H33.米国ロッキーマウンテン発電所(3/3)

 前報のH32に続いて、アメリカのロッキーマウンテン発電所納め32万kWポンプ水車3台の受け入れ性能試験をするための、2回目の出張の後半を報告します。今回もアルバムびっしりと貼られていた観光写真を並べ、同行した和子の日記帳を参考に記録にしました。
8/17:データ整理:11:00ケイブスプリング:ベリーカレッジ、買物Kマート:21:30出勤
8/18:9:00帰宅:10:00〜16:30Og,Ya,Tsと5人で草刈り:19:00Fu送別会食
8/19:休日、Ts,Ta,Ogと9:30出発、12:30〜18:30ハンツビルロケットセンタ、ロームで夕食、23:00帰宅
8/20:休日、10:00アトランタへ買物、Ts,Taと15:00ストーンマウンテン山頂・公園19:45、
8/21:出勤、24:00帰宅、データ整理日本へ送信1:00就寝、Ta帰国、
8/22:出勤、22:30帰宅、日本へデータ送信
8/23:朝からOg,Ya,Tsと草刈り、19:30出勤〜23:00帰宅
8/24:日本からデータ着信、8:40出勤、17:30帰宅、仕事関係の会食、
8/25:出勤
8/26:休日:Ya,Tsとローム、アトランタで買い物
8/27:休日、午前中データ整理、14:30〜19:30草刈り
8/28:日本からデータ着信、朝7:30出勤18:30帰宅、19:00〜17:30会合
8/29:出勤
8/30:出勤、最終報告会、所長と打ち上げパーテイー、18:30帰宅、二次会
8/31:出勤:後始末
9/1:7:00出勤、朝礼で最後の挨拶、9:00チャタヌーガへ、ロックシテイー、ルビーホール、テネシー水族館
9/2:州立公園カンタースビル、116モール買物、15:00草刈り
9/3:ゴルフクラブが午前中休みで午後出直して草刈り、16:00からインデイアンフェステイバル
9/4:室内整理、9:40ローム発、13:15アトランタ空港発
9/5:16:30成田着、電鉄タクシー19:45森山着
(2回目出張後半アパート日誌)

 下に付けた地図は、発電所のあるローム市と、休日に遊び歩いた観光地ストーンマウンテンがあるアトランタ市、ルックアウトマウンテン、ルビーフォール、テネシー川のあるチャタヌーガ市、ロケットセンタのあるハンツビル市の関係を示している。物忘れがひどくなった私が、写真を見直すたびにこの観光地はどこにあるんだっけ?と、その度に地図を引っ張り出す始末、(1/3)報に載せるべき地図ですが、遅ればせながらこの度載せることにした次第です。
(建設中のオリンピックスタジアム)

8月17日 午後からローム北部のベリーカレッジにドライブに出かけた。ベリーカレッジの構内の美しさは世界でも有数なところとあり、あちこちと車で走り回った。NETにも
    Some highlights from one of the World's top 10 most beautiful campuses. It is truly a hidden gem.
(?)
(?)
(メアリーホール)
(クララホール)
 大学構内としては場違いだが、大きな水車が回っていた。
    ベリースクールズオールドミル
    1930年の製粉所の建設から、製粉業者の監督下にある生徒たちは、オールドミルを使用して、ベリースクール用のコーンミールと食品を生産しました。 Republic Mining and Manufacturing Companyは鉄のハブを寄付し、学生は水車を建設しました。 直径42フィートで、これは国内最大の上掛け水車の1つです。 ベリーの貯水池は水を車輪に供給します。 重力が水を石の柱と車輪の上に押し上げ、回転させます。 古い工場は、彼女の学校に組み込まれたマーサベリーの実地訓練の証として保存されています。
    2002.6ジョージア歴史協会およびベリーカレッジ57.3により建設
(時計台)
(オールドミル)
 帰りには、ローレイターパークと、その中のケイブスプリングに立ち寄った。町の名前がケイブスプリングとなっているので、グーグルマップを見た私は、始めケイブスプリングの中のローレイターパークと書いていた。
 この町は、ローレイターパークにある洞窟と水の泉にちなんで名付けられました。 洞窟には印象的な石像と伝説の「悪魔のスツール」があります。 湧き水は純度と味覚で賞を受賞しています。 多くの人がやってきて、この泉からポットいっぱいに水を汲んで、家に持ち帰って飲みます。
(ケイブスプリング)
(ローレイターパーク)
8月19日 朝Ts,Ta,Ogが集まって相談し、ハンツビルのロケットセンタを見てこようと話がまとまり、そのまま我家で朝食をとって9時に出発した。ハンツビルは隣のアラバマ州北部にあり、ロームから200km以上あるので、途中テネシー川の畔で一休みした。
(テネシー川河畔で一休み)
 ハンツビルのロケットセンタに到着したのは、ロームを出発してから3時間30分後、時差が1時間あって11時半だった。
 巨大な実物大のロケット、スクリーンでのNASAのスペースシャトルの打ち上げ、宇宙から見える地球を見て感激、
(ハンツビルロケットセンタ)
(実物大ロケット模型)
 バスツアーでロケット組み立て工場を見学、
(バスに乗って工場見学)
 大きなスクリーンに、宇宙での無重力状態でのロケット内の生活、球状の地球をはるかに眺めた時の映像なども見せてもらい、無重力対策の衣装や固定具を付けさせてもらって、宇宙生活を体感させてもらった。、

