S44.筑波山

1.動 機
筑波山の裏側にはカタクリやニリンソウがたくさん咲くので何回か歩いたことがある。今回は、下山先生が水戸アルパインのお嬢さん4名を案内するとのことで、これにくっついて歩いてきた。丁度カタクリの満開時期に合い、まるで薄紫の絨毯を敷いたような眺めだった。帰りには、深谷さんの邸宅に案内され、その広い庭では、大きなヤマザクラの古木が満開になっており、レンギョウ、ユキヤナギ、リキュウバイ、ボケなど色とりどりの花を楽しむことができた。

2.データ
a)山域:筑波山(877m)
b)登山日:2005/04/14(木)晴
c)コースタイム: 
日立自宅7:40 = 9:00 筑波高原キャンプ場P 9:10 ---- 9:30 水源ルート入口 ---- 10:50北斗岩(昼食) 11:25 ---- 11:40女体山 12:00 ---- 13:10 筑波高原キャンプ場13:20 = 14:00深谷邸15:10 = 16:10 静公園16:50 = 17:45日立自宅
d)同行者:下山、深谷、関根、広瀬、高橋、和子
e)地形図:1/25000 「筑波(北東)」

3.記 録 
筑波高原キャンプ場に集合し、身支度を整えて出発。下山先生の説明を聞いて、4年前の62会の時とは逆コースに、つくばね荘方向の林道を歩き始めた。林道脇には、ユリワサビ、エンレイソウ、アブラチャン、キブシなどが咲いて迎えてくれた。途中から、つつじヶ丘への道に入り、更に流れのところでこれとも分かれて、坂道に入った。水源施設の小屋に出会うあたりからカタクリが目立ち始めた。みんなデジカメを構えて、あちらから、こちらからとシャッタを押し、急にペースが落ちて来た。沢筋を登っていったが、登るにつれてカタクリは数を増し、ニリンソウやキクザキイチゲも花開いてきて、カメラはますます忙しくなった。このコースは花が多い割りにはあまり知られていない道のようで、今日も誰にも出会わなかった。
数箇所で、休憩を入れながらゆっくり歩いて屏風岩の近くで尾根道に上がり、北斗岩の周りで昼食をとった。青菜のお浸し、梅のカリカリ漬けなどおすそ分けを頂き、食後は高級な落雁のデザートまででた。
食後、女体山の岩の上に登って春霞の展望を楽しみ、親切な女性に集合写真のシャッタを押してもらって、下山にかかる。神社からすぐの別れで、キャンプ場への一般コースに入ったが、先生の案内で道を外れて左の谷筋に下りていった。この辺りカタクリが一面に咲いており、道もないのでカタクリを踏まないように歩くのに苦労した。ユキザサの新芽があちこちに頭を出しており、春の香りを少し頂戴した。イチゲやカタバミも咲いており、ゆっくりと鑑賞しながら、キャンプ場に下りついた。キャンプ場の周りにもカタクリがいっぱい咲いていたが、ロープにしっかり保護されている姿は、ここまで自然の中の花を眺めてきた目には少し味気ない感じが否なめなかった。
キャンプ場で先生から配られたジュースで喉を潤し、深谷車に先導されて協和町の深谷邸に向かった。大きなサクラの木が聳えており満開の花で出迎えてくれた。庭の広さにみんなびっくり、大きなサクラの古木や記念樹の欅の木もこの広さなら違和感がない。レンギョウ、ユキヤナギ、リキュウバイ、ボケなど春の花が咲き、地面にはイカリソウやショカッサイもいろどりを添えている。中央にしつらえられた自然木の椅子に座って、手作りのシフォンケーキを頂きながら、皆さんの話は尽きなかった。
深谷邸を辞して、帰途、静公園に立ち寄って一回りしてみた。ここも、ソメイヨシノやツバキの花が満開で綺麗だった。



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