G93.中国出張(1)

 自分史を(6)まで書いてお終いにして、昔の山歩きの材料探しに古いアルバムを開いていたら、会社の仕事で海外出張した時の写真がい色々出てきた。昔の外国事情を紹介するのも面白いかなあと思い、海外出張の記録写真を掲載します。とは言え、アルバムには写真についての説明は殆どなく、仕事の資料は全部破棄してしまったので、説明が行き届かないところはご容赦ください。
 今回は1981年に日立工場や本社の水車関係者数人に連れられて、中国の役所や哈爾濱の会社と技術打ち合わせをしに出張した時の写真を掲載します。
 =9/11哈爾濱9/15=(夜行列車)=9/16瀋陽=9/17北京9/19=

1.哈爾濱
 この1981年の出張の主題は、日立製作所と哈爾濱工場との水車制作についての技術提携だったと記憶するが、なぜ私がメンバーに入ったのか覚えていない。教育の一環だったのかもしれない。
 中国では自転車が交通手段のメインだったようで、哈爾濱での写真の中にも大勢で走る自転車の写真があった。左の写真に写っている広い車道の左右の白いコンクリートブロックで仕切られたところ部分は自転車専用レーンです。
 右の交差点での信号待ちの写真を見ると、自転車の多さが分かるでしょう。
(自転車専用帯)
(信号待ちの自転車群)
 哈爾濱市のすぐ脇を大河・松花江が流れている。河畔に細長い九站公園はあり、多くのボートが繋がれていた。
(松花江:島への橋)
(松花江:汽船群)
 九站公園には、1957年に襲ってきた松花江の大洪水を、哈爾濱市民が無事乗り越えてきたきたことを記念する哈爾濱市人民防洪記念塔が立っていた。松花江は度々氾濫を起こすと聞いたような気がする。
 公園の中には草と花で作られた大きな優勝カップがあり、花畑と相まって綺麗で印象的だった。
(哈爾濱市人民防洪記念塔)
(花で作られた優勝カップ)
 工場見学や打ち合わせ、技術指導で数日を過ごして、次の仕事場北京に向かう前に、夜行列車に乗って瀋陽市に向かった。

2.瀋陽
 朝早く瀋陽駅について、駅前で記念写真を撮ってもらった。(ここからら写真の日付が1982年になっていますが、カメラの設定ミスです。)
(夜行列車)
(瀋陽駅)
 瀋陽駅近くの踏切を通過する真っ黒い貨物列車の写真も撮っている。
 瀋陽駅近くの毛沢東像の写真も残っていて、調べてみると、毛沢東像は瀋陽駅近くにある中山広場に立っているらしい。
(貨物列車)
(毛沢東像)
 瀋陽一番の見どころ、世界歴史遺産・北稜公園の写真が多く残っている。中でもいかにも中国らしい建物の写真が目を惹いた。
(北稜公園の東陵 )
(北稜公園の方城の門 )
 公園の入口には大きな池があるが、この写真では余り綺麗な池には見えない。
 売店の脇に大きなラクダの石像が座っていた。
(北稜公園の湖)
(ラクダ像)
 瀋陽の故宮にも入ったようで、内部の豪華な飾り物の写真が残っている。
(瀋陽故宮)
(故宮内部)

3.1 北京
 瀋陽の次の日には、北京名所の観光写真がたくさんある。天安門広場周りにある大和殿、歴史博物館、人民大会堂、毛主席記念堂と巨大な建物の写真を撮っている。
(大和殿)
(歴史博物館)
(人民大会堂)
(毛主席記念堂)
 故宮の乾清門前広場から撮った5枚の写真を貼り合わせて、パノラマ合成しているものもあった。
(故宮乾清門)

3.2 万里の長城
 北京市内見物の次の日には郊外の万里の長城まで足を伸ばしており、道中で見た大群の羊を移動させる羊飼い、立派な自動車と並走する馬車や自転車など面白い写真が残っている。
(羊の行列)
(馬車と自転車と自動車)
 万里の長城に着いてもあちこち歩きまわったようで、色々な写真が残っている。
(万里の長城@)
(万里の長城A)
3.2 十三陵
 長城の隣に13代の皇帝の陵墓 があるという十三陵があり、十三陵湖を堰き止めている巨大な堰堤の写真がある。
 その前に貼ってあった記念写真の記念碑が、万里の長城のものなのか十三陵のものなのかは?
(記念碑)
(十三陵ダム湖の堰堤)
 十三陵の中の定陵の地下に展示室があって、暗い中でいろいろな発掘物を眺めながら歩いた記憶がある。
 定陵の参道である柳の並木が続く神道には、ラクダや象などの動物の石像が幾つも並んでいた。
(十三陵・定陵の地下展示室)
(十三陵:定陵の神道)
 観光写真ばかり並べたので観光旅行みたいですが、出張で忙しい仕事をこなした合間のささやかな息抜きなのです。次は1973年に各地の実験所を見学しながら一人で地球を一周した、私の初めての海外出張の報告をします。


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