J31 2001年10月の山歩き(5) 霊山・花塚山

1.動 機 
 10月25日に、また小林Kさんと三人で福島県に出かけ、今度は福島県北部の霊山と花塚山に登ってきました。霊山は岩峰の多く立ち並ぶ山で、南朝側の拠点だった奇岩の霊峰で「福島県の山々」には
     霊山はリョウゼンと読む。山をセンと読むのは大山や氷ノ山、扇ノ山のように中国(山陰)地方に多いが、ここ福島県では珍しい。比叡山延暦寺の座主円仁によって開山されたといわれ、釈迦が修行したというインドの霊鷲山(りょうじゅせん)にちなみ霊山と命名された。山号は南岳山山王院霊山寺と称し、往時は東北における布教・文化の中心地として栄えた。14世紀の南北朝時代の末期には宇津峰山とともに東北における南朝側の拠点でもあった。登山道・道標はよく整備されているが、岩場が連続するので注意が必要。四季を通じて楽しめるが、山ツツジが見頃となる5月中旬〜下旬、紅葉が綺麗な10月中旬〜11月上旬が特にお勧め。
 花塚山にも大きな岩があるが、「福島県の山々」には
     阿武隈山地の北部に位置し、川俣町と飯舘村の境界を形成する南北に長い小連峰の盟主。この小連峰は花塚連峰と呼ばれることがある。川俣町と飯舘村の最高峰。干ばつ時には雨乞いも行われた信仰の山で石仏や奇岩が多い。放鹿山(はなしかやま)から花塚山になったと伝えられる。川俣町側の麓には「花塚の里」と「峠の森自然公園」があり、この2箇所が主な登山口となる。他に後沢・小綱木からのコースがある。飯舘村側は飯樋と岩部からのコースがある。2017年1月に富士山の見える北限の山として認定された。

2.登山日、山域
 2001年10/25(木) 霊山・花塚山

3 山行記録
 我家発5:05=5:20小林邸=5:40日立北IC=常磐道=磐越道=7:00三春IC=8:10霊仙子供の村P 8:30ー8:50見下し岩ー9:00日暮岩ー9:10国司沢ー天狗の相撲場ー9:40親不知子不知ー9:45護摩壇ー10:00西物見岩ー10:30東物見岩ー10:40学問岩ー10:50三等三角点ー10:55蟻の戸渡ー11:00猿跳ね岩ー11:10五百羅漢岩ー11:15弁天岩ー11:20弘法の突貫岩ー11:40日暮岩ー12:00霊仙子供の村P(昼食) 12:55=花塚の里P14:10 一14:20休憩舎ー峠の森ー自然公園分岐ー15:00北峰分岐ー15:08展望台ー15:25花塚山山頂15:31ー16:15花塚の里P 16:25=17:20三春IC=日立北IC=18:50青葉台=19:15我家着

