T13 石割山(富士展望の山)

1.動 機
(石割山山頂にて)
水戸アルパインの一月例会はいつも富士山を眺めに行く山行が計画され、富士山が大好きな我が家は毎年楽しみにしている。今年は山中湖湖畔の1413mの石割山、標高968mの湖畔からわずか445mほど登ると山頂につき、眼前に富士山の大展望が開け、下りもここから富士山を目の前に見ながら平尾山、大平山、飯盛山と順番に高度を下げながら歩くらくちんルートである。前日太平洋側が大雪になり展望を心配したが、日曜日当日は晴天、金曜日まで黒かった富士山も雪をかぶって白くお化粧し、朝バスの中からも紅富士を拝むことができ、石割山山頂からも期待通りに美しい富士山を眺めて、大満足の山行でした。

2.データ
(石割山縦走ルート)
a)山域:石割山(1413m)、平尾山(1318m)、大平山(1296m)、飯盛山(1178m)
b)登山日: 2006/01/22(日)晴(前夜発)
c)コースタイム
1月21日: 計算センタ前20:50 = 21:30勝田駅21:35 = 22:15水戸IC= 23:10守谷SA 23:20 =
1月22日:=談合坂SA(仮眠)6:00 = 山中湖IC = 7:10石割の湯入口7:20 ---- 7:50登山道8:00 ---- 8:35富士見平8:40 ---- 8:50石割神社9:10 ---- 9:30石割山10:05 ---- 10:50平尾山 ---- 11:40大平山12:20 ---- 12:50飯盛山---- 13:05ゲート---- 13:30花の森公園入口 ---- 14:55駐車場15:05= 13:55紅富士の湯(入浴)14:45 = 河口湖IC = 15:55石川PA16:10 = 17:20守谷SA(夕食)17:50 = 18:35水戸IC = 20:00計算センタ前
d)同行者:水戸アルパイン(男性6名、女性7名)、和子
e)地形図:1/25000「御正体山」

3.記 録 
(車窓からの紅富士)
a)登山口へ
夜8時45分にいつものように日立でトップ乗車した。バスは座席の整備などして定刻の50分になって発車し、東海駅、勝田駅、水戸駅などで仲間を乗せて10時15分に水戸ICで常磐道に乗った。今回の参加者は14名、二人分の座席をみんな一人で占めることができて、守谷SAで休憩した後談合坂SAで朝5時過ぎに目覚めるまでゆっくりと眠ることができた。
朝食をとって6時に談合坂を出発し、大月ICから曲がって河口湖に向かうころ夜が明けだし、絶好の好天気に恵まれて朝焼けの富士山を眺めながら山中湖ICで降りて、バスはR138で山中湖の南岸を走った。車中からは山中湖越に石割山の山並みも綺麗に見えて、今日のすばらしい展望登山を期待させ、紅富士や石割山の写真を撮るのに忙しかった。バスは早朝には石割の湯に入れないので、石割の湯入口の国道沿いに停車した。富士山も綺麗に見えていて、みんな車窓からでない姿をゆっくりとカメラに収めてから、身支度を整えて歩き始めた。
b)石割山へ
はじめは雪の積もった車道を石割り山を目の前に見ながら歩いたが、石割の湯を通り過ぎると急坂になり、雪に足をとられないように気を使った。登山道と合流するとと富士山が綺麗に見えるようになり、石割山も大きく見えてきて慰められた。富士見平では山中湖の向こうに富士山と三国山の稜線が綺麗に広がっていた。
(ぶなの樹氷)
(石割神社、後の岩が天岩戸)

石割神社近くでは真っ青な空をバックに何本もの大きなぶなの樹氷がそびえているのがとても美しく印象的で、みんなカメラを向けた。石割神社につくと後ろに竪にまっ二つに割れた大きな岩があり、「天岩戸岩の割れ目を通ると幸運が開ける」というので、早速左巻きに通ろうとしたが、ザックを背負ってはつかえて通過できなかった。立て札では右巻きが正しいとあったので、ザックをおいて右巻きにやり直した。正面を向いては通れず、横向きでやっと通れる隙間しかない、 腹が出っ張った人だと、横向きでも通過できそうになかった。
(石割山頂からの大展望)

ここから山頂まで急登が続き、雪が積もっていて歩きにくく、アイゼンをつけた方が楽だったなと反省した。石割山山頂に着くとすばらしい展望が待っていた。これから辿る平尾山 から飯盛山にいたる稜線の後ろに見事な富士山が広がり、左手前に山中湖、その後ろに三国山の山並みが行儀良く並んでいて、右手の南アルプスは雲の中だがこれで大満足だ。ひとしきり展望写真を撮り、めいめいの集合写真を撮ってから、石割山標識と富士山をバックの集合写真を撮った。おやつを出して喜びあっているいるうちに、いつの間にか富士山が雲の中に隠れてしまっていた。朝も10時にもなると雲が出てくるのだと、今までの好展望に満足して下山することになった。
c)花の都公園へ下山
(樹氷のトンネル)
下りは滑りやすいので、全員アイゼンを着けるよう指示が出た。雪道はやはりアイゼンがあった方が歩きやすい。眼前にまた現れてきた富士山を眺めながら急な階段道を下り、平尾山のピークで小休止した。このあたりから富士山が雲の中に完全に隠れてしまい、せっかくのビューポイントも台無しだ。こうなると雪をつけた雑木が絶景だ。樹氷のトンネルをくぐってさらに下ると敷地内の道路をブルドーザが除雪している大きな別荘地脇を通過した。富士山も苦労して眺めるのが嬉しいので、毎日眺めていたのでは有難くもなくなるだろうとやっかみ半分考えた。絶景ポイントの太平山のピークについたが富士山は見えず、風も強いので、風除けにここを少し下ったところで弁当を広げた。また富士山が顔を出しそうになったので、食事を中途にして期待しながら太平山まで登り返してみたが無駄だった。山中湖のパノラマを撮ってあきらめた。
見えそうでなかなか姿を出さない富士山を気にしながら単調な尾根道をどんどん下って、アンテナのピーク飯盛山で小休止、次の長池山の小さなピークを超えてホテルマウント富士への分岐のところで尾根筋から忍野方向に曲がった。20分歩いてゲートを越えて車道に出て、アイゼンをはずしてバスの待つ花の都公園まで広い車道を歩いた。カーブを曲がったところで大きな富士山が姿を現してみんなで歓声をあげた。花の都公園からは広い雪原越しの富士山が見事だった。富士山を満喫しながら花の都公園を横切って、公園駐車場で待っていたバスに乗った。日帰り温泉「紅富士の湯」がすぐ近くにあり、ゆっくりと汗を流した。売り物の富士山を眺めながらの野天風呂は気持ちがよかった。
(花の都公園からの富士山)
(いい湯だな)

バスの車窓から石割山と富士山にさよならして、河口湖ICから高速に乗った。昨日の大雪のため出かける人が敬遠したのだろう、いつも渋滞する中央道も快調に走り、日曜日の首都高もすいすいと通過して、守谷SAで夕食をとっても、水戸ICに4時間で到着した。



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