S72.小木津山自然公園(ナビ回文遊び)

1.動 機
ポケットナビを持って歩く遊びには色々あるらしい。最近2回ほど経度緯度に同じ数字が並ぶぞろ目遊びをしたが、ぼとくさんのHPに、前から読んでも後ろから読んでも同じ数値になる回文遊びが報告されていた。日立北部の小木津山自然公園近くに北緯(36°38.304′)東経(140°38.363′)の地点があり、北緯東経を繋ぐと前から読んでも後ろから読んでも、(363830414038363)となる。北緯(36°38′30.4″)東経(140°38′36.3″)でも同じなので、ポイント1、2として2地点を探訪しよう計画していた。梅雨の合間に気温が下がって低山でも歩けそうになったのでトライしてみた。


2.データ
a)山域:最高地点(382m)
b)登山日:2005/07/13(水)曇り
c)コースタイム: 
自宅10:00 = 10:45 自然公園駐車場10:55 ---- 11:20 いしくぼの滝 ---- 11:40公園外周 ---- 12:10 林道出会い(迷い)12:30 ---- 12:50回文ポイント113:30 ---- 13:50神峰山分岐 ---- 14:10沢平分岐(昼食)14:30 ---- 14:50林道出会い ---- 15:15公園外周 ---- 15:25南展望台15:35 ---- 16:00自然公園駐車場16:05 = 17:40自宅
d)同行者:和子
e)地形図:1/25000 「日立(北西)」

3.記 録 
ゆっくり我家を出て、自然公園の駐車場に車を止めて、11時少し前に歩き始めた。中央園地の池一面に咲いている睡蓮の花を眺め、いしくぼの滝の脇を通って神峰山登山道に向かって登っていった。涼しいとはいえ、梅雨時なので蒸し暑い。ゆっくり歩くと、道端にはネジバナ、アザミ、ウツボグサ、トリアシショウマ、オカトラノオ、ニガナ、ドクダミ、トンボソウ、アジサイ、などたくさんの野の花が咲いていて飽きさせない。
林道の出会いに出て、神峰山方向への破線の道だと思って広い林道を右に進むと、ナビの上で破線の道からどんどん外れてくる。勘違いかと引き返して反対方向に歩いたが、やはりおかしい。出会い点に戻ってよく見ると、正面の土手に踏み後が登っていた。右への林道は新しく作られたもので、地形図には出ていない道だった。やっと破線の道に入って5分も歩いたピークあたりで、ナビに指定した回文ポイント1の左手になった。10分ほど道なき道を立ち木を掻き分けながら進んで、ポイント近くになった。
ここからがこの遊びの真髄で、根気のいることになる。ナビの表示を地図モードから数値モードに変更して、表示が丁度北緯(36°38.304′)東経(140°38.363′)ぴったりになるよう、立ち木をかわしながら右往左往する。軍事目的のGPSを民間に使わせるのに分解能や精度を落としてあるのか、上空に樹木の葉が茂っているためか、最小桁はなかなか合わない。同じ位置にじっとして居たのでは殆ど数値は変わらないし、そうかと言って、短気を起こして少し動くと数値は大きく変わって、目標値を超えてしまう。変化の途中でぴったりの数値になることがあっても、カメラを準備する間に変わってしまって証拠写真を撮ることができない。30分以上頑張って、やっと目的の写真を撮ることができた。
次の回文ポイント2は登山道からもっと離れているのでもっと藪を漕がなければならないだろうし、杉の植林が茂っていて数値合わせに時間がかかりそうに思えた。回文ポイント2は冬の藪が少ない時期に出直すことにして、今回はこれで満足することにした。
今回のルートの最高地点382mピークを越えて、神峰山登山道から分かれたあたりでやっと空腹を覚えてきた。沢平分岐近くの道傍で弁当を食べて小木津山自然公園に戻り、南展望台でゆっくりと太平洋を眺めてから駐車場に戻った。駐車場の近くの「まむし注意」の立札が何本も立っている湿地帯に、クサレダマがキンコウカのように黄色い花を綺麗に咲かせていて、最後のサービスをしてくれた。



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