I113 2001年6月の山歩き(1)
高柴山ー五十人山、ミツモチ山、安達太良山、磐梯山

1.動 機 
 6月前半は5月後半に続いて県外の山を歩いている。5つの山に登っているが、いずれも「茨城県と近県の山」の載っている山で、3日にはツツジ眺めに福島県の高柴山と五十人山に出かけたが、盛りはとっくに終わっていて当て外れ、7日には栃木県のミツモチ山に出かけ満開のレンゲツツジを楽しみ、9日10日と同期シモン会で安達太良山、磐梯山に一泊山行をしてぃる。

2.登山日、山域
 2001年6/3(日)高柴山ー五十人山・6/7(木)ミツモチ山・6/9日(土)安達太良山・6/10(日)磐梯山

3.山行記録
3.1 6/3(日)高柴山ー五十人山
 6月3日は福島県磐越東線沿いの菅谷駅近くまで出掛け、ヤマツツジの名所と聞く高柴山と、ツツジとスズランの群生地という五十人山に、久しぶりの夫婦二人の山歩きに出かけてきた。
    我家8:35=日立南IC=小野IC=10:30牧野口登山口10:40ー11:20高柴山山頂展望台12:05ー12:20牧野口12:35=13:20五十人山登山口ー14:10山頂15:15ー15:35キャンプ場15:45ー16:00登山口 =?:30我家着
(高柴山・五十人山赤ライン

高柴山
 我家を8時45分に出て、9時に日立南ICで常磐道に乗り、磐越道に繋いで小野ICを10時に下りて、道を迷いながらも高柴山北東部の牧野口登山口に10時半に到着し、山支度をして歩き始めた。
(五十人山登山道
 登り詰めた高柴山の山頂は広いツツジの林になっていたが、残念ながら花の盛りはとっくに終わっていた。標高884mの山頂標柱の前で記念撮影。写真の左端には立派な展望台も写っている。
(高柴山山頂)
 何とか赤いツツジの花が残っている株を探して和子をモデルにしてシャッタを押した。
 展望台の上からも山頂一面に緑の葉を茂る広い山頂にもカメラを向けた。
(高柴山のツツジはお終い)
(展望台から撮影)
 展望台に上ると東西南北、周りの山々が見渡せた。アルバムの下に書いてあった山々の名前は、地図を参考に書いたものか? 今の私には写真を見ただけでは何という山だかさっぱり分からないが、当時の私には展望台から眺めた時に判っていた山が多かったかも。
 45分間も存分に展望台からの展望を楽しんでから牧野口に下り、次の五十人山の葛尾村駐車場に向かった。
(東方:大滝根山・遠方万太郎山・羽山・遠方鬼ヶ城山・矢大臣山)
(西方:鞍掛山・黒石山・バック磐梯吾妻連峰)
(南方:日影山・遠方蓬田岳・遠方東山・一盃山)
(北方:竜子山・遠方日山・移ヶ岳・鎌倉山・五十人山)

