昨日買ってくれていた朝食(チーズパン、ヨーグルト)を頂いて9時半にホステルを出発、隣のホテル前で孫娘がスマホで予約していたスカイレールからのお迎えバスに乗った。
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(ホステルを出て) | (バスに乗って) |
何ヶ所か立ち寄ってスカイレールの下駅カラポニカ駅に到着、駅の発券所で片道切符を買ってゴンドラに乗り込んだ。ゴンドラは6人乗りだが、余り混んでいなかったので係員は4人で扉を閉めてくれた。
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(カラボニカ駅) | (4人で乗って) |
ゴンドラの下には密森が続く。この森は、地球で最も美しく多様な熱帯雨林が原生する地域の一つとして知られているらしい。
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(熱帯雨林の上を登っていく) |
ゴンドラが高度を上げると、眼下にケアンズの街と湾が見えてきた。条件がよければグリーン島も見えるらしいがこれで十分いい眺めだった。
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(振り返るとケアンズの海) |
どんどん登って山頂駅近くになると、森の中から幾つか岩頭が頭を出していた。熱帯雨林の緑の森も綺麗だが、一寸変化があるのも嬉しい。
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(岩峰も見えるレッドピーク駅近くの熱帯雨林) |
山頂のレッドピーク駅でいったんゴンドラを下りて、駅周りに作られている一方通行の遊歩道を周回した。
遊歩道沿いには青々と茂るヤシの木や巨大なシダなどの植物がいろいろみられ、大木の幹回りにシダがリング状に寄生する奇妙な光景も見られた。Basket Fern と言うらしい。
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(山頂駅からウオーキング) | (大木の途中にカゴシダの輪) |
説明板には、「この自然の熱帯雨林には植物が密集しているので、どの植物も太陽の恵みを受けようとどんどん背を伸ばす。シダたちもこれに巻き付いて必死に高いところを目指す。」というようなことを書いてあったような。
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(高所にだけ枝を張るカウリの木) | (大木に巻き付くシダ類) |
キュランダ方向と思われる方向には、遥か向こうに霞む山裾まで密林が続いて壮大な景観になっていた。この鬱蒼とした密林の中に小さな集落らしき家並みが見えるので、これがキュランダの村なのだろう。
遊歩道脇にはヒクイドリや木の実などの展示品が並んでいて、ガイドさん付きなら理解できただろうが、専門用語が並んだ英文では読んでいる時間はない。置いていかれる。
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(見渡す限りの熱帯雨林) | (ヒクイドリ) |
レッドピーク駅に戻ってゴンドラに乗り、高度を下げていくとキュランダの村は背の高い熱帯雨林の陰に隠れてしまった。
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(レッドピーク駅発) | (キュラン村見えなくなった) |
さらに下っていくと左下に渓谷が現れ、断崖を細く長く流れ下る滝が見えてきた。これがバロン滝で、スカイレールのケーブルの先にはバロンフォールズ駅もみえていた。
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(バロン滝) |
バロンフォールズ駅でゴンドラを下車すると、レッドピークと同じような木道の遊歩道があり、熱帯雨林の雰囲気を味わいながら歩いていった。
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(バロンフォール駅で途中下車) | (熱帯雨林の中の遊歩木道) |
手摺のついた板敷の展望台があり、ここからだと2条のバロン滝が見ることができた。
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(バロン滝) |
展望台の先にも各所で滝が見えていて、記念写真の枚数も増えてくる。
歩道の下に黒い鳥が餌を漁っているのが見えた。山頂で見た鳥ヒクイドリとは首のところの色が違って赤いので、これはパプアヒクイドリなのか?
