F101-7.にっぽん丸でゆく秋の日本一周クルーズ
(7日目:うだつの町並みと阿波踊り)

1.動 機 
 6日夜、来島海峡大橋下を通過したにっぽん丸は瀬戸内海を東走、7日夜明けに明石海峡大橋下を通過して大阪湾に抜け、淡路島をぐるっと回って昼前に小松島に入港した。オプショナルツアーで美馬市脇町にある「うだつの町並み」を見て歩き、徳島市の「あわおどり会館」で賑やかな阿波踊りを楽しんだ。

2.データ
a)山域:徳島県
b)登山日:2018/10/07(日)
c)旅程:
 10月7日:〜7:05明石海峡大橋下通過〜11:15にっぽん丸小松島港接岸----11:30オプショナルツアーバス〜12:54うだつの町並み13:45〜14:40あわ踊り会館15:50〜16:42小松島港にっぽん丸出港17:15〜
(7日目の小松島観光ポイント)

3.山行記録
 朝起きると「間もなく明石海峡大橋が見えてきます。」との放送あり、7階デッキに上がってその時を待つ。逆光なので始めはシャッタを押しても橋はなかなかハッキリとは写ってくれない。
(明石海峡大橋6:47)
 近付くにつれてよく見えるようになり、やがて真上を通過していった。
(大橋接近7:04)
(大橋下通過7:05)
 通り過ぎると今度は順光、橋脚やメインケーブルだけでなくハンガーロープまではっきり見えて格好良くなってきた。
(明石大橋と淡路島7:10)
(明石大橋と明石市・神戸市7:17)
 大橋をバックに記念写真のシャッタを押してもらってから引上げ、ダイニングルームで朝食。
(明石大橋記念写真7:17)
(朝食7:27)
 食後デッキに出てみると、左の暗い淡路島と右の白い明石のビル群との間に、かすかに明石海峡大橋が見えていていい眺めだった。
(大阪湾から淡路島:神戸港8:24)
 その左には淡路島全体を見渡すことができ、2年半前の「D57-1.鳴門の渦潮・花の淡路島・神秘の小豆島」の時に島の南端から北端まで高速道を往復したのを懐かしく思い出した。
(大阪湾から淡路島全体8:24)
 反対側を撮った写真には大阪府の阪南市から和歌山県の地島・沖ノ島まで写っているようだ。関西空港には気付かなかった。
(本土側:阪南市から地島・沖ノ島まで8:25)
 デッキのテレビに、にっぽん丸の航跡図が表示されていたのでパチリ。広島側から小松島港に行くには、大鳴門橋の下を通過すればずっと近道に見えるが、大型船は煙突が橋につっかえるのか、観光の邪魔なので通行禁止なのか。
 展望を楽しんで一休み後、6階ラウンジで三遊亭歌奴さんの落語四方山噺があり、落語界の裏話をいろいろ面白く聞かせていただいた。
(にっぽん丸航跡8:27)
(6階ラウンジ10:04)
 明石海峡大橋を通過してから4時間かかって小松島港に入港し、県営倉庫が並ぶ埠頭に接岸した。
(小松島港入港11:09)
(県営倉庫前に接岸11:10)
 準備ができるとすぐに下船し、オプショナルツアー「脇町うだつの町並みとあわおどり会館」のバスに乗り込んだ。
(上陸11:26)
(オプショナルツアーバス11:37)
 始めの観光地脇町は徳島県の奥、小松島港から60kmぐらい離れていて徳島自動車道を走る。徳島ICまで神田瀬川や新町川など多くの橋を渡っていった。新町川から眺めるポッコリとした山・眉山には山頂に公園があって麓から山頂までロープウエーが架かっているのが見えた。
(神田瀬川11:53)
(新町川から眉山11:59)
 最後に吉野川を渡ったが、1kmもありそうな広い川幅に目を見張らされた。
 徳島ICで高速に乗ると品数多いお昼弁当が配られ、美味しく頂戴した。
(吉野川12:06)
(徳島自動車道で弁当12:10)
 バスは高速を40分走って脇町ICで高速を降り、脇町の広い駐車場に入った。ガイドさんについて歩くと「うだつの町並み⇒そこ」の標識が立っていた。
(バス下車12:53)
(うだつの街並み案内標識12:54)
 2,3分歩くと白壁のうだつの町並みがあり、説明が始まった。
 うだつというのは、火事の時延焼防止のために隣家との間に設けた袖壁のことで、二階まで上がっています。費用がかかる工事だったので貧乏人には作ることができず、「うだつが上がらない」という言葉が生まれた。とのこと。
(うだつの町並み入口12:56)
(うだつ12:56)
