H13.沖縄パックツアー
1994年のお正月の新聞について、2泊3日の沖縄旅行パックツアーの広告が入り、沖縄にはまだ行ったことがなかったので参加申し込みした。ツアーは羽田空港に集合して那覇空港に飛び、琉球村の古民家、万座毛の断崖絶景を楽しんで本部町で一泊。二日目は瀬底島の砂浜で遊び、海洋博公園でカンヒザクラ、水族館、ラン温室の色とりどりの花を鑑賞し、南下して東南植物楽園のユスラヤシ・トックリヤシなど南国の植物園を楽しんでから那覇の波上宮にお参りしてホテル泊。三日目は首里城見学、新原ビーチでガラスボートに乗って海底見物、平和祈念公園、ひめゆりの塔などを回って那覇空港から羽田に帰ってきた。沖縄の主だった見どころを案内してもらって面白い旅だった。
2/19(土)自宅=大甕駅=上野駅=羽田空港=那覇空港=琉球村(赤瓦民家・サータイヤ・ハブとマングースの決斗)=万座毛=本部町泊
2/20(日)本部町=瀬底島=海洋博記念公園(熱帯ドリームセンタ・ラン温室・水族館)=中山パイン園=東南植物楽園=那覇ホテル----波上宮----那覇ホテル
2/21(月)那覇=首里城=新原ビーチ=玉泉洞=平和祈念公園=ひめゆりの塔=琉球ガラス村=那覇空港=羽田空港=上野駅=大甕駅=自宅
(沖縄での移動はタクシー分乗)
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(沖縄観光地点MAP) |
1日目
朝7.00発のひたち号で上野に向かい、浜松町駅からモノレールに乗って羽田空港に到着、旅行社のガイドさんの前に集まった参加者は6名だった。時間になってANAに乗って2時間45分那覇空港に到着し、待っていた現地ガイドさんと合流した。那覇空港から琉球村に北上して沖縄赤瓦民家、サータイヤ(昔からの手作りの精糖工場)、ハブとマングースとの決斗を見て回った。
各所での記念写真は誰にシャッタを押してもらったのか、ガイドさんか特定の同行者だったのか、どれもうまい配置の写真になっている。
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(琉球村の赤瓦の民家) |
少し北上したところの万座毛に立ち寄ってお散歩。琉球王朝の尚敬王が「万人を座するに足る」と賞賛したと言われる万座毛は、高さ20mもある琉球石灰岩の絶壁で、象の鼻に似た奇岩で有名。崖上は芝生台地となっていて沖縄海岸国定公園になっている。
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(万座毛:象の鼻に似た奇岩) |
芝生の原を歩き回ったようで、多くの象の鼻の写真の外に、岩礁をバックにしたパノラマ写真もあった。
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(万座毛から) |
万座毛からまた北上、本部町瀬底島の向かいにあるホテルに19時前に入った。
ホテルの部屋からは、真っ赤に咲いているカンヒザクラの花が綺麗に見えていた。
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(本部町のホテルオリオン) | (ホテルのカンヒザクラ) |
2日目
朝はホテルの周りを散策、瀬底島に渡る瀬底大橋が綺麗に見えていた。
瀬底島
朝食をとって出発、瀬底大橋を渡って島の向こう側の広い瀬底ビーチを散策、ここで拾った貝殻がまだ我が家の棚に飾ってある。
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(ホテル近くから瀬底大橋) | (瀬底ビーチで貝殻拾い) |
ビーチの向こうには東シナ海の海原が広がり、左手に近くの小さな島・水納島が見え、右手の少し離れた伊江島が見えていた。伊江島は真ん中にちょこんと飛び出した標高172mの城山が目立って見え、これから先の観光地でも目を惹く島だった。
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(瀬底ビーチから水納島と伊江島城山) |
瀬底大橋まで引き返すと下にアンチ浜が見え、向かいに見える沖縄本島の左端辺りに、これから訪れる国営沖縄記念公園(海洋博公園)があります。
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(アンチ浜から本部町辺り) |
海洋博公園
本島に戻って北上して海洋博公園に入ると、海洋文化館から下に郷土村の瓦屋根が見え、その向こうに伊江島が見えていた。この写真でも尖った城山が目立っていて、伊江島であることがすぐわかった。
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(国営沖縄記念公園(海洋博公園)から伊江島) |
この公園にもカンヒザクラが咲いていて綺麗だった。
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(公園のカンヒザクラ) |
公園の中には熱帯ドリームセンタや、水族館、ラン温室などの建物が目立っていた。
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(水族館)
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(熱帯ドリームセンタの遠見台36m) | (ラン温室) |
温室の脇には蓮池が配置され、ハスの蕾がたくさんついていた。
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(ラン温室脇の蓮池) |
ラン温室の中には、ファレノプシス・バンダ・カトレアなどのランが育っていて、色とりどりの花を咲かせていて見事だった。
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(色とりどりのランの花) |
中には着生ランもあって、綺麗な花の中に気根が伸び放題にされているのも珍しい見物だった。
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(気根伸び放題の着生ラン) |
海洋博公園から出て少し北東にある今帰仁村の中山パイン園で昼食をとり、パイン園を見学、パインの試食、ジュースの試飲もして南下、沖縄市の東南植物楽園に立ち寄った。
東南植物楽園
公園の前で記念写真。
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(東南植物楽園入口) |
広い東南植物楽園は水上楽園とエリアと植物園エリアに分かれている。水上楽園エリアでは水と植物が作り出す美しい景色が魅力。