五十人山
 葛城村の駐車場でおにぎりを食べてから五十人山へ向かって歩き始めた。五十人山についてNETには次のような情報があった。
 五十人山は標高883m、葛尾村と都路村の境に位置し、山頂は1ヘクタールにわたる広大な芝地で、眺望はすばらしく太平洋までも見渡すことができる。また五十人山の山頂は、ツツジとスズランの群生地として知られているが、残念ながらスズランは近年盗掘されてあまり見ることは出来なくなった。珍しい五十人山の山名には諸説があるようだが、西ノ内登山口、五十人山山頂の北峰に山名の由来についての案内板が立っている。中腹には雑木林に囲まれた静かなキャンプ場があり、山頂への登山道も整備されている。五十人山は、毎年、5月最終日曜日に山開きが行われ、山頂ではたくさんのグループが弁当を広げて楽しく過ごす光景が見られる。
(五十人山登山コース)
 途中に五十人山自然公園を通過して、三角点のある南峰の山頂883mに登り切った。
(五十人山自然公園)
(五十人山南峰三角点)
 五十人山は双耳峰で、五十人石がある北峰の全貌が見え、山頂近くまで大きな岩がごろごろっがっているのが見えていた。
 南峰を少し下った草地で、目の前に北峰眺めながら一休み。
(南峰から北峰)
(暗部から北峰)
 鞍部には「県立公園五十人山」の案内板があり、弘法大師と刻まれた巨岩の手前の岩の上に坂上田村麻呂の祠が祀ってあった。
     県立公園五十人山
 この名の由来は延暦年間坂上田村麻呂が蝦夷地平定の折山頂の大石に侍従五十人を座らせ戦略を練ったと伝えられ、坂上田村麻呂之霊と印刻されている。
 尚大同年間の頃に弘法大師が奥州巡礼の折、五十人石に延命地蔵尊を刻み、多くの桜児の冥福を祈り里人に仏の道を説き、薬草せんぶりを病人に与えられたと伝えられている。   葛尾村
(五十人山の由来)
(弘法大師岩と坂上田村麻呂の祠)
 五十人石の折り重なる巨岩群の前で記念写真を撮ったり、岩の上に登ったりし、
(五十人石)
 山腹の岩の上にも上がったりして記念写真を撮りあった。
(五十人石)
 五十人石の岩の上からは、近くの鎌倉岳や竜子山の尖った山が綺麗に見えていた。
(鎌倉岳)
(竜子山)
 五十人山にはレンゲツツジの他にもいろいろな花が咲いていて目を楽しませてくれた。
(レンゲツツジ)
(ラショウモンカズラ)
(ウコンウツギ)
(ウツギ)
(ヘビイチゴ)
(ヤグルマソウ)
 下りはキャンプ場に立ち寄ってノブキを収穫して駐車場に戻り帰途に付きました。

3.2 6/7(木)ミツモチ山
 「茨城と近県の山」に、林道を串刺しにする整備された登山道。展望と広葉樹林の家族向きコース。とある栃木県のミツモチ山に夫婦二人で登ってきた。
 8時5分に我が家を出発してR6を南下、R293に右折して一路栃木県那珂川町に入り、県民の森の栃木県立自然管理センタに寄って説明を聞いてから、11時10分に県民の森キャンプ場に着いた。
    我家発8:05=栃木県立自然管理センタ=11:10県民の森キャンプ場P11:20ー11:50第1展望台11:55ー12:20第2展望台12:25ー13:00下山路分岐ー13:20ミツモチ山山頂14:00ー分岐点ー15:20キャンプ場P=尚仁沢名水パーク=16:20ヤマユリの湯17:00=19:35森山着
(ミツモチ山登山コース)
 駐車場から案内図のコースを左回りに、広葉樹の新緑の登山道を登って歩きて行くと、サラサドウダンや
(緑の登山道)
(サラサドウダン)
 レンゲツツジの群落があって凄く綺麗だった。
(レンゲツツジ)
 第二展望台から撮ったらしい展望写真、遠くに見える雪山は日光白根山か?
(第二展望台)
(白根山)
 いろいろな野の花を楽しみながらミツモチ山山頂に登って記念写真を撮り、反対側のコースを下って駐車場に戻った。
 我家に帰る前に尚仁沢名水パークに寄って名水をタンク一杯に入れて帰途についた。
(ミツモチ山山頂)
(尚仁沢名水パーク)
 コースを歩いている間に多くの花の写真を撮った。

(コゴメウツギ)
(アカショウマ)
(コアジサイ)
(サラサドウダン)
(シロヤシオ)
(ツクバネウツギ)
(ナツグミ)

(ヤマボウシ)
(ヒメジオン)
(ヤブデマリ)
(ヤマツツジ)
(ヤマツツジ)
(レンゲツツジ)
(ツツジ)

