T24 県植物園から県民の森へ
  (早春の花を求めて)

1.動 機
今時は例年なら福寿草など早春の花が咲き始め、あちこち出かけている時期だが、今年は気温の低い日が続いたので、どこも2週間ぐらい遅れている。そろそろ福寿草がどこかで咲いていないかととインターネットで調べると、県の植物園で、福寿草、マンサク、ロウバイが咲いていると出ていた。早速出かけてみると、情報の花の他にもフユツバキやザゼンソウが咲いていて、気温も15度を越す春を先取りしたような暖かい日になり、幸せいっぱいなハイキングになりました。

2.データ
a)山域:第一広場(95m)
b)登山日: 2006/02/14(火)晴
c)コースタイム:日立自宅 9:50 = 10:30 植物園駐車場 10:40 ---- 料金所 ---- 野草園 ---- 岩石園 ---- 水生植物園 ---- 展望台 ---- 12:05 第二広場(昼食)13:00 ---- 第一広場 ---- 14:20 植物園駐車場 14:30 = 16:00 日立自宅
d)同行者:和子
e)地形図:1/25000「石塚(北西)」
(歩行ルートと花の咲いていたポイント)


3.記 録 
朝ゆっくり10時半に植物園の駐車場につくと、続いて幼稚園のバスが5台続々と到着した。可愛い賑やかな声が響く。120円払って入場したが、昭和13年4月以前生まれの人は無料とのことで、一緒に入場したご夫婦は「すみませんね」といいながらフリーパスで入っていかれた。
入場門すぐ右に野草園があり、福寿草が10株ほど咲いていた。これからまだまだ咲きそうだったが、日当たりが良かったので、黄色い花をいっぱいに広げて綺麗だった。ミツマタももうすぐ咲きそうにつぼみを膨らませており、そばにロウバイが一本咲いていた。係りの人が通りかかって「水生園にザゼンソウが咲いているよ」と教えてくれた。
岩石園に行くとマンサクが綺麗に咲いていた。カメラを向けてシャッタを押していると、そばの木になにやら赤い花が咲いていた。よく見ると、マンサクそっくりの形をしている。赤いマンサクは聞いたこともなかったが、マンサクということにして写真にした。ここにはロウバイも数本咲いていて、花つきも見事だった。
森の架け橋の所から坂を下りて、水芭蕉が芽を出し始めている水生植物園を歩き回ってザゼンソウを探した。目立たない花なので、なかなか見つからなかったが、一株見つけると次々と目に入ってきた。やっと数株が仏焔苞を開き始めたところで、見ごろはまだ少し先のようだった。
(奇遇)
上に戻って熱帯植物館の方に歩くと、花芽をつけた石楠花がたくさんあり、椿園には寒椿が可愛い花をつけていた。熱帯植物館の前に展望台があったので、高いところが好きなので登ってみようと近づくと、向こうから見たことのありそうな人が近づいてきた。下山先生だった。お互い「もっと高いところへ行っていると思っていたのに」といいながら奇遇を喜び合った。さっきの赤い花がマンサクであることを確認した。
森の架け橋を渡って、一方通行のゲートを通って県民の森に入った。こちらは入場無料だが、ここから植物園には戻ってこられない。桜山を過ぎて第二広場で昼食にした。今日はバーナとなべを持参して、バーナの使い方の復習をかねて、熱いインスタントラーメンのごった煮の昼食だ。
第一広場の手前に展望所ができており、西方向の展望が開けて、花香月山のアンテナ塔が目立ち、鶏足山から仏頂山の山塊が見えていた。 第一広場に登ってその先に歩いて駐車場に戻ろうとしたが、途中が工事中で通行止めになっていた。第一広場まで引き返して、ここから駐車場に戻った。途中、炭焼き小屋、水車小屋を見て歩くと、駐車場脇の池には白鳥や黒鳥、名前は知らないがカモの仲間のような水鳥がたくさん泳いでいた。

早春の花達の写真
(フクジュソウ)
(ロウバイ)

(マンサク)
(赤いマンサク)

(ザゼンソウ)
(カンツバキ)



戻る

inserted by FC2 system