I35.2000年11月の山歩き(5)花園山栄蔵室(6)佐白山

1.動 機 
 2000年11月には6日山歩きに出かけていて、4日分は一回づつ詳細に報告してきたが、残りの2日、24日の花園山栄蔵室と25日の佐白山は纏めて報告します。栄蔵室には9月に同期の仲間に連れられて歩いたばかりだが、記憶が定かでないので再挑戦することにし、すぐ近くの花園山と一緒に登ることにした。翌25日の佐白山は「分県登山ガイド茨城県の山」に載っている52座の中でまだ登っていない山の一つだった。 

2.データ
a)山域b)登山日:2000/11/24(金)花園山・栄蔵室山、11/25(土)佐白山
c)24日時間記録
 我家発車9:50=11:00北茨城市役所11:15=12:05北登山口P12:10ー12:20登山道指標ー12:33栄蔵室分岐ー13:05花園山山頂13:16ー13:25昼食13:45ー14:10栄蔵室分岐ー14:35見晴ー14:45栄蔵室山頂ー15:50栄蔵室登山口ー15:57北登山口P=我家

3.山行記録:
 我家を9時50分発車して、高速道を使って北茨城市まで走り、資料を貰いに市役所に立ち寄った時、図1のような地図を渡され、「栄蔵室山は整備していないから藪ばかり、道はないからやめた方がいいよ」と云われたが、予定通り記憶を頼りに歩いてみることにした。
(図1。花園川沿いの市役所でもらった資料の一部)
 図2は最近茨城市観光協会のHPに提示されていた案内図の一部、この地図を使って今回の歩程を説明していきます。
(図2.最近の北茨城市観光協会のHPから)
 市役所を11時15分に退去して、ナビを頼りに走って12時過ぎに北登山口に到着して歩き始め、12時33分に栄蔵室分岐Fを曲がって、13時5分に花園山山頂に登りついて記念写真を撮った。
(13:09 花園山山頂にて)
 山頂標のある798m峰から少し南にあるピークに移動して昼食をとった。国土地理院の地図にはこのピークが花園山となっている。昼食後更に南下、ぐるりと回ってGで登ってきた山道に戻って、なだらかな坂道を気持ちよく下って行った。
(14:03 気持ちよく下る)
 分岐Fを過ぎたところに「栄蔵室山1.0km」の道標が立っていて、なだらかな野原を歩いていくと、その先Eに栄蔵室山頂への分岐標が立っていた。
(14:21 栄蔵室山へ1km標識)
(14:33 道標)
 そこEから急途を登っていくと茨城県最高峰882mの栄蔵室山に登りついた。市役所の方が心配されていた道は綺麗に整備されていて、歩きやすくて助かった。正式の山頂標の脇に立っている手書きの山頂標識には日立勤労者山岳会ハイキング部の名が入っていたので
(14:45 栄蔵室山頂標 茨城県最高峰882m)
 栄蔵室山から展望台(当時はまだなかったかも)を通過して急坂を下り、栄蔵室林道と合流して歩いていくと、左登山口右栄蔵室山頂の標識Dが立っていた。
 標識Dから数分歩くと栄蔵室山の全容が見えてきた。NHKの高い通信塔が目立っている。
(15:15 登山口へ)
(15:21 栄蔵室山をバックに)
 林道はススキの原の道になったが、ススキの向こうにどこまでも栄蔵室山が見えていた。
(15:27 ススキヶ原から栄蔵室山)
 栄蔵室林道をそのまま歩いていくと北登山口に戻り、その時、近くに栄蔵室の説明板が立っているのに始めて気が付いた。
    茨城県内最高峰 栄蔵室 標高882m
●栄蔵室山は、標高882mに一等三角点を持ち、筑波山の標高877mを越えて、茨城単独での最も高い山頂である。北に安達太良連峰、西に那須連峰、日光連山を望み、南西には晩秋になると、日本最高峰の富士山も確認することができる。
●関東地方の北部は、常緑広葉樹林の北限であり、又落葉樹林の南限である。
●北茨城市北西部に広がるブナの自然林は、その規模、面積は勿論、年間を通じて美しく変容する景観と共に、関東随一である。
●ひがしにほんの植生から見るブナ林は、中間温帯林として、太平洋ではこの標高600m〜700mの高原状の台地にのみ飛び地的に広がる特異な地帯を形成しており、学術的にも注目されている地帯である。
(15:50 栄蔵室説明板)
 車に乗って猿ヶ城渓谷を下って行き、更に花園渓谷沿いの道に出て、紅葉と滝や渓流との景色を楽しみながら走って北茨城ICに出て帰途についた。
(16:04 猿ヶ城渓谷@)
(16:08 猿ヶ城渓谷A)
(16:09 猿ヶ城渓谷B)
(16:10 猿ヶ城渓谷C)

