J22 2001年10月の山歩き(1) 小至仏山

1.動 機 
 鳩待峠から至仏山に登って尾瀬ヶ原に入り、尾瀬ロッジで一泊して尾瀬ヶ原ハイキングを満喫する予定で出発したが、空模様が悪くなって小至仏山で引き返す山旅になってしまった。帰途、竜頭の滝の上流に立ち寄って迫力のある渓流瀑を眺めて満足して帰ってきた。
 
2.登山日、山域
 2001年10/2(水) 小至仏山、竜頭の滝上流

3 山行記録
 我家発4:50=5:17大宮=5:50茂木道の駅5:55=日光宇都宮道路(=7:30中禅寺湖=7:50金精峠)=8:30並木駐車場9:00=(タクシーバス)=9:25鳩待峠9:35ー11:45小至仏山ー13:30鳩待峠13:35=(タクシーバス)=13:50並木駐車場14:00=15:55竜頭の滝上流16:30=トウモロコシ街道=(野菜きのこ買い物)=20:00我家着
(鳩待峠ー小至仏ー尾瀬ヶ原コース)

 4時に起きだすと外は雨模様だったが、宿を予約していたので、なるようになれと4時50分に我家を出発、常陸大宮、茂木、日光宇都宮道を走って中禅寺湖、金精峠を越えて並木駐車場に8時30分到着、車を置いてタクシーバスに乗って9時出発、鳩待峠に9時25分に到着した。ここで標高1591mある。
 パラパラと雨が降っていたが、空の一部には青空も見え、意を決して至仏山への登山道を歩き始めた。
 50分かかって登ったところに立っていた道標には、鳩待峠から2kmとあり、至仏山迄はまだ2.5kmとあった。
(至仏山登山口9:29)
(鳩待峠から2.0km 10:24)
 その近くで撮った尾瀬ヶ原の写真があり、一部陽が射しているようなところもあるが、会津駒ヶ岳や奥会津の山々は厚い雲に覆われている。
(尾瀬ヶ原 10:30)
 オヤマ沢に登りつくと、道標には鳩待峠から2.9km、至仏山まで1.8kmとあり、標高は1980mとあった。
 そのすぐ先の尾根に分岐道があり、この道を歩くと2057mの笠が岳に登り着き、その先12kmで湯の小屋温泉に繋がっているとあった。
((オヤマ沢)・鳩待峠から2.9km 10:49)
(笠が岳分岐 11:02)
 この時期、高原地帯の野の花は終わりになっていたようで、花写真ばかりの我が家の山歩きとしては珍しく、残っている花写真は貧弱なシマホタルブクロの花一枚だけ。
(シマホタルブクロ 10:48)
 その先で撮った尾瀬ヶ原の写真があり、尾瀬ヶ原は広く見えており、会津駒ヶ岳も前の写真よりも高くまで見えている。だが、手前側の空の雲の色は濃くなっている。
(尾瀬ヶ原 11:09)
 小至仏山の手前で小雨が降りだし風も強くなってきて、和子はこれ以上先は行かないと停滞。小至仏山山頂には私一人で登った。自分を入れた記念写真を撮る余裕はなく、私もここで急ぎ引き返した。
(小至仏山頂標石・標高2162m 11:46)
 鳩待峠まで下った時の写真では、和子は雨合羽を頭までかぶっている。
(下り道のオヤマ沢 12:21)
(鳩待峠 13:22)
 鳩待峠からタクシーバスで並木駐車場に戻って、尾瀬のロッジにキャンセルの電話を入れてからトウモロコシ街道で、大根、白菜、セルべス、舞茸、畑シメジ、ネギ、干椎茸を買い込んで帰途についた。

 日記の山行記はここで終わっているが、残っている写真を見ると、帰途は中禅寺湖のすぐ上の竜頭の滝に立ち寄っている。とは云っても、上流側の橋から遊歩道を下って、竜頭の滝上流の渓流を眺めただけで満足して、双頭で流れ落ちる竜頭の滝自体は見ていない。
奥日光にある「竜頭の滝」は、湯ノ湖から流れ出た湯川が中禅寺湖に入る手前にある滝です。直下型の滝ではなくて、男体山の噴火による溶岩が斜面状に固まった上を、約210メートルにわたって流れ落ちる滝・・・。「竜頭」の名は、流れが滝壺近くにある大きな岩によって二分され、その有様が丁度、竜の頭に似ていることから。
 湯川を渡る橋の手前に竜頭の滝の駐車場があり、ここに車を停めて、湯川の流れの写真を撮っている。流れは白波を上げながら流れ下っていて、紅葉とのコントラストが美しい。向こうに見えているのは中禅寺湖。 
(橋の上から湯川と中禅寺湖 15:57)
 何を思ったか、橋の両側の車道の写真を撮っている。紅葉を撮ったのかも。
(行く道 15:58)
(来た道 16:02)
 橋から湯川上流側に少し上がって、上流側の渓流の写真を撮っている。橋の上流は湯川が急に狭くなっていて、狭い谷間を激しく流れ下る渓流は滝のように激しく白波を上げていて、紅葉とのコントラストも美しい。
(橋上流側の渓流 16:06)
 橋の下流側には、中禅寺湖に向かって遊歩道が下っていて、多くの観光客が登り下りしている姿が写っている。中禅寺湖と紅葉のコントラストもいい。
(橋下流側の遊歩道入口 16:02)

 急坂の遊歩道を下っていくと、右側の湯川は段々の岩棚になっていて、これを流れ下る渓流は連続した滝に見える。これを渓瀑と呼ぶとのこと。
 竜頭の滝本体は見なくてもこれで十分満足したようで、ここで駐車場に引き返した。駐車道から車道を下っていくと竜頭の滝本体のすぐそばを通って、駐車場も整備されているようだがそのまま我家に帰っている。それでも我家に着いたのは20時になっていた。
(竜頭の滝上流部@ 16:13)
(竜頭の滝上流部@ 16:14)

 次は、10月4日に小林Kさんと歩いた福島県の日山・移ヶ岳の山行記を報告します。


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