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(どこからでも滝が見えていた) | (パプアヒクイドリ?) |
遊歩道の終点の展望台からは湖水が見えていた。説明板には12月から3月までの雨季には満水になり、流れがこの断崖全体を覆うほどのすさまじい流れになり、水煙は立ちのぼるとのこと。一度見てみたいものだ。
別の説明板にはこの湖水は地下の水力発電所(3万KWフランシス水車2台)に使われているとのこと。そう言えばコンクリート製の堰堤の一部が見えている。
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(バロン滝の上ダム) |
滝見物に満足してバロンフォールズ駅に引き返すと、乗り場への階段が順番を待つ人の行列になっていた。
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(バロンフォール駅に戻る) | (行列) |
終点に近付いてくるとまたキュランダ村の道や家並みが見えてきた。
キュランダ駅間近でゴンドラは巾の広いバロン川を跨ぐ。その時水面に水鳥がたくさん泳いでいたので、キュランダの自然環境の良さを表しているのだろうと思ってシャッタを押してみたが、どんな鳥なのか姿が定かでない。
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(キュランダ近し) | (水鳥) |
| 上の水鳥の写真は、左のバロン川の囲み部分を拡大したもの、バロン川は川幅の広い大河だった。この川があの細い流れのバロン滝のすぐ上流だとは信じられない。6万KW発電のために地下にある水車に水を送った残り水が滝を流れ下っている訳だ。もしかしたら、滝の眺めを保つために発電量も制限しているかもしれない。 |
(バロン川) |
途中で「写真撮りますよ」と合図があってポーズを取った時の写真が、ゴンドラを下りた時に土産物店の前のスクリーンに流れていた。そっとシャッタを押させてもらった。
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(遠隔撮影された写真) |
スカイウエー駅を出てバスストップ脇まで歩くと、指導標が立っていて「Curanda Village」の方に歩いていった。
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(キュランダ駅) | (広場の案内板) |
指導標に従って歩いていくと、入口に「WALK WAY TO VILLAGE」の表示板がかかった歩道があった。
木立の間の歩道を歩いて車道に出ると、道向かいに、屋根上に展示した人力車や赤い壁が目立つキュランダホテルがあった。食事場所を広くとっていたので、ここで食事してスカイウエーや高原列車に乗る観光客も多いのだろう。
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(Villageへの歩道) | (ホテル) |
ホテルの角を曲がった車道脇の石畳の歩道には両側に南洋の木々が立ち並んでいて気持ちよく歩いて行く。
やがて「Welcome to Kuranda」の看板が立つ商店街に入った。
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(石畳の歩道) | (商店街へ) |
伝統的な工芸品で作った飾り物をつるしたお土産屋さんの店内風景が綺麗で目を惹いた。
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(お土産店街) |
立ち並ぶ商店街の歩道にテーブルを置いた出店て手作りの飾り物を売るおじさんの姿もあった。孫娘はこんな小物の飾りが好きなようで、商店街でも何度も足を止めて品定めをしていた。
お腹が空いてきて、道向かいの大きなホテルのベランダに並んだテーブルで、エビ ハンバーガー ラザニア混ぜ合わせで食べてお腹いっぱいにした。
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(出店) | (昼食) |
商店街の一角には広場もあって、ここにも
カジュマルの大樹がたっていた。
マングローブと書いていたのが間違いと53-6で気付いて訂正しました。
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(広場) |
目的地はここ、キュランダコアラガーデン。受付を通って渡り廊下を歩いて園内に入る。
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(コアラガーデン入口) | (渡り廊下) |
廊下の下には、大きなトカゲがいたり、飛べない鳥コヒクイドリがいたり、どれも放し飼い。
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(トカゲ) | (飛べない鳥) |
小さなコアラと思ったら、これはクオッカ、コアラと一緒に遊んでいるのもいた。
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(クオッカ) | (クオッカと遊ぶコアラの子供) |
柵の中に立木と横木でコアラの遊び場を作ったところがあり、数匹の可愛いコアラが木登りしたりジャレあったり、シャッタチャンスを狙ってしばらく足が止まった。
その先に「コアラを抱いて写真を撮りましょう」の看板が立っていて、申込みしたが「今はコアラの休憩中なので30分他の動物と遊んでから来てください」と断られた。
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(コアラの子供たち) |
その先にもウオンバットやワラビ―など色々可愛い動物が柵の中で遊んでいて見飽きなかった。
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(ウオンバット) | (ワラビー) |
こわそうな蛇もいたが、カンガル―と遊ぶ金髪の幼い女の子が一番可愛かった。
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(大きな蛇) | (可愛い女の子) |
一寸お邪魔して、カンガルーに触らせてもらって女の子と一緒に写真を撮らせてもらった。
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(カンガルーと遊ぶ) |
カンガルーの仲間の見分け方の説明板があったが、大きさだけで名前を変えている。カンガルーの子供は段々名前が変わってくるの?
