S31.棟峰−羽黒山(藪漕ぎハイキング)

1.動 機
3月の初日、寒いが天気は良さそうなので、軽い陽だまりハイキングの積りで、笠間の先の低山、棟峰と羽黒山に出かけた。シモンHPによれば、多少藪漕ぎはありそうだが半日ハイキングに丁度良さそうだ。シモンさんと逆コースを歩こうと軽く考えて出かけたのだが、今まで経験したことが無い、物凄い藪漕ぎを経験してきました。他の方には決してお奨めできないコースでした。

(Pを出発、赤線のルートを反時計回りに歩きました)

2.データ
a)山域:山域:棟峰(264m) 、羽黒山(245m)
b)登山日:2005/03/01(火)晴
c)コースタイム: 
自宅9:15 = 10:40 出雲大社駐車場10:50 ---- 11:00 里宮 ---- 11:45 破線道合流点 11:50 ---- 12:30 林道 ---- 12:40 伐採地(昼食)13:15 ---- 13:30 棟峰 ---- 13:50 羽黒山 ---- 14:50 ・207峰 ---- 15:30 出雲大社駐車場 ---- 出雲大社 ---- 出雲大社駐車場16:10 ---- 18:00自宅
d)同行者:和子
e)地形図:1/25000 「羽黒(南西)」

3.記 録 
だだっ広い出雲大社駐車場に只一台駐車して歩き始めた。田圃の畦道を歩いて車道に出て臼庭に向かい、すぐの右手にあった里の神社に向かって入り、その裏を抜けて破線の広い道を登った。周りの松の木が松食い虫にやられて全滅していた。途中、枯れた松の木を処分した場所があり、これから先は路上の倒木もそのままで、何回も乗越えながら歩くことになった。
小ピークを迂回したところで分岐があり、右手は方向違い、地形図通りに尾根を通る道は踏み跡程度なので、左手の道を行けば尾根に上がるところがあるかと考えてこちらに入った。倒木が多くて、もぐったり乗越えたりしてしばらく進んだが、何時までたっても尾根に上がる分岐はなく、這い上がるのも急坂過ぎるので、引返して尾根の踏み跡に入り込んだ。これが間違いで、尾根上の踏み跡は薄く、太いシノダケが密集しており、この物凄い藪を掻き分けながら登る30分は大変なアルバイトだった。ピークに出て、ぼやく奥様を置いてうろつき、やっとはっきりとした道を見付けたときは心底ほっとした。
この道には枝先に青いテープが取り付けてあり、これを頼りにしながら二つのピークを越えて、一旦北中山大月林道に降りた。立派な林道完成記念碑を過ぎたところの左手に作業道が上がっており、少し上がると伐採地に出て、日当たりが良くて気持ちが良いので、ここで弁当を食べた。 ここから棟峰までは踏み跡は薄かったが、高みに向かえばと思って登ったが、ところどころ、その踏み跡も消えた。それでも、先ほどの藪漕ぎに比べれば楽なもので、奥様の苦情も聞かれなかった。登山道上の真ん中に三角点の石があって証拠写真を撮ったが、展望も無いのでそのまま羽黒山へ向かった。
ここから羽黒山までは良く歩かれているのか分かりやすい道が伸びていた。いくつか窪地を越えて、20mほどの円形に区切られた敷地内に祭られた3m高さほどの小さな羽黒山神社に着いた。鐘代わりだろうか、アルミ鍋をぶら下げてあった。
ここからは3方向に広い道が登ってきていたが、予め考えていた207m峰を踏みたくて、土手を降りたところの青いテープのある踏み跡に入り込んだ。踏み跡は薄いが、下りの途中までは何とか道だった。最後の青テープの先は枯れて倒れた藪で阻まれ、どちらへも次のテープを見つけることが出来なくなった。こちらのシノダケは若くて掻き分けやすかったが、今度はつるが蔓延っていて苦労させてくれた。207m峰のキレットに着いた時、三方向を崖で阻まれて「はて、降り道はどこだろう」とつぶやいたら、へとへとになっていた奥様はうずくまってしまった。何とか説得して少し引返したところに、崖の段差の小さくなったところを見つけて降り、植林の中を下って、羽黒山から谷沿いを下ってくる破線の道に合流した。
間もなく民家のある車道に出て、出雲大社駐車場まで広い道を歩いたが、途中、富士山から吾国山、今月同期会で歩く難台山から愛宕山と続く山並み、向かい合って加波山の連山が見渡せて気持ちよかった。民家の庭には福寿草も咲いていて綺麗だった。
出雲大社駐車場についてから、目の前の出雲大社にお参りして来た。ある日R50を帰ってくるとき、左手の高台に忽然と現れたこの立派な神社が、以前から気になっていた。案内板の説明によると、この社殿は、島根の出雲大社、長野の諏訪大社との直線上にある福原の地に、出雲大社と同じ様式で建てられ、平成4年に出雲より分霊を鎮座させたたとのことである。レストランやガラス工房など併設されているのに、人っ子一人見かけなかったが、ご本殿の巨大な注連縄は見事だった。



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