F53-6.オーストラリア旅行
(シドニー名所見物・帰国)

1.動 機
 今日の5日目は、セントラル駅からマーチンプレイス駅まで移動して王立植物園(ボタニカルガーデン)で色々な大樹や花、提督官邸(ガバーメントハウス)などを眺めながら歩いた。続いてサークルキー港からフェリーに乗って、夕日に照らされたらオペラハウスを眺めながらハーバーブリッジを上に見上げながらミルソンズポイント港に渡り、夕焼けから夜景に変わるまで華やかな遊園地ルナパークで遊び、帰りのフェリーではビビッド・シドニーのプロジェクションマッピングで刻々変化するオペラハウスとライトアップされたハーバーブリッジを楽しみながらサークルキー港に帰ってきた。ビビッド・シドニーは23日間にわたって開催される革新と創造を祝う毎年恒例のフェスティバルで、今年で10年目を迎える。今日がその初日で、孫娘が娘と相談してこの夜にシドニー観光を当ててくれたのだった。

2.データ
a)山域:シドニー
b)登山日:2018/05/25(金)
d)同行者:孫娘、娘、和子

3.山行記録
3.7  5月25日(王立植物園、提督官邸、オペラハウス
     Bounce Sydney12:15----12:25セントラル駅12:55=(電車)=13:00マーチンプレイス駅----13:20昼食14:00----14:25ボタニカルガーデン----15:30ガバーメントハウス15:50----16:10サーキュラーキー港16:20=(フェリー)=16:25ミルソンズポイント港----ルナパーク----ミルソンズポイント港18:15=(フェリー)=18:25サーキュラーキー港----18:30サーキュラーキー駅=(電車)=18:55セントラル駅=19:00Bounce Sydney(夕食) 8706歩
 午後になってホテルを出てセントラル駅まで歩いて孫娘と合流、プラットフォームで持参の巻寿司を頬張った。日本での味と変わりない美味しさ。
(セントラル駅入口)
(オーストラリア製巻寿司)
 マーチングプレイス駅まで電車に乗って、地階から駅前広場に上がった。
(マーチンプレイス駅)
(駅前広場から通りへ)
 カフェでオープンサンド パニーニ ラップ コーヒーを食べて、持ち歩きにピア&ラズベリーケーキを持って外に出て、歴史を感じさせる街並みを歩いて行きます。
(昼食)
(歴史を感じさせる街並み)
 州議会場や州立図書館など歴史的建造物の様にみえた。
(州議会)
(州立図書館)
 図書館の入口屋根の上に小さな猫の像が置いてあって目立っていた。この猫はトリムといいFlinders船長の船の上で生まれてオーストラリア周回旅行に同行したことで有名とのこと。
 交差点を渡ったところの角に立派な像が立っていた。上に立つのがシェイクスピアで下は登場人物のロミオとジュリエットやハムレットなどらしい。
(州立図書館の猫の像)
(植物園入口道脇の像)
 植物園の入口には円形の遊歩道があり、周りは棕櫚並木、中には大きな噴水があった。
 噴水は海軍大尉レスリーモーシェッドを記念して作られたものとのことで、全周に配置された給水管で水を吹き上げる珍しい構造になっていた。
(棕櫚の並木)
(モーシェッド・ファウンテン)
 入園料なしの植物園に入っていくと、枝を四方に広げた大木が立っている。気根を何本も下していたので、去年屋久島で見たことのあるガジュマロの木かとも思ったが、こんな乾いたところにガジュマロが育つのか?と疑問を持ったが、支根を気根と思ったのが間違いだった。湿地に気根を伸ばして育つのは西表島のマングローブ、ガジュマロとの違いを屋久島で勉強していたのに忘れていた。
(大樹@ガジュマロ?)
 下には色とりどりの可愛い花を付けた花園があった。
(花園)
 根っ子のところから多くの枝が広がる変わった木もあった。
(大樹A)
 遊歩道の脇にはいろいろな石像が立っていた。
(遊歩道脇の石像@)
(石像A)
(石像B)
(石像C)
(石像D)
 芝生の広場に沿って曲って行くと赤い可愛い列車に出会った。乗客と手を挙げて挨拶し合う。電車に乗ったら楽ちんに園内観覧できそうだが有料。
(園内)
(園内観光列車)
 熱帯雨林の中の道になった。王立公園と言うだけあって、オーストラリア全体の植物が見られる様になっているようだった。
(石畳の歩道)
 気持ちの良い空気を吸いながら歩いて行くと、足元の花々も気になってくる。
(足元の花々)
 間もなく静かに水を滴らせる古びた噴水のある池が現れて、気分が変わって一回りした。
(中央池@)
 池には水鳥が泳ぎ、蓮の花が咲いていた。
 この池は二つに分れていて、池を分ける小さな橋の周りには、白や黒の鷺みたいな水鳥が群れていた。
(蓮の花)
(水鳥の群れ)