3.3 6/9日(土)安達太良山
 今回は同期会の山仲間が下山先生の案内で、裏磐梯のロイヤルホテルで一泊して安達太良山と磐梯山を2日で歩いてきた記録です。
    我家発5:35=6:30里美道の駅(集合)7:00=矢吹IC=8:35本宮8:50=岳温泉=奥岳P(安達太良高原スキー場)=(ゴンドラ)=9:50薬師岳登山口10:00ー11:10安達太良山山頂(昼食)12:00ー12:30峰ヶ辻ー13:05くろがね小屋13:20ー勢至平ー安達太良渓谷遊歩道ー15:15奥岳P15:30=ロイヤルホテル泊
 我家を5時半過ぎに出発して奥日立の里美道の駅に6時半到着、参加者5人が集合して7時発車、そのままR349を北上、R118に乗換えて矢吹ICで東北自動車道に乗って本宮ICで8時35分高速を下りて一休み、安達太良高原スキー場の駐車場に着いたのは9時半ごろになっていた。
(安達太良山登山コース)
 スキー場のゴンドラに乗って薬師岳まで上がって10時に歩き始めた。
 展望の利かない中、標高1322mの薬師岳から1700mの安達太良山まで五葉松平登山道を1時間10分登った。
(安達太良高原スキー場をゴンドラで)
(五葉松平登山道)
 安達太良山山頂は展望は利かなかったが、弁当を広げて楽しい50分の昼食。
(安達太良山山頂:女性)
(安達太良山山頂:男性)
 下りは一旦くろがね小屋迄下って一休みして、
(くろがね小屋)
(くろがね小屋の鐘)
 本日一番の見物、勢至平一面に咲き誇る真っ赤なレンゲツツジの眺めを満喫した。
(勢至平のレンゲツツジ)
 勢至平から安達太良渓谷まで急坂を下って、次々に現れる綺麗な滝の流れを眺めながら渓谷遊歩道を下った。

(魚止の滝)
(平滑の滝)
(二段滝)
 渓谷から遊歩道を登ってスキー場の奥岳駐車場に戻ったのは15時15分、歩き始めて5時間ほどの楽しいハイキングでした。この道中、いろいろな花を楽しむことができました。
(イソツツジ)
(ウラジロヨウラク)
(イワカガミ)
(イワカガミ)
(コケモモ)
(コケモモ)
(コケモモ)

(タニウツギ)
(ショウジョウバカマ)
(コヨウラク)
(ツマトリソウ)
(ツマトリソウ)
(タムシバ)
(ベニサラサドウダン)
(マイヅルソウ)
(マイヅルソウ)
(ツユノハナ)
(ミネヤナギ)
(ミネズオウ)
(ミネズオウ)
(ムシカリ)
(ムラサキヤシオ)
(勢至平のレンゲツツジ)
(レンゲツツジ)
(ワタスゲ原)
(ワタスゲ原アップ)
 小林さんの紹介で裏磐梯の高級ホテルロイヤルホテルに安値で泊まって、下山先生の部屋で楽しい一夜を過ごした。

3.4 6/10(日)磐梯山 
 次の日は磐梯山登山。8時にホテルを出発して、八方台登山口に向かった。
ロイヤルホテル8:00=8:25八方台Pー中之湯分岐ーお花畑ー10:05弘法清水ー10:35磐梯山頂10:45ー11:10弘法清水11:15ー11:25お花畑分岐ー12:40八方台P(昼食)13:30=猪苗代磐梯IC=矢吹IC=泉崎村(小降り待ち)=16:30森山着
(磐梯山登山コース)
 25分で八方台登山口の駐車場に到着すると、二組の団体さんが先に登って行った。
 新緑の登山道を気持ちよく歩いていき、中之湯分岐で一組を追い越し、更にその先の沢でもう一組も追い越した。
(八方台登山口)
(新緑の登山道)
 その先に弘法清水への近道とお花畑を経由する分岐があった。お花畑経由で登り、コンロンソウやミヤマキンバイなどの花を楽しんで弘法清水には10時5分に到着して、流れ出ていた美味しい清水を汲んで飲んだ。
(弘法清水分岐)
(弘法清水)
 弘法清水の鐘を鳴らし磐梯山の山頂に10時35分に到着、残念ながら周りは曇って真っ白、何も見えなかった。
(弘法清水の鐘)
(風景は真っ白)
 何も見えない山頂にいてもつまらない、早々に登って来た道を引き返した。
(磐梯山山頂)
 下りでは弘法清水で弁当を広げている登山者があちこちに見られたが、我がチームはそのまま通過、八方台駐車場に12時40分到着、車の中で弁当を広げた。そのうちにわか雨が降ってきて帰途につき、猪苗代磐梯高原ICから矢板ICまで高速を走ると、雷雨が強くなって泉崎村で止むのを待ち、小降りになって小雨の中夫々自宅に向かった。
 磐梯山では撮った花の写真も多くなかった。

(ミツバオウレン)
(コンロンソウ)
(サンカヨウ)
(ズダヤクシュ)
(ミヤマカタバミ)
(ミネザクラ)
(ミヤマスミレ)
(ミヤマキンバイ)
(ミヤマキンバイ)

 次は先日、11月17日に行ってみた里美かかし祭りの様子を報告します。


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