1.動 機 「栃木の山120」に、県境の茂木近くに低い山がたくさん載っている。あらかた登ったが、一等三角点の松倉山にはまだ登っていなかった。「関東北部の山にも雪が降るかも」との天気予報が流れ、白い日光連山などを見たくなり出かけてみた。松倉山は展望が良くないかもしれないので、途中、御前山の三王山に車で登って、まずここの展望台から展望を楽しんでから茂木に向かった。 2.データ a)山域:三王山(253m)、松倉山(345mm) b)登山日:2004/11/13(土)晴 c)コースタイム: 日立8:40 = 9:40三王山10:20 = 10:40甲部落10:50 = 11:00甲登山口 ---- 11:30 松倉山 10:45 ---- 11:55観音堂12:05 ---- 12:10 岩井戸口12:55 ---- 13:05 七曲 ---- 13:30甲部落 d)同行者:和子 e)地形図:1/25000 「烏山」、「栃木の山120」No.82 3.山行記録 朝から雲ひとつない快晴、ゆっくり我家を出て1時間で御前山市街を通り過ぎて標高253mの三王山に到着した。新しくアクセス道路も整備されていて走りやすかった。山頂にはカエデが一本紅葉しており、ススキも綺麗にたなびいていた。赤い展望台の脇には三等三角点がある。 展望台は20m位ありそうで、最上階に上ると風が強くて寒く、ずい分と揺れるが、展望は360°思うがままである。見える山々の同定をするのに磁石を取り出したが、磁針があらぬ方向を指しながらふらふらする。とっさに取り扱い不良でまた壊してしまったと思ったが、落ち着いてみるとここは鉄製の塔の上、床や柱に引かれて磁石も困っていたのだった。間違いようのない日光男体山を目安に地図向きを合わせる。 北向きの踏み跡に入って元の参道をあわせる。合流点は少し崖になっていてロープが張ってあった。ここには松倉山の小さな指標もぶら下がっていた。 下りで同じ道を歩くのはつまらないと思って、おばあさんの忠告に逆らって、岩井戸入口の立札のところから地形図の破線を信じて左に入った。しばらくはっきりとした道が続いたが、大きな岩に出くわして道が途絶えた。踏み跡自体は岩の先に伸びている。地形図ではこの先は断崖になっているはずだが、地図の見間違いかと思って、苦労して大岩を乗越えて痩せ尾根を下ってみたが、やはり断崖の上に出てしまった。せめてもの慰めに大岩の上で展望を楽しんでから、もとの大岩の下に戻った。地形図の破線はここから右に下る尾根に伸びているのだが、うろうろしてもよく分からない。奥様はこんな藪に入り込むのはごめんだとお冠になる。 次に七曲の立札のところに左に下るしっかりとした道があった。奥様はもう脇道はごめんと参道を下る。ここから別行動になり一人で脇道を下ってみたが、急坂に七曲の道がしっかり付いていた。谷に下ったところで雨水に洗われて道は消えてしまったが、ここで引き返してはなんと言われるか分からないので、沢のような所をしばらく難航するとまた道に出ることが出来た。 今日は土曜日なので真岡線にSLが走る。時間を合わせて天矢場駅近くの踏み切りでシャッタを切って、近くの茂木道の駅で暖かい食事をいただき、御前山のダチョウのいる販売所で野菜を買い込んで帰宅した。 |