 も一つの静かな池には三つの島が作ってあり、二人の子供がすがりつく女性の像も立っていた。
(中央池A)
 始め植え込みの反対側から頭の部分だけ見た時には何だろうと思って、表に回ってみたら長い枝を伸ばしたサボテンだった。
 遊歩道を歩いて行くと鳩?が群れて何か餌を取りあっている日本と同じような情景も見られた。
(サボテン)
(鳩の群れ)
 遊歩道の先には道の両側に石柱が立ち並び、その間を鉄骨でつないで石門列にし、その前に狛犬ならぬ獅子の像をおいた、何処がで見たような情景もみられた。
(獅子の石門)
 そこから大樹が立ち並ぶ芝生公園を歩いて行くと向こうに海が見えてきた。木には「Ficus watkinsiana」とあり、絞殺しのいちじく(Strangling Fig)という恐ろしい名前も書かれていた。
 美味しいイチジクの実を食べた鳥が親木の上で糞をして残した種が発芽し、育って根を地上まで垂らして根を張り親木に巻き付きながら育っていく。親木が枯れると入替って大木になってきたという話を読んだような気がする。
(大樹B)
 海際まで出ると向うにビルも建つ街並みが見え、海には多くの船が行き交うのが見られた。
()
 大きく板根を張った今までより一段と大きな樹があり、これも絞殺しのいちじくなのだろうか。
(大樹C)
 海沿いの公園には落葉樹もあり、すっかり紅葉していてオーストラリアは今秋なんだと初めて感じさせてくれた。
(紅葉)
 やがて提督官邸「GOVERMENT HOUSE」入口前に出た。孫娘が「中を歩いてみたいか?」と私の足を訝りながらきいてくる。聞かれると意地でも歩きたくなるし、官邸も西洋の古式豊かな風情があって面白そうなので率先して中に入っていった。
(総督官邸入口)
 裏庭に回ると噴水があり、それを取囲むように花壇が作られていて、バラなどの花が綺麗に咲いていた。
(総督官邸裏側)
 官邸の入口には代々提督の厳めしい胸像が並べられていた。
(歴代総督の胸像)
 すぐ目の前にオペラハウスの変形屋根が見えていた。オペラハウス入口近くに直接出る出口もあるらしいが、今日はオペラハウスの内部見学が目的ではなかった。
(オペラハウス)
 官邸を出て歩いて行くと、いろいろ見たこともない花が目に入ってくる。
(???)
(???)
 マンテマが張りついて可愛い花を咲かせている境界柵沿いを歩いて行くと出口があり、柵を外から見ると今晩から始まるのお祭りの垂れ幕が取付けてあった。
出口からすぐの広場に数多くの石の構造物が転がっていた。グーグル地図を見ると”Memory is Creation without End”とあり、 2000年に創設されたシドニー市の彫刻散歩プログラムの一環として設置された、土屋君生作の「記憶は終わりのない創造」とのこと。破壊された建物や橋などの構造物の遺物が置かれていて、これらが年と共に徐々に朽ちていくように、古い記憶も段々と消え去って行くことを表しているのだとか。
(公園出口)
(Memory is Creation without End)
 出口を出て手摺に捉まりながら急な石段を下りて、本日最後の目的地サーキュラーキー港に到着した。
(サーキュラーキー港へ)
(サーキュラーキー港)
 港からも見えていたが、フェリーに乗って出港すると、船はくるりと旋回しながら夕日に当たるオペラハウスを色々な角度から見せてくれた。
(オペラハウス)
(オペラハウス)
 ハーバーブリッジは逆光で真っ黒だったが、近づくとだんだんと迫力が出てきた。
(ハーバーブリッジ@サーキュラーキュアイから)
(ハーバーブリッジA通過前)
 ブリッジの下を通り過ぎると夕日に照らされた橋脚展望台が綺麗に見えるようになった。
 対岸のミルソンズポイント港に着くと、夕日に照らされたハーバーブリッジの向うに小さくオペラハウスが見えるいい眺めになっていた。
(ハーバーブリッジB通過後)
(ハーバーブリッジCミルソンポイント)
 ミルソンズポイント港に着いた時が丁度日没時、これが孫娘の狙い通りだったのだ。
(日没
 港を上がると、そこはシドニー遊園地のルナパークの入口だった。正面の派手な両門の間に白い幕が張られているのが異様に見えたが、後でこの種明かしが分かった。
(ルナパーク入口門)
 入口を入ると入口門の間にJ”UST FOR FAN”の賑やかな絵が描かれていた。
(入口門裏側)
 中にはメリーゴーラウンドやゴーカートなどの乗り物や、運試しのゲーム等いろいろ趣向が凝らされていて面白そうだった。
(メリーゴーラウンド)
(人形た)
 観覧車やドロップタワーなど大型遊園地のシンボルの様な遊具も見られた。
(観覧車)
(ドロップタワー)
 変形鏡が道路の真ん中に置かれていて、面白かったので4人並んだ写真を撮ったのですが、化け物が4匹並んだ写真でしたね。
(変形鏡:化け物が写っている)

