Gb2.石和温泉と昇仙峡

1.動 機 
 ろうきん友の会の親睦旅行「石和温泉と昇仙峡紅葉狩りの旅」に参加して、河口湖畔の紅葉、忍野八海の池を見物し、勝沼ワイナリー工場を見学して石和温泉の慶山に入った。この宿で温泉に浸かった後、ろうきん友の会の総会を挙行、決算予算案を可決し、あと会員の余興を楽しみながらお膳料理、お酒を頂いて一日目ゆっくり床に入った。二日目は石和温泉を出て甲府市から山道に入って昇仙峡ハイキングをし、甲府市に戻って昼食、お土産屋に立ち寄ってから茨城に帰ってきた。

2.データ
a)山域:山梨県笛吹市石和温泉・甲斐市昇仙峡
b)登山日:2019/11/13(水)、14(木)
c)旅程:
11月13日(水) 自宅5:20〜5:30シオン学園入口〜5:35労金大甕支店6:15〜7:05那珂IC〜7:30友部PA7:45〜9:00菖蒲PA9:15〜10:20談合坂PA10:35〜11:05河口湖IC〜11:30河口湖湖畔(昼食)12:15〜12:50忍野八海13:35〜14:12河口湖IC〜14:21勝沼IC〜14:40勝沼ワイナリー工場見学15:30〜16:10石和温泉慶山(泊)
11月14日(木) 石和温泉慶山8:30〜9:45昇仙峡10:50〜11:50甲州市信玄館(昼食)12:40〜13:10桔梗屋14:00〜14:05一宮御坂IC〜14:50石川PA15:10----16:10三郷JCT〜16:15守谷SA16:35〜17:15友部PA17:35〜17:40那珂IC〜19:00シオン学園入口〜19:10自宅

3.山行記録
 我家を5時25分朝食をとらないで出て近くのバス停まで歩き、回ってきたバスに乗り込むとすぐに労金大甕支店の駐車場に入って40分の時間調整。持参の弁当を食べている間に大勢の仲間と一緒に役員たちも乗り込み再出発、あちこちのバス停に寄りながら同行者を乗せて、那珂ICから常磐道に乗った。足尾山、加波山連山に続いて筑波山を眺めて友部PAで休憩、
(足尾山加波山)
(筑波山)
 カラオケ合戦に興じながら、常磐道を筑波JCT迄走って首都圏中央連絡道に曲がって菖蒲PAで休憩した。
 八王子JCTで中央道に入って談合坂PAで休憩後、大月JCTから河口湖線に曲がって、富士急ハイランドのジェットコースターのループを見ながら河口湖ICで高速を下りた。
(菖蒲PA)
    (富士急ハイランド)

3.1河口湖畔
 御坂みちを走って富士急の河口湖駅前を通って河口湖畔に出て、御坂みちの高台側に建つビル・河口湖荘の駐車場に入った。3階のレストランに席が用意されていて、食膳も並んでいた。山梨名物のほうとうの丼ぶりもあったが、幅広の麺に歯ごたえがなくて、これがほうとうだったっけ?と顔を見合わせた。
(河口湖駅前)
(河口湖荘の昼食)
 品数多い美味しい食事で満腹、窓際に寄るとすぐ下に遊覧船乗り場があり、左手の湖畔には真っ赤に色づいた紅葉が並んでいて綺麗、沖には河口湖大橋が白く見えていた。いい風景に窓ガラスを開けて何度もシャッタを押した。
(河口湖荘のレストランから)
 食事時間が終わって一階の玄関にでると、ここに可愛いカエルとカッパの焼き物が出迎えているのに気が付いた。入る時には食事の方に気が行って気が付かなかった。
 湖畔に出て振り返ると、裏山全体が赤く色づいていて、ところどころには真っ赤な紅葉もあって綺麗だった。
(レストラン入口の歓迎)
(湖畔の紅葉狩り)
 湖畔の公園に出ると高いところから見たのとは一味違う光景、パノラマにもし易かった。
(河口湖パノラマ)
 水面には鴨が泳ぎ、公園の大樹も紅葉していて綺麗。
(鴨)
(紅葉群)