    (無重力状態)
    (宇宙から地球を見る)
    (パイロット気分)
    8月20日  Ts,Taと10時にアトランタ観光に出かけたが、雨が降ってきてモール街で買い物、昼食。そのうち雨やみ、15時からストーンマウンテン観光だけすることができた。
     ストーンマウンテンには(1/3) でも一人で行っているが、今度はロープウエーに乗ってストーンマウンテンの頂上にも上がってみた。
(三将軍のレリーフ)
(ロープウエーで山頂へ)
 木立が一本もないストーンマウンテンの頂上には、視界を遮るものが何もなく、まさに360°の大展望。だが、この辺りの地理が分かってないのが残念。
(ストーンマウンテン頂上)
ストーンマウンテン頂上からの180°展望)
 ストーンマウンテンの麓の公園内にも立ち寄った。ここストーンマウンテンパーク内には、他のプランテーションにあった屋敷や建物などをそのまま移送してきて並べた一画があり、昔のアメリカの様子を垣間見ることができた。
(アンテベラムプランテーション)
(マナー・ハウス)
 ハウスの中には、昔の衣装をまとったご婦人にも歓迎していただいた。
(ケンジントン・ハウス)
(女主人)

8月26日 試験の見通しも立って、今日の土曜日は仕事はお休み、それでも残念ながら雨天。Ts,Yaと一緒にロームでお土産探し、昼食後アトランタへ雨中のドライブ。
(アトランタ)
 アトランタでは林立する高層ビル群、公園外枠での記念写真が残っている。
(アトランタビル街)
(アトランタのレノックスパーク)
 あちこちの商店街をお土産探しながら渡り歩いて〜夕食をとってロームに帰ってきた。
(レノックススクエアのレストラン内)
8月30日 サンフランシスコから営業の人も来て試験結果の報告会、その後でステーキハウスで営業主催で打ち上げパーテイー。
(所長さんと打ち上げ会)
 夜には場所を変えて賑やかな二次会。
(2次会)
9月1日 朝礼で最後の挨拶をして帰宅、二人でチャタヌーガ観光に出かけた。
    チャタヌーガはテネシー州の南東にあり、ジョージア州との境に位置する。
    「チャタヌーガ」とは、ここに先住したインディアン、チェロキー族の言葉で「岩が迫り来る場所」という意味らしい。実際に訪ねてみて、その意味がよくわかった。
    一方では、そのチェロキー・インディアンが強制移住を余儀なくされた悲しい歴史もある。
今回訪ねたのは、
 @ 大きな岩でできた山で、多くの植物も見られる「ロック・シティ・ガーデン」。
 A 洞窟の先には地底に滝も流れているという「ルビー・フォールズ」。
 B チャタヌーガのダウンタウンにある、テネシー水族館。