3.1霊山 
 6時45分我が家を出発、青葉台団地の小林邸に着いてKさんを乗せて日立北ICから常磐道に乗り、磐越道の小野ICで高速を下り、一般道R349を延々伊達市まで北上して、R115沿いのこどもの村奥の駐車場に車を入れたのは8時10分になっていた。我家を出て3時間もかかっている。常磐道を相馬ICまで北上すれば楽だっただろうに、と思ったが、これは今の地図を見ての感想、常磐道が相馬ICまで延ばされたのは10年以上も後の事だったらしい。
(霊山登山マップ(分県登山ガイド・福島県の山より))
(伊達市・霊山県立自然公園登山マップより))
 こどもの村奥の駐車場で一息入れて、霊山に向かって歩き始めた。目の前にも霊山の険しい岩山の姿が迫っていた。こんな険しそうな山に始めて登るにはKさんの案内が必須だ。
(霊山こどもの村登山口8:22)
 登山道はよく整備されていたが、行く手に見えるのは険しい断崖岩だらけ。こんなところに連れていかれるのかとしり込みしたかも。
(国司沢の断崖8:51)
(国司沢の断崖上部8:51)
 今は10月末、周りの紅葉は真っ盛り、岩山の険しい雰囲気を和らげてくれた。
(紅葉も綺麗8:54)
(見下し岩?8:56)
 岩場での記念写真、登り道でも見下し岩の上に登ったのか?
(紅葉の登山道8:56)
(見下し岩?9:01)
 見下し岩の先の分岐を直進し行くと国司沢の標柱が立っていて素晴らしい展望。点在する岩峰とこれらを包み込む紅葉のマッチングが素晴らしい。展望写真を何枚も撮っている。
(国司沢9:11)
(国司沢からの眺め@9:15)
(国司沢からの眺めA 9:20)
(国司沢からの眺めB400m 9:16)
 岩をくり抜いた少々スリルあるへつり道が続く「親不知・子不知」を恐々と通過し、
(岩碧に削って作られた道・親不知子不知 9:42)
(親不知子不知 9:43)
 最後に岩をくぐると阿武隈山地の山々の景観が広がる護摩壇です。
(護摩壇の岩棚岩穴9:46)
 手前の岩棚の穴を通して護摩壇碑を撮った写真が、絶好の記念写真。
(護摩壇 9:46)
 護摩壇から岩の間を縫うように登って山頂の霊山城跡に着くと、霊山の歴史を綴った説明板が立っていた。
 概略:
東北の秀峰として名高い霊山は、国の史跡、名勝に指定され、伊達市のシンボル的存在。霊山は平安初期(859年)に慈覚大師により開山され、以来480年余南奥文化の中心として栄えたが、1347年北朝との激しい戦いの末、落城した。霊山の山全体は火山角礫岩、安山岩から成っており、奇岩が散在しているのが特徴となっている。山中にはハイキングコースが整備され、太平洋を望むパノラマと姿かたちによって名づけられた奇岩を眺めながら楽しむことができる。特に、10月下旬から11月上旬にかけての紅葉の霊山は見ごたえがある
(霊山城跡9:57)
 城跡から少し西に出ると西ノ物見という806mの展望岩があり、北方向に鷲岩の岩碧とその上の紫明峰が綺麗に見えていた。条件が良ければ、その左手遠方に福島盆地や吾妻・安達太良連峰を望むことができるらしいが、今回はシャッタを押していない。
(西物見岩から鷲岩と紫明峰10:02)
 西ノ物見から尾根筋の遊歩道を、霊山の最高地点825mの東ノ物見まで登って記念写真。
(東物見岩10:28)
 岩の上からは東側に雄大な展望が広がっていた。空気が澄んでいたら太平洋が写っていたでしょう。
(東物見岩からの眺め10:30)
 展望を楽しんでから、尾根を南東へと歩くと学問岩の表示板がたっていた。「学問岩」では霊山寺の僧が修行をしたとのこと。
(学問岩10:39)
 学問岩から尾根上の遊歩道に戻って南東にしばらく歩くと、遊歩道脇の霊山の三角点804.6mが埋まっいて記念写真。ここが霊山の最高地点ではありません。
(三等三角点10:51)
 遊歩道に戻ると「天の釣舟入口」の案内板があり、蟻の戸渡へ50mとあった。天の釣舟には立ち寄らなかったのか、写真は残っていない。
(天の釣舟入口10:52)
 遊歩道を少し歩くと「蟻の戸渡り」の表示板が立っていて記念写真。
(蟻の戸渡@10:53)
 蟻の戸渡りは、狭い岩稜の上に作られた人一人がやっと歩けるような狭い道、両側が切れ落ちていて底なしの谷、踏み外したら命がない、ひやひや気分で慎重に渡って行った。
(蟻の戸渡A10:53)
(蟻の戸渡B10:54)
(蟻の戸渡C10:55)
 蟻の戸渡を無事渡って、次に望洋台に寄り道すると「正面猿跳岩」の看板が立っていた。
(望洋台11:00)
 望洋台の足元の樹林に猿跳岩の岩頭が飛び飛びに頭を出していた。条件が良ければ、望洋台の名前の通り太平洋が見渡せたことでしょう。
(猿跳岩10:58)
 望洋台から尾根筋の遊歩道に戻ると、「→望洋台へ100m・無線中継所跡へ260m」「←天の釣舟へ100m・東物見岩へ440m」、良く見えないが「手前へ五百羅漢岩・弁天岩?」の案内板が立っていた。
(分岐案内標識11:10)
 望洋台の先で遊歩道が尾根から外れ、山腹の道を歩いていくと五百羅漢岩の看板が立っていて、ここが羅漢岩の登り口だった。
(五百羅漢岩登り口11:12)
 巨大な五百羅漢岩の上に登って色々と記念写真。。
(五百羅漢岩@11:14)
(五百羅漢岩A11:15)
(五百羅漢岩B11:17)
 弘法突貫岩の脇を歩いて弁天岩に寄り道すると、霊山南面の景勝地・錦霞渓の絶景が広がっていた。正に岩と紅葉の絶景!
(弘法の突貫岩脇の遊歩道11:22)
(弁天岩から錦霞渓11:28)
 弁天岩から分岐まで引き返して、次が最後の奇岩「日暮岩」、岩上に出ると弁天岩と錦霞渓が綺麗に見えました。
(日暮岩@11:38)
 日暮岩からの霊山の紅葉も見事だった。
(日暮岩から霊山の紅葉@11:42)
(日暮岩から弁天岩A11:44)
 最後に見下し岩に登って、周りの景色を眺めながら一休み。
(見下し岩11:52)
(見下し岩から11:54)
 今回は10月も末なので花の時期ではなかったのか、野の花の写真は一枚だけだった。スリル満点でKさんの後を追って歩くのが精いっぱいで、写真を撮るゆとりがなかったのかも。
(見下し岩から11:57)
(ヒナギク12:10)
 下山後、こどもの村付近で撮った霊山最後のパノラマ写真がなかなかいい出来栄えですねえ。
(こども村から霊山12:50)
 写真を見て、霊山は怖い山だったとの印象を持ち,いろいろ資料を調べながら纏めたので時間が掛かってしまいましたが、YAMAKEIonline によれば「難易度:初級」となっていました。

