F101-2.にっぽん丸でゆく秋の日本一周クルーズ
(2日目:津軽海峡通過)

1.動 機
 二日目観光予定の函館に立ち寄る時間が無くなりスルーパスになったので、今日は一日中船の上からの東北地方の遠景を眺め、イベントを楽しむだけだった。面白かったイベント会場では大っぴらには撮影できず、外にも絶景というほどのところはなかったので、あまり面白い写真はありません。下記の航路図に赤印をつけた地点は、船内各所にあったテレビに常時表示されていたにっぽん丸の現在位置を写真に撮った位置と時間を示しています。
 
2.データ
a)山域:三陸沿岸、津軽海峡
b)登山日:2018/10/02(火)
c)旅程:
 10月1日:〜福島沖2:00頃〜三陸沖9:00頃〜津軽海峡18:00頃〜秋田沖24:00〜
(2日目のにっぽん丸航路)

3.山行記録
 6時過ぎ目が覚めると外はもう明るかった。船室は西の陸地側、東の太平洋に登る朝日を見ることはできなかったが、山の連なりが見えていた。どこの山だか分からなかったが、テレビの位置情報では牡鹿半島や金華山は過ぎていた。
(部屋の窓から6:12:金華山は過ぎていた)
 朝食会場の2階ダイニングルーム入口海側にある扉を開けてステップに出て見えたのは、気仙沼の少し南、松島から大神宮山あたりだろうか。
(朝食前ダイニングルーム入口から7:36:気仙沼南)
 カメラを北に向けて写ったのは、気仙沼の北、五葉山から三陸リアス式海岸あたりか。
(朝食前2階ダイニングルーム入口から7:36:気仙沼北側)
 朝食は和定食、毎朝食べる納豆もついていた。朝食にデザートもついていた。
(2階ダイニングルームにて7:45:朝食の和定食)
(2階ダイニングルームにて8:09:朝食のデザート)
 ゆっくり朝食を頂いてから、また先ほどの扉を開けると、海沿いが崖になっている美しい島が連なっていた。後で地図を見ると、これはみな岬で、左から綾里崎・脚崎・首崎という岬の先端だった。
(朝食後2階ダイニングルーム入口から8:24:綾里崎・脚崎・首崎)
 部屋で休んで4階展望デッキに上がって撮った写真にも崖が続いていた。五葉山の手前に見える小さい島は三貫島、その右は鎧崎から御箱崎の岬。一番左が牡鹿半島でしょう。
(4階デッキから9:15:三貫島・鎧崎・御箱崎)
 9時半から6階のラウンジで「ナプキン折り教室」という面白そうな催しがあり参加してみる。にっぽん丸レストランの女性クルーが簡単な折り方で筍や帆船など面白い形を作り上げる方法を丁寧に教えてくれ、みんなそれぞれにナプキンを与えられて自分でも折ってみる。
(6階ラウンジ海にて9:32:ナプキン折り教室)
(6階ラウンジ海にて9:32:実習付き)
 出来上がった自分たちの作品です。
 食事の度ごとにテーブルの上にこんな風にナプキンが置かれていたが、一枚一枚は簡単なものとはいえ、400人全員のテーブルに用意するのは大変な作業量だったと思います。
(6階ラウンジ海にて10:10:自作の帆船と人参)
(2階ダイニングルームにて:折られたナプキン)
 受講の最中に窓の外を眺めると変わった島が見えていたので、ラウンジを抜け出して一枚パチリ。山田湾を挟む多々羅山・霰露ヶ岳と日光山・十二神山・御殿山、後ろにあるはずの早池峰山は隠れている。
(6階ラウンジ海から9:53:山田町沖、多々羅山・霰露ヶ岳・十二神山・御殿山、後ろに早池峰山)
 ナプキン折り教室が終わって8階のウオーキングトラックに上がって一回りしながら撮った一枚、三陸リアス式海岸の奥に見える高い山が早池峰山です。標高1917mで北上山地の最高峰、日本百名山、花の百名山であり、2000年のH07 東北登山行脚9日間の時に登った山で、岩だらけの登山道だったのが印象深い。