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(カンガルーの仲間) |
30分遊んでコアラ写真場に引き返して、コアラを抱かせてもらう。柔らかい体毛で気持ちがいい。娘には安心して気持ちよく抱かれているように見えるが、私に抱かれたら逃げ出したいよと言っているみたい。正直ものだ。
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(コアラを抱いて記念写真) |
和子は動物に触るのが大の苦手、一人で抱いて写真を撮るのは断固拒否、4人の写真を撮るときもコアラから離れて写っている。
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(4人でも) |
コアラを抱けて大満足だったが、少し遊び過ぎて列車の発車時間が迫っていた。広場に出て大急ぎでキュランダの鉄道駅へ歩いた。私も小走りで付いて行った。
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(広場に出て) | (高原列車キュランタ駅) |
15両も繋がっている長い列車に乗り込むと、片側通路で4人掛け座席の対向型、4人で対向してゆっくりとした席を取れた。
出発して10分もかからないでバロン駅に到着、10分停車との放送。みんな席を立ち上り、バロン滝の展望台にもなっているプラットフォームに下りていく。
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(列車内) | (プラットフォーム) |
先頭の機関車側の方が滝の眺めがいいので、プラットフォームの前側にみんな集まってきて記念写真も場所の取りあい。
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(駅からのバロン滝) |
機関車のさらに前の方に展望台の表示があったので踏み跡みたいな道を登っていくと、上池から滝壺まで滝全体が見える展望台だった。
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(展望台からバロン滝) |
列車に戻るとすぐに出発、少し走ると左下遠くに滝が見えてきた。これがストニーククリーク滝で、その手前を横切っているのが鉄橋、この列車があそこまで下って行くのかと驚きながらシャッタを押した。
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(ストニークリーク滝遠景) |
急斜面の渓谷沿いを走りいくつかトンネルを潜って、そのストニークリーク鉄橋まで下って行くと列車はスピードを落としてくれた。列車のすぐ脇を流れ落ちる滝は迫力満点、列車から下りることは出来ないが、窓際を譲り合いながらストニークリーク滝の撮り合いをした。
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(ストニークリーク鉄橋) |
列車が進むにしたがって滝の姿が少しづつ変わってくると思って何度もシャッタを押した。
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(ストニークリーク滝@) |
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(ストニークリーク滝A30秒後) |
滝見物の後平野に下りると、広いトウモロコシ畑が綺麗だった。
スカイレール始発駅に近いフレッシュウオータ駅で多くの乗客が降りていき、我々の車両には誰もいなくなった。
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(広いトウモロコシ畑) | (お客さんいなくなった) |
終点ケアンズ駅に到着下車、夕暮れの街を公園のイルミネーションを眺め、スーパで夕食の食材を買い込んでホステルに帰り着いた。
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(ケアンズ駅着) | (イルミネーション公園) |
三人で調理してくれた夕食はビーフ、ソーセージ、魚、エビ、青梗菜とマッシュルーム炒め、これにカンガルーの肉があった。カンガルーの肉には和子は気持ち悪いと言って手を付けようともしない。私も口にしてみたが堅くて食いちぎれないもで小さく切ってもらって食べてみた。味わ悪くないが私の入歯にはやはり固すぎて、三切れほどで音を上げた。
久しぶりのビールがでて乾杯!。オーストラリアビールとラズベリービール二種類並んでいたが、違いは判らないがどちらも美味くてお代わり、お代わり。
後片ずけして部屋に戻り、デザートは冷蔵庫に入っていたレモンシャーベットとチーズケーキ、若い二人は空になるまで食べていた。
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(デイナー準備) | (デザート) |
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(デイナー拡大) |
次は5日目、キュランダから飛行機でシドニーに帰って、6日目にシドニーの植物園やオペラハウスなど観光し、7日目に帰国するまでを報告します。