3.2 花塚山 
 霊山登山口で弁当を食べて、花塚の里に移動して花塚山に登った。

14:10花塚の里P 一14:20休憩舎ー峠の森ー自然公園分岐ー15:00北峰分岐ー15:08展望台ー15:25花塚山山頂15:31ー16:15花塚の里P 16:25=17:20三春IC=日立北IC=18:50青葉台=19:15我家着
(花塚山登山マップ(分県登山ガイド・福島県の山より) )

 花塚の里から見上げた花塚の山の姿はなだらか。山頂付近に大きな岩がありそうだがーーー。
(花塚の里から花塚山14:10)
 歩き始めはなだらかな登山道だったが、途中から斜度がきつくなり、道の脇には大きな岩が連なるようになった。
(始めはなだらか登山道14:23)
(岩だらけ登山道14:49)
 途中の水場で、パイプから流れ出る美味しい水を頂きながら一休み。
(水場あり14:52)
 途中、峠の森自然公園分岐道があったが、花塚山方向へ。
(稜線上の分岐14:55)
(花塚山へ14:56)
 その先に「←護摩壇岩へ50m1分」「→花塚山山頂へ410m15分」の分岐があり、先ずは護摩壇岩の花塚台へ。
(護摩壇岩←→花塚山頂尾根分岐15:36)
 護摩壇岩という名の大きな岩がある花塚台のピーク、休憩舎兼展望舎もありお休みも出来た。
(花塚台の展望舎15:06)
 護摩壇の上に鎖で登ってバンザーイ!
(花塚台の護摩壇岩15:10)
 護摩壇岩とは違う岩もあったようだ。表示板の「花塚」の下の字が読めない。
(花塚台の岩塊 15:12)
 花塚台からの展望を楽しんでから分岐に戻って、918.5mの花塚山に登った。
(花塚山山頂15:24)
  花塚山山頂からも展望が利き、移ヶ岳辺りの写真を撮ってある。気象条件のよい日には、もしかしたら富士山が見えるかもしれないとのこと。
(花塚山から移ヶ岳15:25)
 山頂近くに三角点標石があり二人の記念写真。
(花塚山2等三角点15:26)
 三角点にタッチしたことで満足して花塚台との分岐点に戻り、綺麗な紅葉を堪能しながら花塚の里へと下って行った。
(下山路の紅葉@15:29)
(下山路の紅葉A15:39)
 花塚の里まで下って撮った写真、順光なら紅葉など綺麗に写っているが、逆光の写真では何もかも真っ黒。
(花塚の里にて:逆光15:50)
(花塚の里にて:順光15:52)
 花塚台を16時25分発車、三春ICから日立北ICまで高速を走って、小林Kさん宅に18時50分着、お礼を言ってお別れし、我家に19時15分無事到着。今日も楽しい一日でした。

 次は、10月27日に二人で登った福島県の鎌倉岳と羽山の山行記を報告します。


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