(8階ウオーキングトラックから10:18:宮古沖から三陸リアス式海岸、左奥が早池峰山)
 7階のプールサイドのリクライニングシートに寝そべってメロデイータイムを楽しんで、エレベータで2階に降りてダイニングルームでラーメン定食、結構美味しかった。
(7階プールサイドステージにて10:42:メロデイータイム)
(2階ダイニングルームにて12:33:ラーメン定食)
 昼食頂いてまた8階へ。今度は八甲田山が見えていた。八甲田山にもH07 東北登山行脚9日間の時に登っている。
(8階ウオーキングトラックから12:53:櫛ヶ峰・八甲田山)
 13時30分からは岩間麻里さんピアノ伴奏で吉村美樹さんの歌声広場{みんなで歌おう」が始まった。文部省唱歌「村祭り」や賑やかな「幸せなら手をたたこう」、ご贔屓黄門さんの「ああ人生に涙あり」、懐かしい「故郷」など知っている歌ばかり15曲、みんなで一緒に声を張り上げて歌う楽しい時間だった。
(6階ラウンジ海にて13:30:みんなで歌おう)
(みんなで歌おう:かもめ船長日記より)
 7階ラウンジで無料喫茶を楽しんでいる時、窓の外にポッコリとした島が見えていた。尻屋崎あたりなのでこれだけ目立つ島なら後から調べればわかるだろうと思ったが、いくら調べても判らない。
 ラウンジの裏側のオアシスジムでらくらくストレッチが始まるところだった。入るとリーダからシートが渡され、ゴロゴロしたりいろいろなポーズを取っての柔軟体操。久しぶりの運動で気持ちよくなった。このリーダのお嬢さん、去年のクルーズの時にもいろいろ体操をリードしてくれた明るいお嬢さんだった。
(7階ラウンジから16:14:尻屋崎あたり)
(7階オアシスジムにて16:38)
 下北半島の尻屋崎まで来ると北海道がはっきりと見えるようになった。右端の白神岬から左端の恵山岬まで見通せたが、湾内に入っている函館はまだ見えない。
(7階デッキから16:42:北海道方向・白神岬から恵山岬まで)
 回り込むと先端方向の下北半島大間崎に沈む夕日が雲間に輝いていた。半島中央部にある釜伏山・恐山が左に目立って写っている。
(7階デッキから下北半島16:42:釜伏山・恐山〜大間崎への夕日)
 その釜伏山・恐山の左には、東端の尻屋崎までなだらかな陸地が長く続いている。
(7階デッキから下北半島16:43:尻屋崎から釜臥山)
 大間崎、陸奥湾を過ぎると、真っ暗い空間に龍飛岬の灯台だけが明るい光を放っていた。
4階デッキから17:28:龍飛岬灯台)
 岬を回り込むと家並みの明かりが見えてきた。も少し見ていたら岩木山が見えたはずだが、頭になくて見落とした。
(4階デッキから17:34:龍飛岬シーサイド)
 時間になってダイニングルームに入って夕食。北海道産の山海の珍味が次々と出てきてお腹一杯!
 夜は高橋孝民謡団4人による演奏会、会場いっぱいに鳴り響く津軽三味線の疳高い音色、伸びのいい高橋孝の歌声、女性歌手のソプラノに近い高音の歌声に酔いしれた。こっそり撮った写真は顔が全部飛んでいた。
(メインダイニングにて18:05:夕食前菜)
(4階ドルフィンホールにて20:14:高橋孝民謡団)
 むやみに撮った風景写真を適当に編集して載せたが、どこの写真なのか場所がよくわからない。にっぽん丸の現在位置表示の写真と時間を突き合わせ、国土地理院の地図とgoogleマップの航空写真を参考にしながら場所を特定しなければならなかったので、すっかり時間がかかってしまった。


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