S52.シロヤシオの奥久慈男体山


1.動 機
下山先生から「8日に男体山に登ったらシロヤシオが満開だったよ」と連絡してもらった。水戸アルパインの仲間にも連絡が入って、早速行ってみたという。シロヤシオには那須や鶏頂山でお目にかかったが、近くの県内で見ることができるのが嬉しく4日後に行ってみた。シロヤシオの花は真っ白に咲いており、新緑の緑、ヤマツツジの赤、ミツバツツジの赤紫とコントラストが綺麗だった。

2.データ
a)山域:男体山(654m)
b)登山日:2005/05/12(木)晴時々曇
c)コースタイム: 
森山8:30 = 9:35 滝倉トンネル 9:40 ---- 10:50 男体山11:15 ----(シロヤシオ)---- 11:50袋田分岐 ----(タラノメ)---- 12:40男体神社12:45 ----(フキ)---- 13:20スーパ林道(昼食)13:40 ----(フキ)---- 14:30滝倉トンネル = 16:00 森山      
d)同行者:和子
e)地形図:1/25000 「大仲宿(北西)」

3.記 録 
通勤時間帯が終わって我が家を出発し、「満開の連絡を貰ったのは8日、今日は12日、シロヤシオはまだ残っているかな」と心配しながら走って、滝倉トンネルの入口に車を停めた。大円地Pには3台停まっていたが、こちらには先客はいなかった。
(ヤマツツジと男体山)
滝倉コースを登り始めると、早速、ヤマツツジの真っ赤な花が迎えてくれた。男体山までの急登をひたすら登る。チゴユリやウツギの白い花が慰めてくれるが、この坂は登るごとにだんだん長く感じられるようになってきた。年毎に体力が落ちてくるのかと思い知らされる。
健脚コースを登ってきた3人の東海の女性グループに追いついて一緒に山頂に到着。一般コースから二人連れの女性も登ってきた。
山頂からNHK小屋の後の稜線に白い花が見え、シロヤシオのように思えた。カメラだけ引っ掛けて散乱するテイッシュを乗り越え、踏み跡を通って近くに行って見るとやはりシロヤシオだった。大きなシロヤシオの木が数本立っていて、丁度満開になっていた。6年前に釈迦ケ岳で出会った時のシロヤシオの感激には及ばないが、遜色ない見事な花つきだった。嬉しくなって、女性陣にも教えてあげたら、食事を中断して見に行っていた。
(シロヤシオとミツバツツジ)
朝食の遅い我が家には弁当を広げるのははまだ早いので、そのまま袋田方向に歩き始めた。二人の男性とすれ違って下っていくと、シロヤシオが次々に現れてきた。ヤマツツジやミツバツツジも咲いているので、色の取り合わせが美しい。カメラアングルを考えるのも楽しい。
上小川駅方向の指標が現れて男体神社に向かうと、タラボの木が現れた。神社に着くまでの下り道の両側にはタラボの木が多かったが、ほとんど芽が1〜2本しか残っていない。藪の先まで入り込んで、芽の多いものを物色しているうちに結構な量になった。難しいところに生えているタラボは一番芽がそのまま育ってしまっており、脇芽も出ていないので使い物にならない。今の時期は、一番目を採られたものだけが、2番目が出て適当な大きさの芽になっているようだった。大勢の人がタラボを味わうには、取り残しがあってはならない。
思ったよりも長い下り道を歩いて男体神社にお参りする。タラボ採りの藪漕ぎでお腹がすいたので、ここで昼食をと思ったが、小さな虫がたくさん飛んでいて退散する。道すがらフキを収穫しながらスーパ林道に出たところで、格好の場所を見つけて弁当を広げた。スーパ林道のほとりでも、あちこちで立ち止まってはフキを収穫しながら滝倉トンネルの駐車場所に戻った。たった1kmほどの行程だが、せっせとフキ採りをしたので車まで1時間近くかかった。



戻る

inserted by FC2 system