3.2忍野八海
 時間になってバスに乗ると、富士急吉田市を通り過ぎて忍野村に入り、「富士山と湧水の里忍野八海」の大きな看板の店の先の駐車場に入った。道中、バスガイドさんはしきりに「今日は富士山が見えなくて残念です」と嘆いていた。忍野八海についてNETには
    忍野八海(おしのはっかい)とは、山梨県南都留郡忍野村にある湧泉群。富士山の雪解け水が地下の溶岩の間で、約20年の歳月をかけてろ過され、湧水となって8か所の泉をつくる。忍野八海からの湧水は山中湖を水源とする桂川と合流する。
    国指定の天然記念物、名水百選に指定。県の新富嶽百景にも選定されている。2013年には「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として世界文化遺産に登録された。
 駐車場から出てガイドさんが「忍野八海はこっちの方に歩くとすぐにあります。指定時間までに帰ってきてください。」と指さす方向に向かって歩いていく。道沿いに小さな清流阿原川があり、皆さん川底を泳いでいる小魚を見つけては喜んでいた。
(忍野八海大看板)
(阿原川)
 あとは適当にぐるぐる歩いて見つけた池の写真に、写真に撮っておいた案内図から適当に名前を付けてみた。
(湧池)
 (忍野八海忍草公園)
(日本名水百選地:忍野八海忍草公園)
(濁池)
 (銚子池)
(鏡池)
(忍野八海案内板:クリックすると拡大)
 案内図に浅間神社を見つけてお参りに行ってみることにした。
(忍野浅間神社)
 赤い鳥居を潜った先に仁王道があり、左右から怖い仁王様が睨んでいた。
 その奥の拝殿にお参りして、境内を一回りして外に出た。

(拝殿)
(仁王様)
(境内)
 駐車場に戻る途中にあった古民家の奥に広いお庭あり、水車小屋や夫婦の河童像を飾った枯れ池があったり、素晴らしい日本庭園になっていた。
(水車小屋)
(河童の夫婦)
3.3勝沼ワイナリー
 忍野八海を出て富士急ハイランド近くを通過して甲府市に向かい、マンズワイン勝沼ワイナリーの駐車場に入って工場見学。
(再び富士急ハイランド)
(マンズワイン勝沼ワイナリー駐車場入口)
 駐車場脇にはおびただしいタンク群が並んでいて、長い工場の脇を歩いて工場見学の入口に向かう。
(タンク群)
(工場へ)
 見学者専用入口から入ると案内者が待っていて、展示室でコルク栓やワイン瓶ができるまでの説明図などを使って説明を受け、地下に下りて果汁圧縮機や出荷用ワイン樽や眺めてから階段を登って二階に案内された。
(ワイン樽)
(階段も登って)
 二階でもワインの製造工程と使われる小道具の展示品を眺めたり、下にあった圧縮機を操作する頭部分を見たりした。製造工程を上から眺めたような気がするが撮影禁止で写真は残っていない。
 下に下りて入口の店舗部分に入って、色々なワインの試飲をさせてもらった。試飲できるワインの種類が豊富で、甘いのや渋いのやら香り豊かな物も多く、手あたり次第頂戴したが全種類は飲みきれなかったかも。お礼に一本お土産にした。
(圧搾期の頭部)
(ワイン試飲)
3.4石和温泉慶山
 ワインの試飲に満足して、16時過ぎに近くの石和温泉のホテル慶山に着いた。
石和温泉(いさわおんせん)のホテル慶山のHPには
    おもてなし
    山梨県石和温泉郷 『華やぎの章 慶山』 へようこそいらっしゃいました。
    当館は、山梨県のほぼ中央に位置する笛吹市石和温泉の中にあって、
    湯量豊富な自家源泉かけ流しの温泉と会席料理をはじめとする地元の新鮮な食材を活かした多彩なお料理でおもてなしいたします。
    ご旅行の拠点に、また日ごろの疲れを癒す宿として気軽にご利用いただけますようスタッフ一同、こころよりお待ち申し上げております。

