H22.焼岳(MAC山行)

1.動 機
 水戸アルパインクラブに入会して3回目の山行、馴染みになってきた皆さんとの賑やかで楽しい山歩きだった。早朝水戸を出発して一日目は上高地をのんびりと散策して一泊、二日目、大正池から焼岳に登って中の湯に下って天然温泉に浸かって帰ってきた。当日はガスで展望は利かなかったが、焼岳は高度差1000mに満たない小さな山なのに、噴火で大正池を作ったというだけあって変化の多い面白い山だった。
 
2.データ
a)山域:焼岳(2455m)
b)登山日:2002/7/6(土)〜7(日)
c)日程:
7/6:日立BS 6:40 = 7:40 モリ商会前BS =常磐道=外環道=関越道=上信越道= 12:00 姥捨SA(昼食) 12:40 = 13:05 松本IC 14:20 上高地(散策・泊)
7/7:上高地 6:55 ---- 7:05 ウエストン碑 7:15 ---- 7:35 焼岳登山口 ---- 9:55 焼岳小屋 10:10 ---- 11:40 焼岳山頂 11:50 ---- 12:20 昼食 12:45 ---- りんどう平 ---- 14:30 登山口 = 14:40 中の湯温泉 16:00 = 17:20 松本IC = 22:30 水戸IC = 23:30 日立BS

d)同行者:水戸アルパイン会員37名(男14、女23)、和子
e)地形図:1/25000 「焼岳」

3.山行記録
1日目(7/6):曇:上高地
 当時の水戸アルパインクラブのバス乗車は水戸のモリ商会前に集合するのが習わしだったが、馴染みになった日立電鉄の運転手さんの好意で我が家近くのバス停に臨時停車してもらった。水戸まで走って皆さんが乗り込んで松本に向かった。参加者は39名、今に比べて大勢で賑やかだった。常磐道、関越道、関越道、上信越道と走って姥捨SAで昼食休憩、松本ICで高速をR158下りて懐かしい水車が回っている水殿ダムを眺めながら14時20分に上高地に入った。
 大正池湖畔で集合写真を撮ってから今夜の宿に入り、あとは自由散策になった。
(上高地到着)
(焼岳)

 皆さんにくっついて歩いて、アルプスの山を見上げながら明神池や河童橋など上高地の名所を歩き回った。。
(西糸屋山荘)
(明神池)


2日目(7/7):曇後雨:焼岳
 二日目は朝食を食べてから7時前に宿を出発し、ウエストン碑に立ち寄ってから焼岳への登山道に入った。
(ウエストン碑)
(焼岳登山口)

 登山道ははじめ樹林の中の緩やかな道だったが、1時間も歩くと急に勾配がきつくなり道も狭くなり何か所かハシゴやロープも出てきた。やがて森林限界を越えて後ろに大正池が見えてきた。その上に霞沢岳などの山が見えるはずだが、雲がかかってきてよく見えない。
(沢沿いを登る)
(上高地を俯瞰)

 90度の絶壁を長い鉄ハシゴで登ると勾配も楽になり、すぐに焼岳小屋に着いて一休み。焼岳らしい風景はこれからだった。
 一つピークを乗り越えてから山頂への上りになる。ジグザグの道がずっと先まで続いていた。これまではガスで山頂が見えなかったが、ここで行き先が見えてくると先が遠く見えてしようがない。
(ジグザグ登り)

 草付の道を登ると、今度は眼前に焼岳への岩だらけの道が見えてきた。あちこちの岩のすき間から水蒸気も出ていて、焼岳がまだ生きていることを実感させる。
(ガレ場登り)
(火口壁)

 少し下りてからこの岩だらけの急登をがんばって登ると中の湯との分岐点があり、右に10分ほど歩いて山頂に到着した。この山頂は焼岳の北峰で標高2393m、2455mの焼岳山頂はもう少し南にあって今でも噴煙を上げ危険地帯となっていて立ち入り禁止だった。ガスが濃くなって視界がきがず、火口の向かいに見えるはずの本峰も見ることができず、集合写真と各自の記念写真を撮って下山にかかった。
(山頂)
(下山)

 分岐に戻って中の湯方向に向かい、火口壁周りのガレた登山道を歩いていく。残念ながら期待したアルプスの山々は見えなかったが、眼下の火口原のおどおどしい異様な風景が印象的だった。これだけで焼岳に登った甲斐があったというものだ。
(火口湖のある火口原)

 中の湯温泉への下りの道は上高地からの登り道よりも歩きやすかった。時には藪も漕ぎながら休み休み下って行った。
 登山口に下りついて、中の湯温泉の日帰り温泉に入って汗を流して美味しいビールを飲んでバスに乗って一路茨城に帰ってきた。
(中の湯温泉)


 焼岳の写真ファイルには高山植物の写真がいっぱい入っていた。一部だけ載せておきます。
(ハクサンシャクナゲ)
(イワヒゲ)
(アオノツガザクラ)

(イワカガミ)
(イチヤクソウ)
(クガイソウ)

(ニッコウキスゲ)
(ゴゼンタチバナ)
(ツマトリソウ)

(ニガナ)
(カラマツソウ)
(マイヅルソウ)




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