J25 2001年10月の山歩き(4)
1.動 機
10月4日小林Kさんに案内してもらった福島県の日山・移ヶ岳の時には、残念ながら御一緒できなかった小林K奥さんと一緒に、今回は同じ福島県の山・蓬田岳と大滝根山に登ってきました。ご夫人2人のモデルさんが一緒の山歩きだったので、道中での写真がいっぱい撮ってありました。
2.登山日、山域
2001年10/14(金) 蓬田岳・大滝根山
3 山行記録
我家発6:45=7:00小林邸=日立北IC=常磐道=磐越道=小野IC=8:30ジュピアランドひらたP 8:45ー9:50蓬田岳10:20ー11:15ジュピアランドひらたP 11:25=一盃山登山口=12:30仙台平P 13:05ー大滝根登山口13:15ーブナ平13:50ー日山権現分岐14:25ー14:35大滝根山山頂14:45―仙台平P 16:20=小野IC16:40=磐越道=常磐道=日立北IC17:40=18:10小林邸=18:30我家着
3.1蓬田岳
6時45分我が家を出発、青葉台団地の小林邸に着いてご夫妻を乗せて日立北ICから常磐道に乗り、磐越道の小野ICで高速を下り、ジュピアランドひらたの駐車場に車を入れて歩き始めた。
蓬田岳の登山口には蓬田岳自然を守る会が立てた大きな標識が立っていて、4人揃っての記念写真を撮った。背後には神社の鳥居が立っている。途中に神社の写真は撮っていないので、山頂にある小さな菅舟神社の鳥居なのかも。
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(蓬田岳登山口8:38) |
鳥居を潜って少し登ると、今度は「ふくしま緑の百景・蓬田ハイキングコースの緑」の立派な石碑が立っていた。ふくしま緑の百景について検索すると、
国際森林年を記念して実施。福島県の緑を守り育てることを目的として、県民の投票により選定。
[選定機関] 福島県緑化推進委員会・福島民報社
[選定時期] 1985(昭和60)年
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(ふくしま緑の百景碑8:50) |
更にらくちんな道を登っていくと、急にスギ林の中の薄暗い笹藪の中に作られた岩場の道になり、尾根までロープを頼りに登っていくことになった。
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(急坂登り@9:30) | (急坂登りA9:30) |
途中に「山頂400m」の道標が立っていて、ここからはらくちん。
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(山頂まで400m 9:31) |
尾根道を登って行って、9時50分一等三角点のある標高952mの山頂に登りついて、山頂の色々なところで4人揃っての記念写真を撮った。
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(蓬田岳山頂の一等三角点10:07) |
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(蓬田岳山頂の展望岩10:03) | (菅舟神社10:13) |
山頂からの展望は広く、阿武隈山塊の山々が見えていた。
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(蓬田岳山頂からの展望@ 一盃山・日陰山辺り?9:56) |
東の方角には大滝根山が見えていた。白っぽい部分が、あぶくま鍾乳洞あたりだろう。
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(蓬田岳山頂からの展望A大滝根山 9:57) |
30分近く山頂でのんびりして下りにかかった。
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(下山開始10:16) | (岩壁下り?10:30) |
急坂の下りは登りよりも気を遣って大変。ストックを使ったり、
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(急坂階段下り@10:38) | (急坂階段下りA10:38) |
ロープに捉まったりと慎重に下って行った。
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(岩場下り@10:39) | (岩場下りA10:39) |
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(岩場下りB10:43) | (岩場下りC10:43) |
写真に写っている大岩が並ぶ情景をNAVIで検索したら、 菅布禰神社遥拝殿と出てきたが、途中に遙拝殿などという大げさな物があったのかなあ。目に入れば必ずシャッタを押したはず。
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(菅布禰神社遥拝殿?10:53) |
ジュピアランドひらたまで下って、向かいの山々が見えるところで記念写真。
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(ジュピアランドひらた大滝根山・羽山・矢大臣山11:04) |
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(ジュピアランドひらた11:05) | (矢大臣山11:12) |
3.2 大滝根山
次は隣の一盃山に登る積りで一盃山登山口の駐車場に入ったが、町の人に「ここにはスズメバチの巣があって、草刈りしていた3人がスズメ蜂に刺されて点滴したのよ。」と興奮気味、「他に回った方がいいよ。」とご注意を受けた。お話を聞いて、登る山を高速の向かい側の大滝根山に変更した。大滝根山について「ふくしまの山々」には次に説明がある。
大正時代まで女人禁制だった歴史ある霊峰で、日本三百名山のひとつ。別名:霧島岳。この地域には鬼にまつわる伝説が多く残り、大多鬼根山とも書く。山頂部は田村市の旧:滝根町と旧:常葉町そして川内村の境界に位置する。阿武隈山系の最高峰だが、山頂には自衛隊のレーダーサイトがありフェンスが張られている為、真の山頂は踏めない。山頂からの展望も、自衛隊のフェンスを避けて広い山頂を東西南北各々の方角へ少し移動しなければ得難い。シャクナゲやヤマツツジ、シロヤシオの群落も多くみられ、花の百名山に選定されている。西麓にはふくしま水百選に選定された鬼五郎渓谷や日本有数の鍾乳洞「あぶくま洞」があり観光客で賑う。
磐越道とJR磐越東線を跨いで、12時20分に仙台平の駐車場に車を移動させて昼食をとり、13時15分から大滝根登山口から登り始めた。