    湯量豊富な自家源泉かけ流しの温泉で湯三昧
    大浴場、露天風呂は男女入替制となっており、ご宿泊のお客様は全てのお風呂がお楽しみ頂けます。
    また、サウナもドライサウナとミストサウナがございます。
    泉質は柔らかな感触で肌がツルツルになる美肌の湯です。
 慶山の入口には「歓迎 ろうきん友の会」の大きな立て看板が立っていた。きょうの団体さんは一グループだけのようだ。
 玄関を入ると、華やかなシャンデリヤの向こうは広く明るいフロント、ラウンジ。
(華やぎの章慶山の入口)
 (華やいだ玄関)
 脇の小部屋からは琴の上品な音色が響いてきていた。幹事さんの決めた部屋割り表に従ってキーを貰って部屋に入る。ほとんど4階の和室だった。
 総会が始まる18時までは自由行動、夫々に温泉風呂に入って気持ちよくなって、部屋に戻って勝手なことを語り合った。定刻に2階の広間に入ると、会長さんの開会の挨拶に始まって友の会の予実算表や新旧役員の承認などの総会に始まり、
(お琴のお迎え)
(友の会役員さん)
 総会が終わると、前に並べられていた御膳の紙カバーを外して食事も始まる。お酒は飲み放題。
 宴がたけなわになると、ステージ脇にコックさんが出てきて天ぷらを揚げ始めた。揚げたての熱々の天ぷらを仲居さんが各テーブルに配って歩く。熱ーい天ぷら美味しかった。
(御馳走膳)
(会場でてんぷら)
 総会が終わると食事と一緒にいよいよ宴会、待ってました。カラオケや夫婦踊りなど芸達者な人が次々と出てくる。旨い料理、冷たーいピールを頂戴しながら大いに盛り上がった。20時半まで。
(演芸会)
 部屋で休んで21時から行われた陣太鼓の演奏を見に一階に降り、太鼓の革が破れんばかりに打ち鳴らす演奏に20分間聞き惚れていた。
(陣太鼓)
 夜もう一度温泉に入って布団に入って朝までぐっすりと眠った。朝目覚めた時には朝風呂から帰ってきた仲間もいた。ビュッフェタイプの朝食をお腹いっぱいに詰め込んで、集合写真を撮って、バスは8時半出発。
(ビュッフェ朝食)
(部屋出発7時50分)
3.4昇仙峡
 9時半ごろ昇仙峡に近づいたが、名物の岩峰群は反対側の窓、タイミングも取りにくく覚円峰は撮り損ねた。NETから頂戴した写真を貼り付けました。
(覚円峰は反対側の窓)
(NETの昇仙峡シンボル覚円峰)
 バスはロープウエー乗り場の駐車場に入り、集合時間まで自由行動。駐車場脇の紅葉がお日様を受けて綺麗だった。
 多くの仲間がロープウエー乗り場に向かったが、少し歩いたほうが体にいいだろうと、仙娥滝に向かってよちよちと歩き始めた。5分ほど歩いたところに岩の壁がありワンショット。この先の公衆トイレを使うと、すぐ先の橋本屋のお土産店と食堂の間に「仙娥滝入口」の看板があって入っていく。
(駐車場の紅葉)
(岩の壁)
 入口を入ると渓流沿いに手すりで上り下りに仕切られた階段道、手すりにつかまって下って行った。足元に落葉が多く秋の風情だったが、渓流沿いの樹木の黄葉はちょっと寂しい感じだった。
 階段を下りきると、頭の上を大きな岩が覆いかぶさっている石門のようなところを通過した。地震が来ても良く持ちこたえるものだ。
(遊歩道入口)
(岩の下通過)
 20分ほどでお目当ての仙娥滝の正面に到着。上から下まで真っ白に泡立って流れ下る高さ30mの名瀑。周りに赤い紅葉を期待したが贅沢というものだったか。
(仙峨滝)
 正面から少し下って見返すと、滝の左側のスベスベの大岩壁が光っており、手前からは木の枝葉がちょっと被さってなかなか良いショットになった。
 その先に昇仙橋という橋があり、橋の上から下流側を見ると深いV字谷が迫り、特に右の大岩壁に迫力があった。脚を心配してここで引き返したのだが、案内図を見ていれば、このすぐ先に名所「石門」があったのに残念。