 ルナパークを端まで歩いて戻り、桟橋の近くの海に突き出た展望台?からハーバーブリッジなどを眺めながら時間調整をし、すっかり暗くなり孫娘お奨めのフェリー便に乗るよう桟橋に引き返した。
(時間調整)
(引返す)
 入口門を通過すると、門の間の幕に人の大きな顔が明るく映し出され、その顔も次々と入替っていった。丁度この時18時を回ったところで、ビビッド・シドニーが始まったのです。
(入口門のプロジェクションマッピング)
 この時間になるとハーバーブリッジにも照明が当てられ美しい夜景に彩りを加えており、記念写真も撮りあった。
(夜のハーバーブリッジ)
(フェリー乗り場)
 橋の下に小さく見えていたオペラハウスは、色で縁どられており、その色が刻々変化して面白かった。
(オペラハウス遠景@)
(オペラハウス遠景A)
(オペラハウス遠景B)
(オペラハウス遠景C)
 ハーバーブリッジに当てられる光の色も変化していた。
(色が変わるハーバーブリッジ)
 オペラハウス近くまで来ると、プロジェクションマッピングが始まり、真っ赤な怪物などいろいろ変化する変わった趣向を見ることが出来た。
(オペラハウスプロジェクションマッピング@)
(オペラハウスA)
(オペラハウスB)
 サーキュラーキー港からハーバーブリッジを振り返ると、ブリッジに当てられる光の色がいろいろ変って面白く、
(ハーバーブリッジ@)
(ハーバーブリッジA)
(ハーバーブリッジB)
(ハーバーブリッジC)
 港すぐ近くのサーキュラー駅で電車に乗り、セントラル駅からまっすぐBounce Sydneyに戻った。
 若い二人はダーリングハーバーの夜景を楽しみに出かけ、帰りに巻寿司を買ってきてくれて賑やかな夕食になった。
(ハーバーブリッジの夜景:お土産写真)

3.8  5月26日(帰国)
    ホステル3/朝食手製6:30----6:40セントラル駅7:00=(列車)=7:00シドニー空港7:50=(JAL772)=16:30成田空港18:00=(娘車)=20:00水戸娘宅20:10=(妻車)= 21:10森山町帰着 4586歩
 お世話になった孫娘とセントラル駅で分れ、プラットフォームへの階段を重い荷物を持ち上げるのに苦労している時、階段の上から一人の男性が駆け降りてきて持ち上げてくれた。オーストラリアには親切な人が多いようだ。お蔭さまでシドニー空港で予定のJAL便に乗ることができました。
(セントラル駅でバイバイ)
(シドニ-空港)
 夕方成田空港に着き、駐車場までバスに送ってもらい、水戸まで娘の車、娘宅で荷物を移し替えて、21時過ぎに我家に帰ってきた。
(成田空港着)
(娘の車で水戸へ)
(水戸で乗り換え)
(和子の運転で日立へ)
 頼もしく成長していた孫娘と、思った以上に世話焼きだった娘のお蔭で、当初は不安もあった初めてのオーストラリア旅行を楽しく過ごすことが出来ました。Thank You !


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