H16.月山
1.動 機月山は数多くの綺麗な花が見られる名山なのに、比較的楽に登れる山だと聞いて魅力を感じていた。一年前から東北の山へのマイカー登山を繰り返してきていて、月山もマイカーで行く計画を立てていたのだが、花の季節になって家の補修工事などが入って余り家を空けられない状況になり、こんな時に、月山の前夜発日帰りの格安ツアーの案内が来て飛びついた。バスが小型バスでアクセスには疲れたが、山歩きの間は期待通りに可愛いお花のオンパレード、嬉しい登山だった。 2.データ
a)山域:月山(1,984m)b)登山日:2001/07/21(土)、22(日)
e)地形図:1/25000 「月山」 3.山行記録 夕食、入浴を済ませて我が家近くのバス停で待っていると、やってきたバスは小型バス、20人の参加者がびっしり座っている。常磐道、磐越西線、東北道と長いバス旅は少々きつかった。 月山八合目の駐車場に4時15分に到着し、身支度、準備運動をして4時45分に歩き始めた。8合目の標高1390m、月山頂上1984m 、標高差の594m登りだ。鳥居の向こうに山頂が見えたが、これは一ノ岳で月山はその後ろですとのこと。 少し登ると池塘が点在する弥陀ヶ原の湿原が広がり、一面のニッコウキスゲが綺麗だった。
登山道は土の所は殆どなく、石が敷き詰められていて歩きやすい。足の大きさに合ったような石を歩幅に合わせて敷いてあるみたい。
ゆったりとした登山道を花を眺めながら歩いていけば徐々に高度が上がり、振り返ると弥陀ヶ原の湿原の向こうに八合目登山口のレストハウスも見える。展望を楽しみながら朝の弁当を頂いた。
九号目の山小屋の手前に仏生池があり、周りは賑やかなお花畑、登山者たちも賑やかだった。
九合目を過ぎるとやっと月山山頂が見えてきて、小山を東に回り込んで丁寧に石を敷きこんだ「たたみ石」を通過すると、唯一の急登「行者返し」になり岩を乗り越えながら登って行った。 短い「行者返し」を登り切ると歩きやすい木道を敷いた道が続き、やっと月山の山頂に登りついた。山頂近くはまた一段と花数が多いお花畑になり、シャッタを押すのも忙しい。
小高い山頂部を月山神社が占拠しているため、三角点は頂上より一段低い位置に立てられている。祈祷料を払って境内の山頂部に入ったが、境内は撮影禁止。入口で証拠写真のシャッタを押してもらう。
山頂からの下りは始め岩場の道だったが、周りには登りと同じように高山植物の花が咲き乱れていて目を楽しませてくれる。
牛首に近付くと木道の道になり、牛首から一旦湯殿山神社への尾根道に入って鞍部に下り、登り返して雪渓を渡ると山名標がたつ姥ガ岳山頂で木道が張り巡らされていた。
姥ヶ岳で一休みして下り始めるとまた雪渓渡りになり、張ってあった細いロープを頼りにそろそろと渡り、続く木道を下るとリフト上駅に着いた。
この長いリフトでらくちんしてリフト下駅に着き、少し歩いて駐車場に着くと、朝のバスが待っていた。
バスに乗って、途中、志津温泉で汗を流し、花笠ドライブインで昼食を食べて一路茨城に帰ってきた。
(出会った花々) ガイドさんにたくさんの花の名前を教えてもらい、花の写真を撮りながら歩いた。残っている花写真は、ここに載せたもの以外に、 アザミ、イワイチョウ、ワオトギリ、イワハゼ、ウメバチソウ、ウラジロヨウラク、エゾシオガマ、キヌガサソウ、クモマニガナ、シラネセンキュウ、タカネスミレ、タカネトウウチソウ、タニウツギ、トウゲブキ、トリアシショウマ、ネバリノギラン、ハクサンシャジン、ハクサンボウフウ、ヒナザクラ、ベニバナイチゴ、マルバシモツケ、ミツバオウレン、ミヤマウスユキソウ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマコウゾリナ、ミヤマリンドウ、モミジカラマツ、ヤマアジサイ、ヤマガラシ、ヤマハハコ、ヨツバシオガマ、 と数えきれない。
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