 先ずはロックシテイー、入口では可愛いキャラクター人形が出迎えてくれた。

(いらっしゃい!ロックシティーへ)
(キャラクター)
 ガーデンに入って先ず目を惹いたのが、目の前に見えた垂直に切れ落ちた巨大な岩碧。ここまで歩く遊歩道が通っていて、その岩壁の上には大勢の人が立っていた。この崖は「Lover's Leap 恋人の跳躍」と呼ばれていて、愛し合っていたインディアンが身を投げたという悲しい伝説が伝えられているとのこと。
(Lover's Leap)
 2人だけのハイキング、行動は自由、Lover's Leapをバックにしたり、Leap上に上がらせたり、和子をモデルにシャッタを押す。
(Lover's Leap)
 Lover's Leapの前には、岩壁の上に石を盛り上げて造ったらしい細いトレイルが続いた。絶壁の上で下を覗くと少々怖いところだった。Lover's Leapの周りのトレイルも自然の岩壁ではなくて、その上に同じように石を盛り上げて造ったトレイルが続いていた。
(岩壁上を歩くトレイル)
 Lover's Leapの上には「See Seven States 七つの州をご覧あれ」と銘打った展望盤があり、左から、テネシーまで0.5マイル、ケンタッキーとバージニアまで120マイル、ノースカロライナ50マイル、サウスカロライナ80マイル、アラバマ25マイルと矢印付きで表示されていた。霞んでいたし、地上に境界線があるわけでもないので、アメリカの地理に不案内な私には雲をつかむような光景だった。
(ルックアウト山山頂:七州展望台)
 トレイルの途中には良く揺れる吊り橋もあった。結構深い谷で、Lover's Leap前後の岩壁トレイルよりもスリルがあった。この吊り橋は復路にも渡ったような気がする。
(吊り橋もあり)
 次には大きな岩の間に造られたトレイルが現れた。段々と岩の隙間が狭くなってくる。
(石段下って)
(岩の間)
 スマートな和子でもぎりぎりの感じ。「Fatman's Squeeze 太った人の絞り器」という面白い名前が付いていた。
 狭い通路を抜けると、今度は岩の下。
(ギリギリ通過)
(抜け出しました)
 この休憩所はBalanced Rockの名板が付いた1000トンの大岩の下。冷や汗が出たことだろう。
(大岩の下の休憩所)
 ロックシティにはフェアリーランドという洞窟があった。入口には「No Smoking in Fairyland Gaverns」の注意札があり、その右の気持ち悪い二つの人形は「Diamond Corridor」の看板を持っていた。ダイヤモンドを期待して入ってみたが、期待外れだったようで大した写真は残っていない。
 ロックシテイーのすぐ近くに「Ruby Falls」の大きな文字盤が取り付けられたツタの茂る塔が立っていた。
(フェアリーランド!ダイヤモンド回廊・おとぎの国)
(ルビーホールの塔)
 この塔は展望台で、隣接した石造りのビルに入口があった。
 入口を入って、入場券を買ってガイドさんに案内されながら暗く狭い洞窟の中を下へ下へと歩いて行った。
(大洞穴のお城:ルビーホール入口)
(ガイドさん付き)
 洞窟の中には色々な形の鍾乳石があり、それぞれに、なるほどと思える面白い名板が付いていた。
(クリスタルシャンデリア・トーテムポール)
(斜塔・亀)
 「サボテンとキャンドル」と命名された、通路すぐ脇の鍾乳石群の頭部は観光客みんなに撫でられるようで、つるつるに磨かれていた。