佐白山
 1993年版「分県登山ガイド茨城県の山」に載っている52座のうち50座は登頂済で残りは2座だけ、その一座が佐白山だった。笠間市内にある低い山で、いつでも登れそうな山なので後回しになっていた。この山には10年後、2011年2月にもまた登っていて、登山記録を「Y23.笠間の富士山と佐白山」に書いているが、この報告では2000年11月25日の登山時の色々な貴重な写真を纏めたので報告します。

 我家9:30=千人溜P10:45=笠間城跡公園=10:58佐志能神社山頂=11:13石倉=佐志能神社=11:47千人溜P=12:44静神社=東海(買物)=我家
(10:46 千人溜から古い石段を登る)
 朝食後我家を出て笠間市まで走って、佐白山登山口の千人溜の駐車場に車を入れて歩き始めた。しばらくは舗装道を歩いたが、すぐに古い石段の登りになった。
(10:46 千人溜のっ先の古い石段を登る)
 石段を登っていくと城址公園の広場があった。
(10:46 古い石段登って)
(10:49 城址公園の広場)
 広場の周りには黄色や赤色のカエデの古木が立ち並び、黄紅葉の共演がとても綺麗だった。
(10:50 城址公園の紅葉@)
(10:58 城址公園の紅葉)
(10:58 黄葉カエデの大木)10:58
(10:59 紅葉カエデの大木)10:59
 広場の先には佐志能神社の朽ち果てた社殿が立っていて、記念写真を撮った。
(10:58 佐志能神社)
 別の登り口を覗くと、山頂近くまで岩登りになているようだった。岩場を下るのは足元が見づらくて怖いし危険だ。石段の途中まで下って、分岐道に入ってぐるりと反対側に回り込むと、巨岩が重なった石倉が見えてきた。その中で一番高い岩に、足場が作られていたので登ってみた。登った姿も格好良く見えるが、岩頭からの展望は広く遮るものがなく、当時はすぐにわかる山が多くて楽しんだことだろう。
(11:13 石倉の岩の上)
 今は、アルバムに残っているパノラマ写真に写っている山を見ても、何という山が写っているのか見当もつかないが、MAPを調べると、左から館岸山、難台山、吾国山、加波山、燕山などの山々が写っているようだ。
(11:16 岩の上からの展望)
 展望を楽しんでから佐白山の山頂に向かって岩場を登って行った。足場はしっかりしていて、要所には鎖も設置されていて危なくはないが、怖いことには変わりない。
(11:25 岩場を登る)
(11:27 岩場の登り)
 再度佐白山山頂に登りついて、佐志能神社の前で今度は二人での記念写真を撮った。
(もう一度佐志能神社)
 佐白山から千畳溜駐車場に下って帰途につき、途中、那珂市の静神社にお参りし、東海村のスーパで買い物して我家に帰ってきた。
(12:42 静神社@)
(12:44 静神社A)
 3月の題名を付けたのに、もたもたしている間に4月にずれ込んでしまいましたが、題名はそのままにしました。次は3月30日、31日と見て回った日立のサクラやナノハナ、東海村のサクラの綺麗だった花の情景を報告します。



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