30分ほどで5合目のブナ平に登りついて一休み。
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(鬼平登山口13:27) | (ブナ平13:45) |
ブナ平から少し登ると、登ってきた西方の展望が広くなり、紅葉の山裾の向こうに、仙台平から中平辺りと思われる小さな山が見えていた。
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(仙台平?13:57) | (中平?13:59) |
山裾の紅葉が綺麗なので大きなサイズにしてみました。
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(大滝根の集落13:59) |
仙台平を過ぎると急坂の尾根道になり、岩場登りなどもあって、紅葉の中面白い登山になった。
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(急坂になる14:02) | (鎖場14:04) |
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(鎖場14:05) | (軽快14:06) |
急坂を登ると西方の展望が更に広くなり、西方の中平などの小山の周りの村落も目に入るようになった。
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(西側展望/中平・853m峯 14:10) |
山頂近くにも分岐道があり、標識を拡大分岐道は「日山権現経由、ファミリータウンあぶくま」と読める。 ファミリータウンあぶくまが今は検索に引っかからないが、日山権現は仙台平登山口からのこの道と、大越登山口からの道との間を繋ぐ道沿いにあるので、 ファミリータウンあぶくまは大越登山口近くにあったようだ。
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(分岐導標@14:21) | (分岐導標A14:22)日山権現経由ファミリータウンあぶくま |
大滝根の三角点標石は自衛隊基地の中にあるので触れなかったが、基地の境界フェンスの近くに、鳥居と石灯篭に守られた苔むした石のお宮があったので、その前で4人での記念写真。
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(大嶽根山峯霊神社14:35) |
このお宮は霊峰神社という名前が付いた古い神社で、鳥居前にその謂れを書いた案内板が立っていた。
大嶽根山峯霊神社(おおたけねさんほうれいじんじゃ)
御祭神 品陀和気命
祭日 旧4月8日・旧8月8日
御神徳 五穀豊穣・商売繁盛・開運・家内安全
奈良時代、延暦20年坂上田村麻呂創建によると伝えられている。現在は旧早稲川村と旧菅谷村の鎮守であるが、広く近在の信仰が深い。昔は遠上地区から奥は原生林で、深山幽谷を越えて参拝するため、参拝者は斎戒沐浴をして山に登ったと伝えられている。大正時代までは女人禁制で、女の人は入山できなかったが、近年は登山道の整備が行われ誰でも気軽に参拝できるようになった。
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(大滝根分屯基地(空自)のレーダードーム14:38) |
自衛隊レーダー基地のデッカイまん丸いレーダードームが格好良かった。
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(大滝根分屯基地(空自)のレーダードーム14:38) |
山頂からの展望写真は南方向ばかり、岩が散らばる石ボッケの情景が気に入ったようです。
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(石ボッケ@14:46) | (石ボッケAの向かい側・送電線15:01) |
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(石ボッケB14:48) | (石ボッケC14:53) |
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(石ボッケからヤレヤレ石へのパノラマ) |
石ボッケの稜線上の端にある岩群は多分ヤレヤレ石。
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(ヤレヤレ石と羽山・矢大臣山14:58) | (ヤレヤレ石と紅葉14:58) |
山頂付近でみんなにアケビの蔓を採って貰って嬉しかったと和子の日記にある。
下りでは私が疲れ果てて、先に歩いてカメラを構える余裕はなかったようで、残っている写真は一枚だけ。
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(岩場下り15:13) |
1時間半で無事仙台平駐車場まで辿り着いて、一息入れて車を発進、小野ICから高速に乗って無事日立まで帰り、青葉台で小林夫妻とサヨナラして、18時半に我家に帰り着いた。楽しい一日でした。
花写真は余りなくて、アルバムに花の名前も書いてない。撮影時刻の順に並べます。
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(アザミ8:41) | (キノコ9:40) |
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(紅葉@10:14) | (紅葉Aエノキ?13:20) |
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(紅葉B14:01) |
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(リンドウ13:52) | (ツリガネニンジン14:28) |
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(リンドウ14:28) | (アザミ14:49) |
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(ススキ14:55) | (紅葉C石ボッケ展望のところ14:58) |
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(リンドウ14:56) |
次は、10月25日に小林Kさんと登った、福島県の花塚山と霊山の山行記を報告します。
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