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PA1.塩原自然研究路
(新湯富士・須巻富士)

1.動 機
 水戸アルパインクラブの2013年度11月例会で紅葉を求めて塩原渓谷を歩く計画が持ち上がり、我が家が塩原渓谷を歩いた時のことを思い直してみた。2010年10月に回顧吊橋から不動吊橋まで渓谷沿いを歩き、2002年10月には奥塩原温泉からビジタセンタまで新湯富士と須巻富士の二つの富士山を繋いで縦走したことがある。2010年10月については「X103.塩原渓谷遊歩道」として報告しているが、、2002年についてはこのHP開設前だったので報告していない。2002年の山行のおぼろげな記憶をはっきりさせようと、残っていた写真を使ってこの山行記を書いてみた。(歩行軌跡も地形図の破線の道に合わせて創作したが、実際の自然研究路の道は相当ずれている:A97参照))

2.データ
a)山域:新湯富士(1184m)、須巻富士(710m)
b)登山日:2002/10/30(水)
c)日程:
日立自宅 7:15 = 8:30 道の駅馬頭 8:40 = 9:50 塩原温泉ビジターセンタ 10:20(ゆうバス)= 10:50 奥塩原温泉 ---- 11:05 噴煙展望台 ---- 11:35 新湯富士 11:50 ---- 12:40 大沼 13:00 ---- 13:50 須巻富士 14:05 ---- 14:25 小太郎ヶ淵茶屋 ---- 15:10 ビジタセンタ 15:30 = 道の駅美和 = 18:05 日立自宅
(新湯富士−須巻富士縦走ルート)

(新湯富士−須巻富士縦走ルートの標高差)

d)同行者:和子
e)地形図:1/25000 「塩原」

3.山行記録
 コースは我が家から塩原温泉ビジターセンタまでマイカーで行って駐車場に車を置き、そこから奥塩原温泉までバスで移動して歩き始め、新湯富士、須巻富士と縦走してビジターセンタに戻る予定にした。逆コースも考えられたが、標高が400m以上高い奥塩原温泉から出発した方が楽ちんだろうと考えた。
 朝7時過ぎに我が家を出発し、ビジターセンタにはバスの発射時間の30分前に到着した。身支度を整えてから、バスが来るまでの待ち時間に道路向かいから階段を下りて1年前にできたばかりの七つ岩吊橋で時間をつぶした。
(ビジタセンタ駐車場)
(七ツ岩吊橋)

 塩原温泉市内をめぐるゆーバスに30分ほど揺られて奥塩原温泉まで移動し、バス停前の白樺荘脇に「塩原自然研究路入口」の道標があり、これに従って歩き始めた。すぐに温泉神社の石碑がある古い石段がありこれを登っていった。
(奥塩原温泉の登山口)
(温泉神社の石段)

 石段の途中から左に分かれる道に入って少し歩くと、湯煙が立ちのぼるガレ場を眺める噴煙展望台があった。ここからは眼下に真っ盛りの紅葉の森の写真を撮ってあるが、向かいに見える雪が積もった恰好のいい山並みはどこの山なのだろう、日留賀岳あたりかな?
(噴煙展望台)
(噴煙展望台からの紅葉)

 雑木林の中の上りになるが、木々は綺麗に色づいており、それらの木には自然研究路らしく名札が付けられていた。どんどん登っていくと斜面に雪がうっすらと積もっていた。日立は昨日雨だったが、ここは雪だったのだ。積雪は2〜3センチあったが、新雪なので滑る心配は余りないので構わず進んだ。
 ・1147のピークから一旦下って登り返した新湯富士山頂には標高1180mの山頂標(地形図では1184.1m)があり、その前で証拠写真を撮った。展望写真が残っていないので、山頂からの展望は良くないのだろう。
(雪道)
(新湯富士山頂)

 ハウチワカエデなどの綺麗な黄葉に慰められながら急坂を下っていくと「塩原自然研究路」の看板があり、道がなだらかになる。
(紅葉)
(塩原自然研究路)

 間もなく車道を渡ると大沼湿原になり、葦原の中の木道を歩くようになった。大沼の境まで来て振り返ると、先ほどまでいた新湯富士が格好良く見えていた。しばらく昼食休憩。
 大沼の両側に遊歩道があったが、大沼と新湯富士の組み合わせた写真の構図を考えながら、大沼の右岸を歩いていった。
(湿原の木道)
(大沼と新湯富士)

 大沼を出てからなだらかな下り坂に40分ほど歩いていくと十字路になり、右に行けば小太郎ヶ淵だが、直進して須巻富士に登った。須巻富士山頂には川崎大師不動尊があり、2日前に例祭が行われたばかりで、真新しい幟が立っていた。
 須巻富士から十字路に引き返して、樹林帯の中を小太郎ヶ淵に下ると、岩を縫う清流が綺麗だった。
(須巻富士山頂)
(小太郎ヶ淵の清流)

 少し下ったところに茶屋があり、近くに小太郎ヶ淵標高600mの看板が立っていた。
(小太郎ヶ淵茶屋)
(小太郎ヶ淵看板)

 小太郎ヶ淵から黄葉を眺めながら歩き、仙人岩吊橋を渡って遊歩道を歩いてビジタセンタに戻りついた。5時間ほどの紅葉の中の楽しいハイキングでした。
(黄葉)
(仙人岩吊橋)

 

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