(仙峨滝)
(昇仙橋から鎧岩)
 仙娥滝展望所まで引き返すと、上からツアーの団体が下ってくるところだった。我がグループは自由行動だったからゆっくり滝を眺めることができたが、集団ではおちおち景色を眺めてはおれないだろう。石門を見落とすことはなかったかも知れないがーーー。
 渓谷沿いを登っていくと、岩の上にカワウが一匹羽繕いをしているのが目に入った。
 赤い鳥居の脇のお皿の上に座った二匹の可愛いカッパさんの写真があるが、渓流にいたのか、上に上がったお店の前の飾り物だったのか覚えていない。
 (カワウ)
(団体さん)
(カッパさん)
 上のお店の前のベンチに両手を広げて座っている紳士像があったので、肩を組んで写真を撮ってもらったが、説明図によると、この紳士は右手には恋のパワーを持っているとのこと、関係なかった。左手に癒しのパワーがあるとのこと。座る前に気を付ければよかったのに、反省しても何時もの事。写真をクリックすると説明書が現れます。
 立派なお宮昇玉堂の一番奥に、大きなまん丸い玉があって「開運水晶玉 直径85cm」とあった。
(アンクルラムヒさんと:クリック)
(開運水晶玉)
 ロープウエー乗り場の手前に白い鳥居の向こうに赤い社殿が建つ夫婦木神社姫の宮が見えていて、お参りに行こうかと思ったが、案内板に功徳「和合繁栄、子授け」とあったので、ご利益受けられないと止めにして、
 道沿いにあった水晶宝石博物館(クリスタルサウンド)が現在無料開放中とあったので入ってみた。案内書には
    水晶宝石博物館
    昇仙峡クリスタルサウンドには水晶をはじめ、ダイヤモンド・エメラルド・サファイヤ・ルビー等の宝石の数々、通常では見ることのできない珍しい鉱石や暗闇の中で光る鉱石、巨大なパワーストーンなど世界中から集められた宝石が多数展示されています。
    さらに、宝石を使って加工された数々の美術品や、宝石を使って描かれた「貴石画」、戦国武将の武田信玄と上杉謙信をモチーフに製作された「宝石立体像」などご覧になれます。水晶発祥の地として進歩していった山梨の研磨技術も展示されていますので、併せてご覧ください。
とあり、入口に飾られていた茄子形の物が展示してあった。後ろのテーブルにある小さな同形のものの名板には、無理して読むと「エメラルド原石」と見えるが?紫水晶の原石か? 他の店にもあたのだが、NETでは見つからない。
(夫婦木神社姫の宮)
(水晶宝石博物館の中)
 定刻にバスは発車、今度は覚円峰が見える側の席だったが、ちょっと脇見している間に通過して撮り損ねてしまった。
 ガイドさんが「空を見てください!彩雲ですよ!めったに見られない現象です。皆さんはラッキー!」と言って雲を指さしてくれた。確かに何とも言えない美しい淡い色合いに雲が棚引いていて、何度もシャッタを押したが、写真にははっきりとはその美しさが写っていない。
(層雲峡の岩峰群もこちら側)
(美しかった彩雲)
 山間の道をくねくねと走っているうちに、やっと富士山の頭が姿を現し、写真にすることができた。「山梨県にきて富士山見ないで帰るのかあ」と諦めかけていたが、良かったー!
(富士山もこんにちは)
 帰りのバスでは、カラオケの外に俳句合戦があり、和子は佳作のトップでクッキー、買物ゲームで重いお米の賞品をゲットした。その他にもお土産がどっさりあり、私が頼りにならないので、バス停から歩いての帰宅は無理、私が荷物番をしていて和子が我が家に車を取りに帰る算段をしていた。ところが、一緒に降りた吹矢仲間の女性のお家がすぐ近くで、事情を耳にしていて車で我が家まで送ってもらって大助かり。感謝、感謝。


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