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(ハスの葉の浮く水上楽園) |
休憩舎の中にはツタの花で覆われた小屋もあり、トーテムポールが立っているところもあった。
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(花の館) | (トーテムポール) |
水上楽園は広い園地の半分を占め、噴水や休憩舎があり、周りに植物園地の椰子の木を配して、見ているだけで気持ち良くなる。
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(噴水もある水上楽園) |
広い池面いっぱいにハスの葉が浮かんでいる池もあった。池の真ん中に島が見られるところもあり、この小さな島にも椰子の木が茂っていた。
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(ハスの葉が浮かぶ水上楽園) |
東南植物楽園には四季折々色々な花が見られるらしいが、私のアルバムには花の写真は一枚も残っていない。
植物園エリアの主力はヤシの木、中でも20m以上の高さがあるユスラヤシの木が立ち並ぶ遊歩道は圧巻、気持ちいいところだった。
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(四季の花々) | (ユスラヤシ並木) |
幹が徳利の形をしたトックリヤシの並木も出来ていた。噴水のある水上楽園の向こうには、くねくねとした枝ぶりのリュウゼツランも見えている。
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(トックリヤシ並木)うしろに見えるのはリュウゼツラン |
音声ガイド付きで植物を見ながら園内を周遊している小さなツアーバスにも出会った。
木の皮を重ねて造られた丸い屋根を持つ一本柱の小屋、果汁瓶を捧げ持つ裸婦像、トックリヤシが並んでいる南国情緒溢れるところは「不思議の国」と呼ばれ、ウエディング会場としても人気とのこと。
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(園内ツアーバス) | (不思議の園) |
東南植物楽園に満足して那覇のホテルに帰り、歩いて1km先の岸崖上にある波上宮にお参りした。波上宮は沖縄でもっとも格式の高い神社として崇拝されている。
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(断崖の上に立つ波上宮) | (波上宮にお参り) |
ホテルに戻って、夕食はホテルの地下で夕食。
3日目
首里城
三日目、先ずは那覇の隣町にある首里城。NETには
首里城は、琉球王国の幾多の興亡を伝える歴史の証人。 琉球の島々を治め、中国、日本、朝鮮、東南アジアの国々と外交、貿易を展開した首里王府の司令塔として、王とその家族等が住み、華麗な王朝文化に彩られた空間でした。
城門の1つ”守礼門”は2000年には記念紙幣2000円札の絵柄としても知られています。1945年アメリカ軍の攻撃により全焼していますが、1992年に復元されました。中国と日本の築城文化を融合した沖縄の歴史、文化を象徴するお城でもあるため、2000年12月に首里城跡が世界遺産として登録されました。
1992年(平成4年)11月2日には正殿を中心とする建築物群、そこへ至る門の数々と城郭が再建され首里城公園が開園した。
1-正殿 2-北殿 3-南殿 4-奉神門 5-番所 A-守礼門 B-歓会門 C-瑞泉門 D-漏刻門 E-広福門 F-久慶門 G-右掖門 H-木曳門 |
(首里城全体図) |
首里城専用駐車場からすぐの守礼門を潜ってお参り開始。
守礼門から広い参道を歩いて城壁に造られた穴・歓会門を潜るとその先の石段があり、弧の石段を登ったところの石段を登ったところが奥の城壁を通る瑞泉門。その左上に次の門、漏刻門が見えている。
漏刻門の次にも広福門と奉神門を通って、やっと正殿にたどり着いてお参りすることができた。
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(再建されたばかりの正殿) |
新原ビーチ
次は沖縄島の南東端の海岸・新原ビーチまで行って、ガラスボートに乗って船底のガラスを通して沖縄の海底を見た。いろいろ綺麗な海藻や魚を見ることができたのだろうが、残念ながら写真は残っていない。
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(新原ビーチ:ガラスボート) |
玉泉洞
次は少し内陸に入って訪れた玉泉洞は、国内最多数の鍾乳石を誇る国内最大級の鍾乳洞で、天然記念物に指定されているとのこと。
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(玉泉洞入口) |
中に入ると、天井には垂れ下がった無数の針が垂れ下がり、天井の針から垂れてくる石灰石のしずくが固まり積もった石筍、上と下からの鍾乳石が繋がって一本の柱になったものなど、変化もあって見飽きなかった。
大きな石筍は撫でてもよくて「なで佛」、大きな柱には「銀滝柱」の名板が立っていた。
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(なで佛) | (銀滝柱) |
「黄金の盃」は、名前のイメージとは違って日本最大を誇るリング状の鍾乳石で、中に綺麗な水を蓄えている。周囲31m、高さ2.5mもありリムストーンダム(かぼちゃ石)とも呼ばれるとのこと。
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(黄金の盃) |
幕のように垂れ下がった空色の鍾乳石、「白銀のオーロラ」の名板が立っていた。
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(白銀のオーロラ) |
玉泉洞を出て、沖縄南部の平和記念公園、ひめゆりの塔、琉球ガラス村と見て回り、昼食をとって那覇空港に帰りついてガイドさんにお礼を言って別れ、可愛い化粧をした飛行機に乗って3時半フライト、羽田空港に無地到着して解散、モノレール、ひたち号を乗り継いで日立に帰ってきた。充実した楽しい2泊3日の旅でした。
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(那覇から羽田へくじら号) |
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