(サボテンとキャンドル)
 この写真を見た時、岩のくぼみに水がたまった池に見えた。清らかな水なので底の方まで綺麗に見えている、と思ったのだが、上の岩が水面に映っていないのは不自然だ。時々水が溜まっては抜けていくところで、その高さまで壁面が濡れていたのか? それとも横穴を覗いて撮った写真? 色々考え悩む。
(底なしの池?)
 どんどん奥に入っていくと少し開けたところに出ると、上から水が流れ落ちていた。上を見あげると、洞が高くまで空いていて、その中心から水が流れ落ちているのだった。
 そのうちルビー色にライトアップされて、まさにルビーフォールになった。
(ルビーフォール)
 ライトアップは間もなく消えて、もとの薄暗い洞窟になった。ルビーフォールの周りの回廊を手探りで回って、もとの通りを戻っていった。
(ルビーフォール周りの回廊)
 ルビーフォールを出て、テネシー河畔のチャタヌーガの街に入った。
    チャタヌーガに来たなら、ウォルナットストリートブリッジをぜひ歩いてみてください。この橋は世界一長い歩行者専用の橋として、観光スポットになっています。
    チャタヌーガとテネシー川をはさんだノースサイドの町を結んでいて、かつては車も通っていました。一時は取り壊されることが決まったのですが、それに反対したチャタヌーガの人達の強い希望によって、歩行者専用の観光地として生まれ変わりました。
 橋の上での写真がないので、残念ながら私たちはこの橋を渡らなかったようだ。
(テネシー川・ウオルナットストリート橋)
 チャタヌーガで遊んだのは世界最大の淡水魚水族館でした。
    淡水魚の水族館としては世界一の規模を誇る水族館です。水族館好きな方、淡水魚マニアの方には特におすすめします。
    淡水魚水族館として有名ですが、新館として海洋館もあり、海川の生物を楽しめます。ナマズの種類の多さ、水槽の大きさは遠方から訪れても十分満足できると思います。
    川がメインの水族館
    テネシー川沿いのチャタヌーガ中心にある淡水魚がメインの水族館です。水族館はメインの淡水魚の展示館、新しくできた海水魚の展示館の2つの建物があります。メインの淡水魚のコーナーは世界各地の川の魚が集められていて、日本の展示もあります。淡水魚でもこんな大きな魚がいるの?と驚かされます。
(テネシー水族館)
 水族館の中に入って最初の写真はテネシー川。窓から見えていたのかと思ったが、水族館は川のすぐ傍、ルックアウトマウンテンの展望台からの写真が展示してあったのかも。
 大きな水槽の側壁がガラス面になっていて、中を泳ぐ魚がすぐ近くに良く見えるようになっている。
(テネシー川)
(水槽の中の魚)
 水槽の水面よりも上までガラス面で囲まれていて、水面から頭を出している島も見えていた。ガラス壁の広い部屋に池があるということ。
 水面では鴨が泳いでおり、島の上には鷺のような鳥が羽根を休めている。
(水槽の魚と水面上の島)
(島の周りに鴨や鷺)
 入場券と一緒にもらった案内書には、池に住んでいる魚のパンフレットも入っていた。
(棲んでいるいろいろな魚達)
 この写真は、ボートを載せる台車を引っ張る車が珍しかったので撮ったのだろう。テネシー川河畔か途中の湖か?
 飛行機の傍に和子が立っている写真。遊覧飛行を楽しむ時間はなかっただろうから、見学ができる飛行場があったのか。 リチャード B. ラッセル空港Richard B. Russell Airport  航空ショーも行われるらしい。
(ボート運搬?)
(ローム空港?)

 9月3日 Og,Ya,Tsと草刈りしようと9時に、アトランタ近くのゴルフクラブに出かけたが、今日の開場は11時から。買い物などして引き返して午後から出直した。Tsさんからインデイアンフェスティバルをやっていたとの情報を聞き、私は和子とフェスティバル広場に出かけた。カメラが動作せず、ビデオで撮って、帰国後9月15日静止画にしてアルバムに張り付けた。
(インデイアンフェステイバルはじまり)
 変わった衣装で踊りまくるインデイアンの人達の映像がたくさん貼ってあるが、どれを見ても面白い。
(インデイアンの乱舞)
9月4日 部屋のごみを全部かたずけて、モールを出発、Og,Ysがアトランタハーツ国際空港まで見送ってくれた。2人は翌日サンフランシスコに寄って出発する予定。
 ハーツ空港でアメリカでの最後の写真のシャッタを押してもらってバイバイ。前日託送していた山のような荷物を引き出して手続きして成田行きに乗った。

(見送り)
(アトランタ国際空港)
 13:15アトランタを離陸し、日付け変更線を越えて、翌日の夕方成田に到着、迎えに来ていた日立電鉄のタクシーで、お土産の荷物に埋まるような格好で日立に無事帰着した。(タクシーは先に帰国していたYa夫人に手配して頂いた)
 長い出張だったが、気の合う仕事仲間と気のいい発電所の人達に囲まれ、夫婦一緒の出張も許されて、楽しい思い出の多い海外生活だった。


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