 うだつ以外にも、畳半分ほど飛び出したカラス張りの木造展示棚のある商店、角材で格子状に固められた板壁の家など、昔私が育った広島県山奥の田舎でも見られた風景が続き懐かしく見て歩いた。
(旧家13:03)
(旧家13:06)
 一角には「うだつ『卯建』」の説明版があった。曰く、
     うだつ「卯建」は、二階の壁面から突き出した漆喰塗りの袖壁です。江戸時代は火よけ壁とも呼ばれ防火の役目をしていましたが、明治時代になると防火よりも装飾に変わってきました。
     裕福な商家は富の象徴として、この「うだつ」を競ってあげました。
     ことわざ辞典にいつまでもぐずぐずして一向に出世できないことを「うだつが上がらぬ」と記してある。
 街の角にある井戸の脇に、自然石に「道」と刻した石碑が2体、直角方向から見えるように立ててあり、記念碑の趣旨を刻んであった。
     この碑は建設省の手づくり郷土賞と日本の道100選に選定されたのを記念しこの栄誉を後世に伝えるため建立した。  昭和62年8月吉日 南町々並保存会
(うだつ説明版13:24)
(手づくり郷土大賞碑13:25)
 うだつの町並みを50分ほど見学して駐車場に戻り、また徳島自動車道を延々と走って徳島ICまで引き返した。
(引き返す14:05)
(徳島市14:27)
 徳島市内の国道を走って吉野川を渡り、角を2回曲がったところに新町川があり、両岸に「マチアソビ」の幟がひらめき、人波があふれていた。マチ★アソビってなに?
    「マチ★アソビ」は”徳島をアソビ尽くす”ことを目的とした複合エンターテイメントイベントです。徳島のシンボルである眉山山頂や、新町川沿いにある“しんまちボードウォーク”、 阿波おどり会館やポッポ街、徳島駅周辺を巻き込み、各エンターテイメント関連会社や人気声優が一堂に会し、さまざまなイベントや展示が行われる一大イベントです。
(吉野川14:29)
(新町川両岸でマチアソビ祭り14:37)
 橋を渡って真っ直ぐ進むと、正面に大きなあわおどり会館のビルが建っていた。
 中に入るとおびただしい数の阿波踊りのグループ連の提灯が飾ってあり、阿波踊りにかける徳島の心意気がうかがえた。
(あわおどり会館15:49)
(あわおどり連提灯15:16)
 阿波踊りの実際のお祭りの映画が上映される部屋もあったが、実際の踊りを見たくて実演会場に入った。
(あわおどり祭り上映中14:51)
(実演会場14:52)
 しばらく待つと幕が開いて、笛や太鼓に三味線の賑やかな囃子に合わせて、編み笠姿の女性隊や、鉢巻き姿の男性隊の踊りが繰り広げられた。
(女性隊15:10)
(男性隊15:10)
 何度かうまい踊りに見とれていると、観客参加での踊りの実習、観客が席に戻ってまたプロの踊り。
(女性隊15:29)
(男性隊15:30)
 また全員参加での賑やかな阿波踊りが始まり、これで締めくくりだと思ったら、
(全員参加で15:35)
 男性女性連合隊で賑やかな踊りが次々と繰り広げられてから幕が下りた。
(男女一緒15:41)
(フィナーレ15:41)
 徳島をバスで出て小松島に戻り、にっぽん丸が停泊している埠頭に入ると、見送りの阿波踊り連の人たちが集まって準備万端整っているように見えた。その中に鉢巻きをまいた3人の女の子がいたので、一緒の記念写真を撮らせてもらった。
 にっぽん丸に乗り込むと歓送会が始まり、ご挨拶に続いて阿波踊りが始まった。男女子供入れ替わり立ち代わり賑やかな踊りを見せていただいた。
(子供連16:42)
(男連16:53)
(女連16:55)
(皆で16:59)
 出航時間になって、ドラの音を合図に船上からのテープ投げ開始、テープは船が出ても長く繋がったまま、素晴らしい歓送会風景でした。
(テープ投げ17:16)
(さよなら〜17:20)
 ハロウインパンが出た夕食時、楽しかったクルーズを記念してツーショットの写真を撮ってもらった。
(ハロウインパン17:54)
(食事風景18:14)
 夕食後も、20:00から6階ラウンジで上口龍生のマジック教室、21:00から6階ドルフィンホールでカクテルパーテイーとベイビー・ブーの歌声喫茶音楽会と続いて楽しい夜になった。


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