけようかと相談している時、日立まで出かける用事が出来たので、その帰りに多賀の奥の諏訪梅林に立寄って偕楽園の下見をすることにした。偕楽園は3分咲きとの情報だが、ここは花をつけている木は数えるほど、やっと一分咲き程度だった。そんな梅林の中で熱心に写真を撮っている男性がいて、その指導で一皮むけた花写真を撮る技術を教わったので、少々多い写真ですが見てやって下さい。

2.データ
a)山域:日立市諏訪梅林
b)撮影日:2018/03/02

3.山行記録
 日立の用事を済ませて、県道24号沿いにある諏訪梅林に直行した。入口の駐車所に車を停めて梅林の中を見ると、花はチラホラ、花をつけている木は数えるほどだった。
(諏訪梅林名板)
(咲いているのはチラホラ)
 花をつけている木は少ないが、咲いている木には満開に近い花が開いていて綺麗、超早咲きの種類なのだろう。雲一つない青空をバックにシャッタを押した。私の撮る写真は、5年前の小さな薄型デジカメを使いカメラ任せのオート撮影です。
(オート@青空バックに)
 梅園の中を境界柵まで入ると、後の暗い杉林をバックに白い梅の花が浮き立っていて、綺麗に撮れるだろうとシャッタを押してみたが、明るい白い花が明るすぎるのか白が飛んでピント外れみたいになっていた。
(オートA杉林バックに)
 境界杭を越えた川沿いにも花をつけた梅の木があり、日陰になって撮りやすいかもと思って、花に近付いてシャッタを押してみる。花びらの形もちゃんと撮れてはいるが迫力がない。ゴツゴツした枝の形や肌も鮮明に写っていて、何を撮ったと言いたいのか判らなくなっている。
(オートB近接柵影)
 スギ林の下の竹林と川面を入れた梅の花も撮ってみた。花の形ははっきりと撮れてはいるがやはり雑然としている。
(オートC川辺)
 その梅の木に向かって一脚台のカメラを向けている男性がいたので、どんな写真を撮っているのかモニターを覗かせてもらうと、暗いバックに白い梅の花がクッキリと写っていた。見た目とは違う世界なので「特別なカメラですか?」と尋ねると、「いや、安いカメラだよ。撮影メニューを調整しているんだよ」とのこと。私の小さなカメラをでは無理だろなと思いながらも、撮影メニューを出して見てみると、その人のおっしゃるメニューもあった。教えられるままに調整して撮ってみると、白い花弁が浮き上がり、細かい雄蕊までクッキリと写った見事な近接写真が撮れていた。嬉しい!
(新技術@近接撮影)
 「川の白波をバックに入れるのもいいよ」と言われて試してみた。梅の花が主人公で、竹林や川面は裏方に回っているが、カメラが少し花から離れ過ぎていたかなあ。
(新技術A川辺)
 その後も、カメラの種類や撮影の苦労など色々なお話を聞いて別れ、園内を歩いて教わった新技術を使って自分なりの写真を撮ってみた。
 青空をバックにして白梅を同じ設定で撮ってみたら、空が暗くなりすぎ、白梅も暗い。
(新技術B白梅と青空)
 オートで撮ってみると、青空は自然な感じになったが、肝心の梅の花が少し明るすぎて輪郭がはっきりしていない。
(オートD白梅と青空)
 紅梅を撮ってみると、オートだと紅梅なのか白梅なのかよく判らない。
(オートE紅梅と青空)
 教わった新技術で撮ってみると、紅梅は良い色が出たが、空はやはり暗すぎる。
 これらはPCに出してみて始めて気付いたことだが、中間の設定にすればいい写真になったかも。モニタを覗いて丁度いい設定に出来るよう感性を磨く必要がありそうだ。
(新技術C紅梅と青空)
 逆光を受けて光っている開いたばかりの梅の花びらがあったので、新技術を使ってみたら結構いける写真になった。
(新技術D逆光)
 駐車場の上のところに黄色い花を咲かせた木が並んでいて、何の花だろうかと上がって近くからみるとソシンロウバイの木だった。
(オートF黄色い花)
 木の下から上を向いてソシンロウバイの花を狙い、新技術を少しだけ入れてシャッタを押してみた。花色の黄色が弱いが、空の暗さはこれならまだ大丈夫みたい。
(新技術E)
 花をズームアップして新技術で撮ってみたら、白梅の時と同じようにいい写真が撮れた。
(新技術F近接撮影)
 咲いている梅の花は少なかったが、親切な写真の先生に出会えて嬉しい観梅デーになりました。


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